革のコートのクリーニングもお受けしております。 シミや汚れを落としたり、変色や色やけを染色して修正することも行っています。 革のコートの状態によって、直せるものと直せないものがありますので、弊社までお送りいただければ、拝見してお見積もりをお出しします。
マッキントッシュの色落ちの修正はお受けできますが、色落ちの程度と範囲、そして、素材によって仕上がりが変わってきます。 これは、実際に拝見してからお見積もりでお知らせさせていただきます。 また、しみ抜きもできますし、ポケットの糸縫いの修理もお受けできますが、こちらも色落ちの修正と同様に、シミやホツレの状態によって料金や仕上がりが変わってきますので、拝見してからのお見積もりになります。 よろしければ、こちらにお送りいただければ、お見積もりをお出ししますのでご検討ください。
マッキントッシュの色付けは可能ですが、色の定着しにくい素材ですので、色やけの程度や生地の状態によって、仕上がりは変わります。完全に元に戻すというよりも、色やけをある程度目立たなくするという修正になります。詳しいお見積りは、実際に拝見してからになりますので、よろしければ弊社までお送りください。
ゴム引きコートのクリーニングについてですが、カビ臭さは、洗いと消臭加工である程度は取ることができます。完全に取れる場合と少し残る場合がありますが、現状よりはよくなります。次に、ゴムの臭いは素材の臭いですので、これを取ることは難しいと思います。 クリーニングをご希望で宅配便をご利用の場合、弊社から事前にお送りする専用伝票をお使いの場合に限り無料となります。 送付の方法については、ホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)に詳しい手順が掲載されています。
ムートンコートの袖と、袖口の内側のファーの変色ということですが、これを直すには変色した部分に染色を行います。 革やファーの状態と変色の程度によって仕上がりが変わってきますが、詳しくは、実際に拝見してからのお見積りとなります。 よろしければ、弊社までお送りください。
ゴアテックスのコートの色の修正ということですが、ゴアテックスは防水透湿性素材で、水蒸気は通し、水は通さない細かな穴が開いたシートを生地に貼りあわせた素材です。 色の修正を行う場合は、ゴアテックスのような合成繊維の場合は顔料を使いますが、顔料の樹脂が小さな穴をふさいでしまいます。 するとその部分は透湿性がなくなり、その部分は水蒸気が逃げないため、汗をかくと蒸れてしまいます。 また、ゴアテックスの生地も、撥水性があるため染色が付きにくく剥がれやすい素材です。ですから、ごく小さい範囲のピンポイントの色抜けの修正ならばできますが、広い範囲の色修正は透湿性を損なったり剥がれる可能性も高くなるため行わないほうがいいと思います。 このままでは着用できないため、少しでも色を付けるということであればお受けできますが、新品時に近づけるようにきれいにするということは、今回の場合は難しいです。
黒いトレンチコートの色落ちの修正ということですが、色落ちの状態や範囲、素材によって仕上がりの程度は変わってきます。 また、生地の状態で全体を染色するのとは違い、製品ですのでピースガンを使って、色落ちしたところを部分的に修正します。 ですから、新品時のような、深みのある黒にするのは難しく、色落ちした部分を周囲の色に近づけて目立たなくするという修正になります。
色やけして着れなくなったものが修正して着れるようになったと、多くのお客様に喜ばれておりますが、新品時と同じになるということではありませんので、ご検討のうえお申し付けくださいますようお願いします。
トムブラウンのバルカラーコートの衿と袖の色落ちの修正ですが、色落ちの程度によって工程も変わりますので、正確なお見積りは、コートを拝見してからになりますが、 概算では、クリーニング基本料金が9900円~、色修正料金が15,000円程度~になると思います。 シミや汚れがありましたら、それを落とす場合には、シミ抜き料金を頂きます。 衿が色落ちしている場合、周辺の肩なども色が褪せている場合が多く、衿だけを補色すると違和感が出ますので、周辺も含めて修正するケースが多いです。 コートは、伊勢丹メンズ館、阪急メンズ東京にお持ち頂いてもいいですし、宅配で直接お送り頂く事も出来ます。 いずれの場合も、工房で技術者が拝見してから、お見積りをお出しするようになります。
