「サービスマンからサポートマンになろう」

 

サービスって、

値引きって勘違いしている人って多いいです。

 

「サービスとはサポート」なんです。

 

「サポート」とは

「支援」「支える」「応援」「補助」「手伝い」と考えれば、

いろんなサービスが思いつくはずです。

 

サービスの発想はやめて、

サポートする側にまわりましょう。

これはすべてのサービス業で言えることです。

 

サービス業は、本来サポート業です。

 

保育園や幼稚園も、神社仏閣も、お好み焼き屋さんも、

ホテルや旅館も、当然クリーング屋さんも、

「他者にしてあげられること」を、マメに実践して

いくのです。

 

だから、

サービスマンはサポートマンなのです。

 

・・・・・・・

 

ナチュラルクリーンの

ウォータークリーニングでは

いつもお客様との熱いドラマが生まれます！

 

 

ドラマはお客様からの一本の電話、

またはクリーニング品と共に送られてくる

「お客様送付状」の熱い想いから始まります。

 

今回は東京のＯ様のから

総合受付に一本の電話がありました。

内容は、

 

【セリーヌのとっても

大好きなデザイナーさんの洋服で、

買い損ねていた所、

あるサイトで新古品を見つけて２０万円で購入。

私はまだ一回も着用していません。

 

ただ、

サイトから送られてきたら

全体に色がにじんでいて、とんでもない状態に

なっていました。

 

私は

この洋服の花柄のジャガード織りが

とても気に入っていて、

裏地の白い部分を出してアクティブに着る

コートです。

 

偽物ではないかと、

セリーヌへ確認しましたが、

これは本物と言われました。

 

信じられない・・と

とても大きなショックを受けていましたが、

思い出したのは

以前ＴＶで御社の技術を見せて頂いた時に、

主人も一緒に見ていて、

「化学的な視点から分析している。

普通のクリーニング会社じゃない」と

主人も研究等をしているので、

そう言ってとても信頼していました。

 

とにかく、

御社しかお願いする事が出来ないと

主人と共に思ったのです。

 

このコートがキレイになれば、

このコートを持って困っている全国のセリーヌ

ファンも、とても喜ぶと思います。

 

是非、お願いします。

 

この熱い想いを受け取って下さるのは、

御社しかない！！

そう思ってご連絡させていただいてます。】Ｏ様

 

そして送られてきたのがこのセリーヌのコートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しばかり作業工程をお話しします。

まず品物の全体や部分的な写真を撮影して

その後、採寸おシミ汚れ等を記載する

オリジナルのカルテ作成を行います。

 

その後に、

細部にわたって状況分析と復元方法を

「復元事業部の担当職人」が検討し、お見積金額を

出していききます。

 

お客様からお見積金額オッケーのお返事を

頂きましたら、それこそ職人が全身全霊で魂を込めた

修復復元作業を行っていきます。

 

さて、とにかくこのセリーヌのコート、

染色堅牢度がメチャメチャ弱いというか、

「色止めされてないじゃん！！(ノ・ω・)ノオオオォォォ-」

色止めが全くなされていません。

 

セリーヌはフランスのブランドですが、

有名デザイナーの手がける洋服は

こういった染色堅牢度のことを考えずにデザインと色彩を

優先している洋服やドレスが多いのです。

真面目で几帳面な日本ではあり得ないことですが・・。

 

ただ、

こういったデザイン性の高い

有名でデザイナーのディテールや色彩重視の洋服は、

ブランド側も、ユーザー側も、

何度も着るという感覚がないのだと思います。

 

「もったいない」精神の日本人とは違ってますね。

 

とにかくこういった類は日本では欠陥品ですが、

お国柄というか、文化の違いと言うか、

価値観の違いはどうしょうもありません。

 

以前、

イタリアのアットリーニの紺のウールのジャケットを、

あまりにも汗汚れがキツイので水洗い（手洗い）しましたが、

一瞬に紺の染色がまるで墨汁のように水一杯に広がったことが

ありました。(*_*;

 

