「他人との関りの中で心が成長する」
生きている限り人間は、他者と関わり続けます。他人からの良い刺激も、悪い刺激も、自己の成長のためには絶対必要だからです。
他人に冷酷な気持ちを抱く人もいれば、他人を助けようとする人もいます。他人からの善悪両方の刺激を受けて人の心は成長し、良心が生まれ育つのです。
職場で嫌な人に出会ったり不条理なことをされる、ご近所付き合いで嫌な思いをする・・、
良いではないですか、すべては因果で自分の成長をさせるための刺激なのですから。
何事も明るく受け止めればいいのです。これを苦にして避けていると、心の成長は止まり、心の腐敗に進んでいきます。
もし、他人から不純な刺激を受けたならば、自分の中にある同質なものを捨てていきましょう。他人から悪口を言われて嫌ならば、自分が他人の悪口を言うことを捨てれば良いのです。
他人から良いことをされて嬉しかったならば、自分も他人に同じことをすれば良いのです。
これが進むと、最後にはどんな心になれるでしょうか?
周りの人を温かく包み込めるほど大きく成長した心を持つ人になれます。
【自分の心を育てましょう】より転載
私は正直言って人付き合いが昔から苦手です。
第三者は人「まったくそうは思わない。社交的に見える」と言いますが、私なりにとても気を使っているのです。
お寺に育った私は実はそういったお寺の坊さんイメージの社交的で人に好かれ、人に合わす自分を一生懸命頑張って演じていた時期もありましたが、そういう本当の自分を偽る自分には違和感がありました。
一言で言って感性が違う人たちに自分を合わせて関わるのが本当に苦手なのです。
私はいつもドン・キホーテのように理想を目指して頑張っていくことが大好きな人ですから、そういったエネルギーを持つ人や、志の為には自分の我を捨てて頑張れる人とは夢を語り合い、理想に向って精進し、また、自分の至らなさを正直に認め合っていけるので、とても気が合います。
そういうことから言うと、私の生きている職場はとても気持ちがよく、いつも妥協なく志に向って進んでいける不器用で純粋で素直な人たちが集っていますから、自分を偽ることなくありのままの素直な自分で生きることができます。
今は安心のベースがあるからこそ、今は逆に、表面的ではありましても縁ある人とは関われるようになってきました。
そして、あらためて世間には様々な人がいるのですから、モラルやマナーを著しく反する人以外は、自分の正しさを押し通すのではなく、人の言葉に耳を傾けて人とのご縁を大切にしていこうと思います。