クリーニングに出される間隔ですが、着用状況や、着用頻度によって変わります。 着用中に汗をかかれるような状況があれば、シーズンごとにクリーニングされた方がいいですし、ほとんど着用されず、汚れも無いようでしたら、もっと間隔を開けられてもいいと思います。 ただし、着用されない場合でも時々カバーから出してブラッシングを行ってください。 ほこりやカビの胞子が付いたままだと、変色やカビの発生の原因になります。 カバーをはずしてブラッシングしたり、動かすだけでも表面に付着したものが取れますので、やらないのに比べると、かなりの効果があります。
保管時に洋服に掛けておくカバーは、ビニールだと通気性がなく、湿気がこもるため、カビや変色の原因にもなります。 ですから、布地や不織布、和紙などの通気性のあるカバーをお使いください。通気性があるものであれば、ホームセンターで売っているものでかまいません。
レザートグル付きのオールドイングランド・ダッフルコートということですが、クリーニングは可能です。 全体を水洗いできるかどうかは、レザー部分の染色の強さによって変わってきますが、汗ジミは、部分的なしみ抜きやスチームと抗菌・消臭剤の噴霧による洗浄でも取ることができます。 洗浄方法は、コートを拝見してから、シミの具合やコートの素材などから判断させていただきます。 ご検討ください。 伊勢丹新宿メンズ館か阪急メンズ東京にお持ちいただいても結構です。宅配便をご利用の場合、弊社から事前にお送りする専用伝票をお使いの場合に限り無料となります。 送付の方法については、ホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)に詳しい手順が掲載されています。
拝見しますと、確かに、衿や袖口などに、汚れや黄ばみがかなり見られます。これを取るために、まず汚れの中でも油性の成分をドライクリーニングで落とし、続いて漂白に漬け込んで、黄ばみや水溶性の汚れを落とします。 現在、ここまでの工程を行ってみたところですが、衿の黄ばみ汚れや袖口の汚れは、ほとんど目立たなくなってきました。裾まわりには生地に染み込んだ汚れもあり、完全にきれいにするのは難しいと思いますが、全体的には最初と見違えるくらいきれいになります。尚、これから細かなしみ抜きを行ない、それから仕上げの工程に入りますので、納品まであと2週間程度いただきたく思います。
中綿がシンサレートのコートは、クリーニングするのに特に支障はなく大丈夫です。 襟裏がレザーのウール縮絨のコートは、まず、レザーからの色の染み出しが考えられますので、レザーの染色の強さや、レザーとコート本体の色などによって洗い方が変わってきます。 次にウール縮絨に関しては製品によって品質がまちまちであり、中には風合いが変わる物やサイズが変わるものなどがあります。 一点一点品物の状態を確認してからクリーニングのやり方を決定していきますので、お品物を拝見しないとどのような方法が取れるかわかりませんが、何らかの方法でケアをおこなうことは出来ます。
詳しいお見積りは、実際に拝見してからになりますので、よろしければ弊社までお送りください。
マックスマーラのキャメルのコートの艶を出すご要望ですが、加工剤や、毛並みを整えるブラッシングなどでコートの艶感を出すことができます。 現状がどういう状態かを拝見しないと、詳しいことは解りませんが、今よりも艶を出すことは可能だと思います。 よろしければ、こちらまでお送りください。お見積りをお出しします。