イタリアのゼニアが多いいですが、

多いのは綿と麻ですがパンツの白いマーベルト（ウエストの内側の生地）に

表地の色が滲み出すことがあります。

ウールでもこういうケースはあります。

 

イギリスのダンヒルや、イタリアのアルマーニも、

ウールでもたまにこういうケースがありますね。

 

さて、

このセリーヌのコートですが、色止めがなされていない。

それも、色の中には染料（繊維に直接定着する色素）だけでなく

顔料的（色素を樹脂で定着させるもの）な分子も含まれているので、

染抜き溶剤でその樹脂が溶けて色が動きますし、

物理的にこするだけでも黒が付きます。

 

雨に降られたら黒が全体に流れ出て大変でしょうし、

とにかく汗をかいても滲むだろうし、

なにせシミ抜きも洗いも出来ないので

クリーニングが出来ないということです。

 

着用しても、

表面をブラッシングしてホコリを取るとか、

うちのような専門店に出してマメにメンテナンス

するしかないんじゃないかなあ、と思います。

 

それはそれとして、

表面は黒で、裏面は白でミシンでキッチリ縫製

してありますので、裏面の白地の黒汚れを除去しようとすると、

どうしても溶剤が付着して表の黒が裏に移るという状態になるのです。

かといって、全体の糸を解いて作業を行うことはデザイン性を崩し

かねないので、一これは極力しません。

 

従って、

こういう状態の時は、

一休さんの「知恵くらべ、知恵くらべ」( ´艸｀)で、

いろんな最適で最善の復元パータンを実験し、

試していきます。

 

３週間後には復元パターンを決定し、

お見積り金額と復元方法をお客様ににも、

このブログでもお知らせします。

当然、復元結果も。

 

しばらくお待ちを。

では、「セリーヌのデザイナーコートー編①」

3週間後に続く。(*^▽^*)

 

Ｏ様、現状は以上の通りです。

こういったレア品はとっても時間と手間も金額もかかります。

正直言って、この品物は超難しい復元ケースです。

それは着物みたいに手縫いだったら、

解けばこの復元は何とかなります。

ただミシンで縫ってますから、

ディテールのことを考えて出来るだけ解きたくないので、

今考えてる方法は使えません・・。

 

しか～し、熱のあるあなた様、

あなた様の希望を、願いを、

必ず必ず時間はかかっても叶えますので、

お任せあれ！！おおっ、言い切ってしまいました。

 

最後は愛は勝！

感動と歓喜を共に分かち合いましょう。

 

ナチュラルクリーンの

ウォータークリーニングでは

いつもお客様との熱いドラマが生まれます！！

 

 

ウォータークリーニングの各専門事業部

●いつもお客様との熱いドラマがある！

　レザーアイテムや洋服や着物等のシミ抜き・染色補正

　かけつぎ・修理等は「復元事業部」が行います。

　メディア実績多数

 

●地下４００メートルの縄文の天然の水で洗う！

特殊水洗い品は洗いのプロである熟練者の繊維製品品質

管理士・クリーニング師、日テレ「沸騰ワード１０」

では「クリーニング業界のガリレオ？」と呼ばれた京大

薬学部出身の松村誠が判断し、最適な方法で洗浄致します。　

汚れの少ないものは各部位の汗抜きを行い、環境・衣類

人体に優しいシリコーンドライで洗浄致します。

このような「各種洗い」は「洗浄事業部」が行います。

 

●仕上がったスーツを見れば、その手間が分かる！

「ハンドプレスやマシーンプレス」は「整形仕上げ事業部」

　が行います。「整形仕上げ事業部」は定期的に「テーラー

ドプレッシング研究会」でアイロン技術を研鑽しています。

 

※尚、このような「お客様の熱い想いの品物」が届きましたら、

このブログで皆さんにご紹介します。当然、お客様のご承諾を

得た上でご紹介します。

こういったお客様に対するサポートのありのままの「起承転結」

をお伝えすることによって、私たちが日々取り組んでいます

ウォータークリーニングのリアルな様子と熱が生で伝わって行けば

有難いと思っています。