染色補正の中でも、塩素などがついてしまって脱色した場合、元色が全部抜けてしまうと、あとから補色で足した色が目立ってしまうことがあります。 染色補正の場合、特に難しい補正では、技術者の技量によって仕上がりに差が出ます。 ※上級技術者で95%前後ぐらいです。(上級技術者が行った復元作業の場合には加工料と技術料の付加価値料金が加算されます。)
ウールの場合には水の中で動かすと、繊維のキューティクルが絡み合って元に戻らなくなるフェルト収縮が多いです。また、綿やレーヨンは、水に濡れることで糸が太くなり縦糸と横糸の交差部分の曲がりがきつくなるため、全体としては縮んでしまう膨潤収縮が起こりやすいです。
化学繊維で汚れが落ちにくいものとしては、着用中に全般的に擦れて繊維の中に汚れが入り込んだものが上げられます。 染料を使って補色しにくい素材としては、ポリエステル・アクリル・アセテートなどがあります。 その場合、風合いの変化は若干出てしまいますが、顔料を使って補色するようになります。 繊維によって補色度合いは違いますが技能者による復元作業で平均で80%ぐらいの復元率です。 ※上級技能者の復元率でで95%前後です。(上級技能者による復元作業の場合は加工料と技術料の付加価値料金が加算されます)。
抗菌・消臭・防カビ加工は1着5,000円~です。 カビの生えた衣類を、カビを除去して抗菌する料金は、1着10,000円~です。
シミ抜きの中で、不溶性の汚れ(カーボン、墨、泥などの水に溶けない汚れ)や、擦れて繊維の中にすり込まれたシミは、落としにくいものがあります。 もし、このようなシミが付いた場合でも、できるだけシミを触らないでお持ちいただくことで、落とすことが出来る場合もあります。
自宅または他店で処理したシミですが、できる限り、シミがついた状態でお持ちいただくと、そのシミの成分が変化していないため、化学的な処理により取り除きやすくなります。
また、ご自宅で処理された場合、まだ使われているものが市販レベルですと取り除ける確率は高くなりますが、他店でシミ抜きをされている場合、強い薬品などを使って処理が施されていると、それ以上弊社でシミ抜きをしてしまうと、繊維にダメージが広がってしまう可能性がありますので、十分に注意しながらの作業になります。
取りすぎると、確かにボリュームが無くなります。が、大きな毛玉になってしまうと、刈り取るしかなくなってしまいますので、毛玉になりかけの時に、ブラッシングして毛先を伸ばしてやるのが、カシミヤやウールを傷めないケア方法です。
購入後やクリーニング後に着用前にシミを付けてしまったという場合には、シミ抜きだけでも可能な場合があります。着用後だと、衛生面の問題もありますし、目立たなくても、全体に何かしらの汚れは付着しているため、シミ抜きを行うとその部分だけがきれいになって、周囲と違和感が出てしまいます。以上のような理由から、洗いとシミ抜きは両方行うのが基本です。
天然繊維についた汚れで、擦れて繊維の中に入ったものや、不溶性の汚れ(カーボン、墨、泥などの水に溶けない汚れ)は、落としにくいものがあります。 補色しづらいものとしては、塩素系漂白剤などによって脱色したものが上げられます。
洗うことで落とすことが出来る汚れは、基本料金の範囲内で綺麗になります。ただし、汚れが染み込んだものや、日数の経ったもの、黄ばみや変色したシミ、色素やたんぱく質などを含んだシミなどは、別工程でシミ抜きを行わなければ取ることができないため、追加料金が必要になります。
見積りは無料です。品物をお預かりしてお見積りをお知らせし、キャンセルの場合は、料金は頂きません。また、お預かりした品物を宅配便でお客様にお返しする場合は送料着払いとなります。
弊社で取り扱う商品は、素材もデリケートで、デザイン性も高く、色彩も豊かですが、逆に染色堅牢度は低いものも多いです。そういった商品に最適なケアを行うためには、入荷時の見極めが非常に大切ですし、実際の洗いや仕上げでも、一般の衣類の何倍もの工夫と工程が必要になります。また、ウォータークリーニングを可能にするクラスタルウォーターの開発にも資金を投下しています。こうしたものを全て含めての料金設定になっています。
カビは落とすことができますが、繊維、染色の状況によっては残ってしまうものがあります。
