中東に、こんな昔話があります。
一人の青年が、ある村の入口にいた老人に、「私は、新しい住居を探しています。この村は住み心地はいいですか?」と尋ねました。老人は、「おまえが以前暮らしていた村の住み心地はどうだった」と問い返しました。青年が「最悪でした」と答えると、老人は「この村の住み心地も最悪だ」と答えました。
数日後、別の青年が村の入口にやってきて、老人に「私は、新しい住居を探しています。この村は、住み心地はいいですか?」と尋ねました。老人が「おまえが以前暮らしていた村の住み心地はどうだった?」と問い返すと、今度の青年は「とてもいい村でした」と答えました。老人は、この村の住み心地も、おまえにとってはいいものになるだろう」と答えました。
この昔話が意味してることは「人の人生は、その人の考え方次第になのだ」ということです。上手くいかないこと不平不満を言う人は、どのような場所へ行っても、結局は上手くいかないのです。しかし一方、自分の人生を肯定的に考えることができる人は、どこへ行っても満足する人生を送れます。
運命は、結局自分次第で決まっていくのです。