「自分の思考とは」
人間は自分の思考を選択できるのか・・??
これは動物の中でも人間だけに特有な、
非常に稀有な現象が思考の発生です。
動物は、あるがままの本能で瞬間瞬間を生きています。
良い意味では無我というか、仏と一体です。
無駄な思考はありません。
私たちは、
自分の思考は自分で選択していると思っていますが、
ハッキリ言って、99㌫の人間は自分の思考を選択出来て
いないのだそうです。
それは、自分の自我から訪問してくる思考に縛られていて、
そこから抜け出すことがなかなかできていないのです。
その証拠に、恋愛問題や借金の心配、
自分が不安になったり恐れることは、どんなに違うことを
自分で考えようとしても、
やはり気になり悩んだり不安になったりします。
嫌だと思っても、頭から離れないし、
どうしてこんなことばっかり考えるのだろうか?と、
思考の選択を止めようとしても、
次から次えと心の奥底から嫌なことが噴出してきます。
また、自分が好きな人と死別すると、
その苦悩や悲しみから離れることは
とっても難しいです。
ということは、
自分で思考を選択しているつもりでも、
まったく受け身なのです。
要するに、人間は自分の思考を選択できていない。
そして、その思考は、自分がする生活の行為や行動から
決まっていっているのです。
つまり、
自分の生活行為が、
自分がする思考を決めている犯人なのです。
自分で考えていると思い込んでいる思考は、
実は自分の行為が思考していたのです。
ということは、
自分の行為と行動が、
自分の頭脳なのです。
だから、逆に言うと、自分の思考を改善すること、
直すこと・治すことは可能です。
自分が良心に沿った正しい生活行為をしていけば、
必ず思考も改善されていきます。
「頭で考えるな。
頭で考えれば考えるほど心に巣くう迷いや不安の罠に陥る。
そうじゃない。自分の生活行為と生活努力が考えて決めてくれる」
ということです。
いろんな迷いや悩みの思考が出てくるとするならば、
無理に思考を正そうとせず、自分の行動や行為が心配が起こらない
ように努力します。
私の場合はとにかく筋トレをしたり、
仕事をして体を動かすということ。
決してジッとすることなく
体を動かして行けば
自然と自分の行動や行為が、
自分の思考をプラスの方向へ左右していきます。
そして大切なことは、
悪い自分の思考の中でも、
志と夢を持つことです。
この志と夢は、
意識して持つことが誰でもことが可能です。
これに行動と行為が伴えば、
自分の中から浮かんで来る思考は変わって行きます。
これは主人を載せて運ぶ馬車にたとえられます。
馬車を牽引する馬が、人間の思考に当たります。
馬には、普段の食事から生活や仕事、そのすべてが反映しています。
生活が悪くて馬に不満があれば、馬は暴走して馬車の全体を
崖から落とすかもしれません。
馬を操る人物が、志であり、方向を持つ夢です。
そして馬車の中には、高貴な自分の良心と自分のいのちを運んでいます。
馬車の状態を決めるのは、普段の生活と行為が大切だということです。
自分の馬(思考)に殺されずに、
「活かすように」日々の生活行為を頑張りましょう。
●今、リモートトレーニングが終わりました。気持ちいい・・。今年の正月はどこも出れないし、当然広島にも帰れないし、男どもと筋トレ三昧です。筋トレが馬→心身の健康が馬車→向かう方向は強い「気力・体力・精神力」→そしてお互いを尊重できる爽やかな人権感覚のある組織や社会の実現(「理想」「夢」)。そういえば、こういった筋トレ生活はコロナ禍の影響で今年のお盆から始まってましたわい。
●今日は長松寺の「子ども報恩講」と「報恩講法要」です。もう、報恩講かあ・・早いものです。宜しくお願いします。
●会社では雑誌「ギンザ」の取材があります。