再発させないためには、カビの生える条件(温度・湿度・栄養分)の条件を一つでもなくすことが重要になります。 ・温度 20〜30℃の室温 ・湿度 70%以上の湿度 ・栄養分(食品のシミ、ホコリ、汚れ、ダニなど)
皮脂汚れも、ついた直後は水分が多いため、簡単なシミ抜きで対応できますが、時間の経過とともに、水分が蒸発し、酸素に触れることで汗の成分が変化してしまいますので、こうなってしまうとシミ抜き作業が必要になります。
革は染色堅牢度が低いですから、どんな洗い方をしても、洗液の中に色は出てきますが、洗い方の工夫や、色止めの使用によって色落ちを防ぐことはできます。また、革製品の場合は、ドライクリーニングよりも水洗いの方が色落ちが少ないものも多くあります。
素材によっても違いますが、若干(1~2センチ程度)なら、戻るものも多いです。但し、風合いが変わってしまっているものや、ウールがフェルト化しているものは戻りません。
水の中で揉んだり動かしたりすると縮みます。洗う前に、部分しみ抜きで汚れを落とし、手で押し洗いして、整形しながら乾燥すれば縮まないで洗うことが出来ます。
素材の状態に合わせて洗い方を選択し、艶感や手触りも加工剤で調整して、最後は馬の尾脇毛のブラシで入念にブラッシングして仕上げますので、風合いの良さが好評です。
飲めます。薬品を使っているわけではありませんので、飲用に問題はないです。毎日飲んでいるスタッフも多いです。
洗濯表示が不可になる要因に合わせてケアの方法を選びますので、全て不可の表示のものでも取り扱いは可能です。
お預かりした商品の中で、30年以上前のシミもありましたが、シミが付いた条件により変わってきますが、シミが繊維と反応してしまうと、繊維を傷めてしまう可能性がありますので、シミや汚れがついたら、早めに処置されることが望ましいです。
シャツは、一日着たら洗うのが基本です。肌に直接触れる衣類なので、皮脂や汗が必ず付着し、汚れが激しくなると取れにくくなります。汚れが軽いうちに洗えば、弱い洗いで汚れを落とすことが出来るため、シャツを傷めず長持ちできます。 スーツは、夏場は汗をかく量も多いので、5~6回着用したらクリーニングし、秋冬物は、週に1~2回の着用ならシーズンに1~2回のクリーニングが適当です。
衣類についた体臭ですが、汗の成分で皮脂などが水分と混ざって分泌され、最初は無色透明ですが、時間の経過とともに酸素に触れることで酸化し、臭いがきつくなる場合があります。 時間の経過とともに、体臭は取れにくくなる可能性がありますので、汗をかいたら早めにクリーニングすることで予防できます。
カビの臭いですが、衣類についたものに関しては、漂白クリーニングすることで除去できる可能性はありますが、レザー等漂白ができない素材の場合、臭いが残ることがあります。
洗いから仕上げまでをトータルで考えて、風合いや色合いいを変化させず、シミや汚れを落としてきれいにするのが仕事です。品物によって状態は様々ですから、それぞれに合わせた最適な方法を取ります。また、弊社では、水とシリコーン溶剤との二つの洗い方をすることで、繊維の風合いを良くしながら、汗などの汚れを取って、臭いもなく柔らかくさっぱりした仕上がりになります。
修理は可能ですが、穴の大きさや糸の太さ、柄によって仕上がり状態が変わります。わりと太い糸でざっくり編んであり、柄があるものは、ほとんど分からないくらいに仕上がるものがおおいです。糸が細く、目が詰んで、単色のものほど、修理跡が残りやすいです。
黄変した場合は漂白します。元の色自体が変化していなければ、黄変が取れれば綺麗になりますが、敬との色自体が変化している場合には、黄変が取れても色あせした状態になります。この場合は色あせした部分に染色して、元の色に近づけることも出来ます。ただ、漂白も、染色も、その品物の状態によって仕上がりがどの程度きれいになるかは変わってきますので、その都度、お見積りでお知らせしています。
ポリウレタン混紡のものは、伸びたり縮んだりのサイズの変化が起こりやすく、また、シワになると取れにくいため、洗えないことはないですが、仕上げが難しくなります。ナイロンとの混紡の場合は、カシミヤ100%よりも扱いやすくなります。
カシミヤニットは、ドライクリーニング表示のものが多いですが、手で押し洗いをすれば、水で洗えるものが多いです。水の中で激しく動かすと縮みますし、乾燥時にハンガーにかけて乾かす場合は、逆に伸びやすいですから、そっと押し洗いで、脱水は短く、乾燥は平干しをします。汚れやシミの激しいものは、クリーニング店に出されることをお勧めします。
