「道徳＝良心の規律」
「人間にとって最も大切な努力は、
自分の行動の中に道徳を追求していくことです。
私たちの内面的なバランス、そして存在そのものが、
そのことにかかっています。
行動に現れる道徳だけが、
人生に美と品格をもたらします。」
アインシュタイン
アインシュタインがいう道徳とは、
「道徳＝良心からの規律」の事を言っています。
例えば、働かずに好きな時間に起きて、
ダラダラとパジャマのまま、
掃除もせずに不定期に食事をして
食い散らかしたままのＡ。
一方、単調で勤務をしながらも
休日でも規則正しい生活をして、
自分がすべきことに帽としているＢ。
この二人の１０年後は、
どちらの目に輝きがあるのでしょうか？
それはＡではないので確かです。
Ａは廃人になってるかも知れません。
この二人の人生を分けたのは、
道徳的な自分の規律だけです。
道徳と聞くと何か形ぐるしいものと感じたりしますが、
それは、他人への無理強いであり、強制であり、恐怖であり、
束縛であり・・、アインシュタインが言っている「自分の規律」
とは意味が違います。
道徳は本来自主的なものであり、
自分の「いのち」を生かすために、
自己中心的な自身の自我を抑止する
規律であるわけです。
自主的な道徳には、
自分の自我を排除し、抑止する力があります。
つまり人間は、
自分自身を「良心からの規律」により律することができれば、
バランスの取れた日常生活を送ることが出来ます。
禅を見ましても、
まさにこれを実践しています。
自分の日常生活を、
良心から律する道徳により、
自分自身を見詰めます。
自分なりに、自分の生活を律してみましょう。
掃除でも、禁煙でも、ダイエットでもよいのです。
それを通じて、音を上げ始める自分の自我を目撃してやるのです。
それを静観するのです。
この繰り返しによって、
自我が段々と悲鳴を上げては消えていきます。
それによって良心が残ります。
道徳とは自分自身の規律。
シャンとして頑張りましょう。キリッ！