「筋を通す」の意味は「道理を通す」
「方針などが終始変わらない」の2つ
「筋を通す」には2つの意味があります。
①道理を通す、しかるべき手続きを踏む
②方針や考え方などが最初から最後まで変わらない。
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昨日のリモート研修でお話しした内容は、
「自己評価」「自己肯定感」「存在の自信」を高めないと、
人は本当の幸せを得ることはできない、でした。
「長所進展法」という考え方があります。
人でも、モノでもその得意分野、ツイている部分、自信があり、
才能があり、人から認められるところを徹底的に伸ばすことで、
欠点や短所が目立たなくなり、長所が輝けば、最終的には欠点
や短所も一つの魅力に変わってしまうという考え方です。
人間は誰でも、苦手はあります。その苦手を克服しようと頑張る
生き方も悪くないし、苦手（自分の欠点）をよくよく心得て
苦手を克服しようと頑張る生き方も道を歩む人なら大切です。
ただ、組織や会社などの人の集まりでは「短所是正」に時間と
エネルギーをかけるのならば、その同じ時間とエネルギーを
「長所伸展」に投入した方が、はるかに効率的であり効果的
であることは、間違いありません。
まあ、個人もそうです。
誰にだって、苦手な相手や付き合いたくない相手はいるものです。
私の場合は、「筋が通らない人や、組織」。つまり自分本位で一
貫性がなく、礼儀正しくない人や組織は、とても気持ちが悪く
あまりお付き合いしたくない。
仕事柄のお付き合いであっても、そういう「筋の通らない」相手
から嫌われないようにしようとか、なんとか仲良くなる方法を
探すのには、そこに大きな時間とエネルギーを注いでも見返りが
少なく、何より苦手な人と向き合うという苦痛もあるので、どう
考えても、「楽しく」ありません。
そういう場合は、苦手な人や組織はそのままソっとしておき、必要
最低限のお付き合いはしても、そこにはエネルギーを注がない。
楽しくないから。
最終手段として、苦手な人や組織とは「とても距離を置いて離れる」
という方法を取ります。
人は「道徳的な、マナー的な筋を通す」とき、何をするのか、どこへ
行くのかより、誰とするのか、誰と行くのかを優先するのが自然な心
の動きなのです。その自然な素直な心にウソをつかないことが大切です。
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と、書き終わってメール欄を見ると・・。
ナチュラルクリーン中田 輝道様 皆様
いつも大変お世話になっております。
また、先日はお忙しい中貴重なお時間を割いてご対応頂き誠に有難うございました。
本日、お見積りを頂戴しておりましたお客様の件で今井様にご対応頂きました。
その際に先日ご相談に乗って頂いたお客様のスーツトラウザーズの件で私からの
報告が無かった事についてご指摘頂きました。
中田様、今井様の仰る通り、本来であれば私から真っ先にご報告すべきでした。
ご対応頂きながらご報告をせずにおりました事、人間として大変恥ずかしく情けない
事をしてしまったとご指摘頂き深く反省致しております。
そういった私の至らなさがお客様をご対応する上でも対応の中に表れているのかも
しれません。
私の人としての未熟な部分を見つめなおし、私は今からでも変わりたいと思って
います。
行動を変え、思考を変え、人としての当たり前の礼儀や感謝を出来る人間になれる
よう努力致します。
自分の行動、言動の一つ一つを疑い、振り返り、改め、自分自身の心を磨いて
いきます。
本日今井様とやりとりさせて頂きましたジャケットの色修正についてもすぐにご対応頂
き有難うございました。
本日夜にお客様ともご連絡がつき、色修正を施し、お召し頂ける位まで改善しお渡し
させて頂く事でお話がまとまりました。
これもナチュラルクリーン様皆様のお陰です。
今日の事を当たり前に決して思わず、感謝を忘れないのと同時に自分のお客様への
説明の至らなさを改善して参ります。
一人の人間として今より成長出来るよう自分を律し、自分に厳しく生きて参ります。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
この度は誠に申し訳ございませんでした。 Ａ
というメールが届いてました。
そうかあ・・。
人間は「筋を通した生き方をしなくてきならない」「どんな人や組織に対しても礼儀
正しく」生きていかなければならない。
そしてちょっとした「約束」も守ろうとする。このちょっとしたという心遣いがある
かないかで、人間関係も、組織の関係も大きく変わっていく。
貴方のことをきっかけに、実は組織と組織の今後のことを真剣に考えていました。
だから、今回の一件はお互いのお付き合いを見直すために、ちょうどよかったのです。
お互いが「長所進展法」でお付き合いしていこうとするならば、お互いがもっと具体
的なルールを決め、言動一致のあるもっとスピードのある対応やレスポンスを心掛け
ないと、気持ちの良いお付き合いはできません。
あらためて、そこをしっかり取り決めた上で、仕切り直してスタートを切りましょう。
正直言って、今日のこのメールがなかったら、「このお付き合いはやめよう」と決
めていました。
それは「気持ちよくない」お付き合いを利害損得で我慢してするタイプの人、組織
ではないから。
ただ、今日のあなたのメールを読んで、反省し、改心しようという心、想いが伝わって
きたから、こういう文章になりました。
雨降って地固まればいいです。
また時間を見て、今井から連絡をさせます。今井もまだまだ未熟ゆえ、言葉足らずのとこ
ろがありますので誤解を受けることもあります。ただ、音は悪い奴ではないので
そのところはご理解よろしくお願いします。
とにかく、しっかり自分を内観して、弱くて、逃げていた自分としっかり向き合って下さい。
今がチャンスです。
ホッとするなあ。こういうホッとするのがいいなあ。
