運を引き寄せる最高の考え方が「未来志向」です。
とにかくワクワクする、楽しい、という基準で物事を考えます。
目標を実現できない人の多くは、どうせ無理だろうと
やる前からあきらめの感情を持ったり、しなければならないと
いう嫌な感情やプレッシャーを感じたりしています。
これらはとどちらも不要なものです。
まずは実現する可能性については一切考えずに、ひたすら肯定的
になることが大切です。
肯定的に考えて一生懸命ワクワク行動し、後は流れに任せます。
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気が付くとカビ
社宅の北子安庵に住み始めて16年。
このコロナ禍の昨年の暮。
除湿器をいつもセットしてカビ対策はバッチリのはずのクローゼットルームが、ある日気づいてみると、洋服もバッグもベルトもすべて白カビに覆われていました。
確かに、この付近は海も近くて湿度が高く、カビが生えやすいことはわかりますが、ここまで全部に生えてしまうとショックでした。コートにスーツにセーターにパンツ、シャツ、そして、バッグにベルト。全て洗ってカビを取らないといけない。
まっいいか・・。
常日頃から言ってたことの実践やな。
ということで、衣類は、まず、石油系ドライクリーニングの溶剤にカビを取るための除菌、抗菌剤を添加して洗い、乾燥後はこちらも、除菌抗菌剤を加えた水で洗います。
洗い後は抗菌剤を噴霧しながら整形し、よく乾かしてからプレスします。
レザーのバッグやベルトは加脂剤のラノリンを溶かして除菌抗菌剤を添加した水の中でブラッシングしてカビを取り、乾いてから、抗菌剤入りのクリームを塗って仕上げます。
今回は、全体的に白くなっていた割にはカビが生地やレザーに深く根を張っているものがなく、洗うときれいに取れて、カビ跡が残るものはありませんでした。
ふつうは、あれだけ全体に白くなると、染色がカビに喰われてしまっているものが多く、カビを取っても、カビの跡が点々と色抜けして残ります。この場合は色修正して、カビ跡を一つ一つ消していくので大変です。
また、茶色いカビや臭いの強いカビになってくると、洗うだけでは取れなくて、温度を上げて漂白して取っていきますが、なかなか完全に取ることは難しく、カビ跡が薄く残ったり、臭いが薄く残ったりします。
今回あれだけ全体に白くなっていてきれいに取れたのは、カビが繁殖し始めてからの時間がそれ程経ってなくて、カビが深く根を張っていなかったからで、気づくのがあとしばらく遅れたら、着れなくなった衣類や、使えなくなったバッグやベルトがかなり出たと思います。
今では、エアコンの温度は常に24度設定。そして除湿器。と同時に、サーキュレーターで空気を循環させ湿気が籠らないようにして、いつもチェックし、二度とカビが生えないように気を付けています。
何故急にカビの事を書いたのかと言うと、工房にはとにかくカビのコート。カビのバック。カビのレザージャケット。カビのスーツや礼服が入荷してきます。コロナ禍で外出せず、クローゼットに仕舞いこんだ洋服やレザーたちが、カビでみんなやられてます。まったく私と一緒です。
ということは、仕事柄というか、このカビのディフェンスをお客様にお知らせしておかないと同じ目にあいます。で、「新人さんいらっしゃ~い」というクリーニングの入門ブログで、うちのスタッフたちや、うちのウォータークリーニングを扱うスタッフの皆さんに、やはりこういったことを勉強してもらいたいと、思いました。
それで、今日から「新人さんいらっしゃ~い!」クリーニングブログで、少しばかりカビとカビ対策のお話をしますので、是非勉強して下さい。そして自分や、お客様の衣類やレザーをカビから守りましょう。カビにやられるとカビ跡は取れないし、カビ跡を染色するといったってバカにならないし、やはり日頃からメンテナンスに意識を向けておくということが「日本人のもったいない精神」から言いますと、とても大切なことだと思っています。
●お知らせ
本日の「新人さんいらっしゃ~い」ブログに「カビ嫌、嫌~」を掲載しています。
なお、毎日この手のメンテナンス内容を掲載して予定です。
是非読んでみてコメントをお書き下さい。
フロントやクリーニング担当者の基礎知識になります。