リネンウォーターは問題ないと思いますが、繊維が硬くなるような成分を含んだもの(糊や整髪料等)は、風合いを硬くするので避けます。撥水スプレーは、粒子が細かく、風合いを変化させないものなら使えます。
ニットにアイロンを直接あてると、毛がつぶれ、テカリがでますから、少し浮かした状態でスチームを当てます。それで取れないようなシワが出来てしまったような場合は、面倒でも、ももう一回、柔軟剤の入った水の中に入れ、脱水は高速回転になってから10秒程度で止めて、止まったらすぐ取り出し、手で軽く引っ張ってシワを伸ばしてから乾かします。こうやって、できるだけシワのない状態にしてからスチームを当てて仕上げます。
熱が強く加わり過ぎると、毛が焼けて硬くなったり、弾力が無くなったりしますからドライヤーを使うなら、風の当たっている面を手で触りながら、ニットが熱くならないように、ドライヤーを動かしながら乾かします。急激に熱を加えることは避けなければいけませんから、できれば、暖かい部屋で平らに置いて自然乾燥がベストです。
柔軟剤は繊維の滑りを良くして柔らかくする効果もありますし、静電気を防ぐ効果もありますから、使用してよいと思います。
動物繊維はたんぱく質ですので、アルカリに弱く、アルカリ性の洗剤だと脆化しますし、繊維のキューティクルが開いてからみつきフェルト化しやすくなります。そのため、中性または、弱酸性の洗剤が適しています。
ファンデーションも口紅も油性の汚れですから、ベンジン等の溶剤で取ることは可能な場合もありますが、シミが溶剤に溶けて広がったり、強くこすって毛羽立ったりすることもあります。ごく小さなシミであれば、ベンジンを柔らかい布や麺棒に付けて、シミの部分を軽く叩いてみて、それで取れなければ、クリーニング店に依頼されたほうがいいと思います。
たばこの臭いを取るには、水洗いが適しています。軽い程度であれば、中性洗剤で洗えば取れますが、強い場合は20分程度、洗剤に漬け込みます。それでも残る場合には消臭剤を噴霧します。
洗ってから乾燥、仕上げまでが最適に行われれば、カシミヤニットの風合いはよくなります。ドライクリーニングだけだと、汗などの水溶性の汚れが蓄積されるため、どうしても、手触りが硬くなり、汗の臭いもしてきますが、水で洗うと柔らかくなります。但し、水の中で激しく動かすと、縮みや硬化も起こりますから、手で押し洗いが基本です。毛玉に関しては、毛糸同士の滑りが悪かったり、静電気を帯びていると、毛糸の先端が絡み付いて毛玉になりやすいですから、柔軟剤を適量用いて静電気を防ぎ、毛糸を滑らかにすることは、毛玉を防ぐ効果はあります。
完全に毛玉になったものは、毛玉取りなどで取るしかないですが、取った分だけ毛糸は少なくなっています。一度毛玉取りをして、ニットが薄くなると感じるほどの変化は、通常はないです が、薄いローゲージのニットだと、回数を重ねると、ニットが痩せた感じがすることもあります。毛玉になり始める一番初期に、毛先が絡み付き始めた段階で、ブラッシングすると、毛先がほぐれて、毛玉になるのを防ぐことが出来ます。ですから、着用後ブラッシングして毛玉になる前に毛先を伸ばしておくことは毛玉を防ぐには効果的です。
ビジュー自体は、水に濡れて変化するものではないので、水洗いは可能ですが、強く洗うとビジューが折れたりめくれたりする場合もありますので、手で押し洗いをするのがいいと思います。また、ビジューの部分は、ニットがシワになっても、プレスが出来ませんので、脱水は10〜15秒程度の短時間で行い、脱水が終わったらすぐに取り出して、手で軽く引っ張ってしわを伸ばしてから乾燥します。
着用状況にもよりますし、汚れの目立ち方によっても違いますので、通常は、汚が目立って来たり、シミが付いたら洗うということでよいと思いますが、シーズン中に1〜2度しか着用しないようなニットでも、シーズン終了時には水洗いして保管することで、首まわりや脇などの汗による変色等を防ぐことができます。
クイックルワイパーの成分は、全ては分かりませんが、主要成分は、ドライタイプが流動パラフィン、ウェットタイプが、エタノールと界面活性剤のようです。 どちらもプラスチックを溶かすほどの強い溶剤ではありませんので、衣類を被せられても大丈夫だと思います。 更に詳しくは、花王のホームページにお問い合わせ窓口がありますのでそちらをご利用頂くのが確実かと思います。
