「この世は努力を試されている世界」
コロナ禍でなければ
元旦の朝一で広島に帰り、
お寺の本堂で元旦会をお勤めし、
翌日の2日はエアーポートホテルで
家族の互例会と私の誕生日をお祝いして
くれていました。
ところが、
今年は広島のお寺に帰れませんので、
1月1日の元旦は6時から会社の仏間で
お経を読んで「元旦会」をお勤めすることにしました。
また、
1月3日の恒例の新年会互例会と私の誕生日のお祝いは
飲み食いや歌を歌ったりするだけではなく、
コロナ禍の中、
この2021年をより個々が挑戦できるように、
- 何に対してどれだけ向上しようと自らが挑戦していくのか?
- いかに自分の情熱を発露しようと決めているのか?
- どれたけ周りやお客様に対してより具体的な
思いやりや配慮を実行しようとしているのか?
以上を、
しっかり自ら考え決意して発表してもらうことにしました。
というのも、
人がこの世に生まれてきた目的は、
人として良い志を抱いてチャレンジするためにある、
と思うからです。
だから、
自分自身の志(継続してある方向を目指す気持ち)がとても重要
なのです。
では、目指す方向とはどういった方向なのでしょうか?
自分の自己満足、願望、欲望(自我)を信じてはダメです。
それを自分の夢だと思っていたら失敗します。
そんな夢は長続きしません。実現しません。
自分の良心(他のための気持ち)の欲する内容を志に
持つことが大切なのです。
自分の良心が欲する内容を追い求めれば、
現実的な成功は自然と後から付いてきます。
この世の秘密は、
「自分だけ成功」のための物事は失敗します。
継続しないのです。
もし一時的な成功を得ても、
それは時期が来れば終わります。
多くの人たちは、
商店にしても会社にしても、
まだこの「心境」にいます。心の鏡です。
コロナ禍はまさにそこに拍車をかけています。
自分の金のためだけに歌う歌手は成功せず、
他人を勇気づけたい志のある歌手は長く成功します。
本当に大切なエッセンスは、
「他のための視点」これが本物かどうか、
これだけなのです。
「他のため」という自分の良心からの志(持続性)が
あれば、その人は成功と、さらに大切な「安心」を得ます。
たとえこの世で成功しても、
そこに安心がなければ、まだ地獄にいるに過ぎません。
逆に言えば、
成功しなくても、夢が叶わなくても、
自分の「安心感」と「感謝の気持ち」があれば、
その人の人生は大成功なのです。
この世の見える物事は、何一つ死後には持ち越しません。
ここに真の幸福の答えがあります。
この世に置いていく物事のために、
自分の心、良心を痛めては絶対にいけません。
死後に持ち越せるものは逆に今見えないモノであり、
それは自分の心・志ingだけなのです。
私はよく分かりませんが、
祖父が私に教えてくれたことは、
自分の心が志す方向ingに死後は進んで行く。
だから、「今」の自分が持つ志が最重要である。
自分だけのためという、地獄へのingなのか?
他のためにという、浄土(真実報土)へのingなのか?
自分で静観すれば簡単に分かるもんだ、と。
自分が死ぬまでに方向転換ができれば、
その向かう先はお浄土に変わる。
これが親鸞聖人がおっしゃった悪人正機(あくにんしょうき)、
≪どんなに我執の強い自己中であった人でもそのことを深く自覚し
悔い改めれば必ず救われる。≫と。
だから、
個々やチームがしっかりと「他のための視点」で
考えた上で決意したことを
発表する機会にしようと思っています。
本当にそういう生き方を個々が出来れば、
この会社は自然と成功の波に乗っていくことができるでしょう。
これは当然個々も。
当然、法子さんと私は厳しく突っ込みますけど・・(笑)
人生の目標は、
とにかく執着や自我を溶かして、
本当の自分(良心)を思い出すことです。
とにかく人生の最後まで、
感謝と共に志の方向を目指して
悪あがきをしてやりましょう。