知恵とは心の獲得免疫。(まる蔵備忘録より)
「知恵」と「知識」の違い。
それぞれ人によって捉え方があるでしょうが、
私の個人的な定義では以下です。
知識:頭で知っていること。実際の経験とは関係ない。
知恵:人生の挫折によって身に染みて心が覚えていくこと。
知識とは「富士山の標高は3776(みななろう)m」とか
「平安京遷都は794(鳴くよウグイス)年」とか。
みなさんも経験があることでしょう。
学校時代に習うことの大半は「知識」であります。
一方知恵とは。
人生の経験の失敗を通して心が学んでいくことであります。
身体の「獲得免疫」に似ています。
ウイルスや細菌に感染して一度発病すると、
身体の免疫機能はそれを覚えます。
そして次からは感染しても発症する前に、
そのウイルスや細菌を退治してしまう。
ワクチンとはその獲得免疫を利用した発症予防策です。
予め弱毒化したウイルスや細菌を敢えて感染させることで、
身体の免疫機能が「本当の感染に備える」ことが出来るのです。
本当の人生の宝。その人が自分で育んだ自分自身の知恵=年輪。
大きな挫折をする。その心の傷は、身体が治す。
身体の傷は身体が治しますが、心の傷も身体が治す。
(だから腸内細菌を含めて身体は大切です。という仮説です。)
そして一度心の傷が癒えたなら、一つ知恵が増える。
一つ年輪が増える。一回り心が太くなる。
自分の経験不足から来る人生の挫折は、自分自身の知恵となる。
・欲しい欲しいと追いかけるほど逃げていく。
・嫌だ嫌だと避けるものほど追いかけて来る。
・奪うと奪われる。しがみついても奪われる。
・与えると与えられる。手放しても与えられる。
頭でっかちの「知識」ではなく、貴重な実体験の挫折経験を通して得られる、
自分自身の心の知恵。(抜粋転載終了)
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・欲しい欲しいと追いかけるほど逃げていく。
・嫌だ嫌だと避けるものほど追いかけて来る。
・奪うと奪われる。しがみついても奪われる。
・与えると与えられる。手放しても与えられる。
こういった法則を知っているのが知識、
痛い思いをして身に付いたのが知恵。
知恵はまさしく体験と共にしか養えません。
身に付くことはできません。
まさしくそれは空手の稽古を頭で理解しても、
何度も何度も繰り返した稽古と体験でしか
身に付かないのと一緒です。
そういうことからいうと、
随分いろんなことを体験してきました。
そして直感と閃き、
ダッシュとブレーキの感を身に付けてきました。
だから前に向かう志は変わりませんが、
常に朝令暮改で物事は臨機応変に変化して
大きな流れや風向きに任せていきます。
これを一番阻止するのが
自分自身の思い込みの強さと、固定観念の強さですね。
知恵を身に付けるためには、
感じたら決意して行動する。
そしてそこから学ぶ。学んだことを実践する。
この繰り返し。
動く、ここからに始まります。
転べば痛いが、その痛みがないと受け身は
身に付きませんから。