「経験しか持って還れない」
人間ってあの世に持って還れるって、
何なんだろうかって考えますと
つくづく経験という思い出しか持って還れないのだろうなぁ・・
と思います。
お金も、地位も、肩書も、
すべてこの世に置いて還るものばかり。
持って還れるもの・・・、
苦労や悲しい経験も、後になって考えてみれば決して
嫌な経験ではありません。
それだけ自分が真剣に生きたという証ですから。
でも、他人を傷つけたり苦しめたりした経験は、
本当に嫌な経験として、持って還ることになります。
そのことで後悔して、とても自分が苦しむでしょう。
だから、「来世恐るべし」とよく言いますが、
他人を苦しめる人、
人の悪口やいじめをする人を見れば、
とても気の毒な人だと思ってしまいます。
他人に与えた刺激は、
良いことも悪いことも、
必ず自分に返るからです。
それも半沢直樹じゃないけど、倍返しに。
因果の道理から言いますと、
善悪の刺激の相殺が、自分に残る刺激となります。
だから、悪い感情を人に与えれば、
それを昇華しようとすれば、
その悪を上回る良い気持ちを持つことかないことが分かります。
さあ、今日も気持ち良い「ありがとう」の感謝の
経験を心に刻みましょう。