このコートの特性として、防水性を増すために、縫い目から水が浸透しないように、縫製の代わりに天然ゴムのりによる接着を行っています。 着用状況や保管状況によって接着部分の寿命は変わってきますが、早いものですと3~4年で接着ボンドの劣化により、接合部分のテープがはがれてきます。 お客さまからの接着はがれ修理のご依頼は、はがれている箇所だけの修理となりますが、1箇所はがれているということは他の箇所も接着力が劣化してきているということをまずご理解下さい。 修理は、接着剤を着け貼り直しますが、劣化した接着剤が残っていると接着が弱くなる為、前の接着剤の除去をしてからの作業となります。 ただ、劣化した接着剤を完全に除去することは難しく、取りきれずに残る為、その上に新たに接着剤を付け直しても接着は弱いものとなります。 一時的に直ったとしても、再び着用時の摩擦等によりはがれてきます。また、全体にはがれやすくなっている為に、今回修理を行っていない部分もいずれはがれてきて、修理が必要になります。 従って、マッキントッシュのコートは、一回の修理で貼り直しが完了ではなく、これから先も、はがれて修理をすることの繰り返しになる特性を持っています。このことをよく御理解いただいたうえで修理に入らせて頂きます。
一般的にジャケットのラペルには芯地と表地を馴染ませるためにハ刺しがされていますし、また薄い生地の場合には接着芯が使われますが、余程年数の経過したお品物であれば接着が弱まって剥離するケースもありますが発生することは、ごく稀です。
弊社のウォータークリーニングはクラスタルウォーターとマイクロバブルで、強い機械力を使わずネットに包んで短時間で洗う弊社の洗浄方法ではまったく問題ないです。 また、弊社の洗い方にはディテールを重要視するもう一つあります。
あまり汚れていないジャケットの場合、ディーテールをできるだけ崩さないことを目的としていますので、中性洗剤とシルクガンの前処理で襟・袖口・脇を部分洗い乾燥し(水洗いの場合もこのように前処理を行う)、その後シリコーンドライに入れて残った皮脂汚れ等を除去した後、人体成形乾燥機の160度の強力な蒸気でさらに全体的な汗の成分を飛ばしていきます。これで匂いを取ります。
さらに、全体的に消臭・抗菌剤をビチョビチョになり流れ落ちるまで噴霧して残留している汗等の水溶性の汚れや臭いをさらに除去して乾燥させる、また、ジャケットの生地には各種の加工剤を噴霧してハリ感やツヤ感を出すという方法もあります。(パンツは仕付けを行い、シック回り・ポケット回り・裾回り等を中性洗剤とシルクガンで前処理を行い、シリコーンドライで皮脂汚れや油汚れを除去した後、ネットに巻いて水洗いをします。)この洗浄方法では、全くジャケットのディテールやシルエットは変わることはありません。
※以上のディテール重視の洗浄方法は、実は水洗いを行うよりも逆に手間がかかります。 この方法はこだわりの強いイタリアのサルトリア(仕立て屋)さんからの要望と松井化学さんの助言によって生まれました。お送り頂ければ、お品物に合った最適の洗い方を選択させていただきます。分らないこと等ございましたら、お気軽にご連絡下さい。 *尚、弊社で使用している消臭・抗菌剤は亜鉛・銀・チタンのイオンを使った「ZAT」という身体に安全で効果の高い商品と、松井化学さんから提供していただいている、某アパレルメーカーが繊維を加工する時に使用している、消臭抗菌剤をケースバイケースで利用しています。
かび、虫、変色を防ぐこと。それらについては、クリーニングのときに、防かび、防虫加工もできます。市販の防虫剤もありますが、気化するタイプのものが多いため、クローゼットや箪笥の開け閉めの際に空気が入れ替わって濃度が薄まり、効果が低くなる弱点があります。
クリーニングと同時に行う加工は、繊維に直接効果をもたせるので、効果が一定です。 また、カビを防ぐには、密閉して蒸れる空間での保管は避けます。 ビニール袋をかぶせたままでの保管は、蒸れるため、カバーは外します。 ほこりを防ぐためにカバーをかける場合は、不織布や布製のカバーにします。 変色の原因の一つは光によるものです。 保管中に同じ部位に太陽光や蛍光灯の光が当たったりすると変色することがあります。 特に青系の色は変化しやすいので要注意です。 また、車の排気ガスやストーブ等を使った時に発生するガスによる変色もあります。
それから、汚れが付いたままで保管すると、その汚れが酸化して変色します。 特に、汗や食べ物など水溶性の汚れが変色を招きますので、保管する前には、きれいにしておきます。