茶色のシミが全体にあるということですので、それを取るには部分的なシミ抜きではなく、全体を洗ったり、漂白剤に漬け込むことが必要になります。 また、アイテムがわからないのですが、Tシャツなどの、ご自分で仕上げができるものでしたら、ご要望であれば、仕上げは行わず、シミを落として洗ったままでお返しすることはできます。 ただ、ジャケットやスラックスなどだと、こちらで仕上げを行わないと、着用は難しいと思いますので、通常のクリーニングとしみ抜きを行うようになります。 また、シミが取れるかどうかは、実際に拝見してお見積りを出させていただきますので、よろしければ、こちらまでお送りください。
シーアイランドコットンのカーディガン(ジョン・スメドレー)の色やけの修正のご要望ですが、色やけしたところを部分的に染色して、元の色に近づけることは可能です。 ただ、色やけの程度によって、どの程度まで元の色に戻せるかは違ってきます。 特に紺色は、青味と黒味のバランスが、なかなか、元の色と同じになりにくいですが、詳しいことは、実際に拝見してからお見積もりを出させていただきます。 料金の概算ですが、たたんだ時の折りに沿っての変色ということですので、染色料金が10000円~。クリーニング基本料金は6600円~。(いづれも税抜価格) 実際に拝見して、染料の定着のしにくさなどによって、料金が変わる場合もあります。
以前、20年くらい前のスカジャンを、きれいにして娘さんに着てもらいたいということでお預かりし、全体に強い黄ばみがありましたが、漂白を繰り返して、かなりきれいになっておかえしすることが出来ました。 お品物を実際に拝見しないとわかりませんが、恐らく同じような感じでシミや汚れがあるのではないかと思います。 時間の経ったシミや汚れですと、完全に落とすことは難しい場合もありますが、現状よりはかなり改善されますので、よろしければ、こちらまでお送り下さればお見積りをお出しいたします。
クリーニングのご依頼方法は、ナチュラルクリーン株式会社まで宅配便でお送りいただくか、ウォータークリーニングの店舗(東京では、伊勢丹新宿店メンズ館8階と阪急メンズ東京5階)までお持ちいただけばお受けいたします。 弊社のホームページをご覧いただければ、お送りいただく時に書き添えていただく情報シートがダウンロードできますし、東京以外の店舗の情報も記載されています。
宅配をご利用の場合、送料は弊社が負担いたします。 予め専用伝票とクリーニングバッグをお送りいたしますので、ご連絡をお願いいたします。 詳細は、ホームページ全国宅配クリーニング(送料無料)をご覧ください。
縮重加工を施した衣類のクリーニングのクリーニングは可能です。 縮重の程度によって様々な風合いのものがありますが、出来るだけ元の風合いを変えないようにクリーニングを行います。 仕上がりのご要望等がありましたら、お申し付けください。
シャネルやロロピアーナも毎日のように入荷してきますが、ボタンに関しては、必要に応じて取り外したりカバーを付けて洗います。脱着する場合は有料になりますので、お見積もりの際にご連絡します。 また、弊社の洗い方はとてもデリケートなものですので、これまで、ロロピアーナの商品で色落ちの問題は起きていません。 洗い方に関してはその衣類の素材やデザイン、汚れの状態に最適な方法を取りますので、水で丸洗いするものや部分洗いをするもの、ドライクリーニングと水洗いを併用するものなど様々です。 ですから、洗う点数も、洗い方によって一点の場合もそうでない場合もあります。 また、仕上がり後は一点ずつ包装して出荷します。 お品物をお送りいただく際に、しみ抜きや、プレス、納期などについてご要望がおありでしたら、お書き添えください。
コットンパンツのねじれをプレスで直せるかについてですが、 糸の太さや織りによっても違ってきますが、若干のねじれであれば直せるものもあります。 大きなねじれは難しいです。 実際に拝見してお見積りを出させていただきますので、よろしければ、こちらまでお送りください。
袢纏と長座布団のクリーニングはお受けできます。 料金等は、実際に拝見してからのお見積りとなりますので、よろしければ、こちらまでお送りください。
まず、ラメ加工されたジーンズですがクリーニングすることは可能です。 ただ、シミや汚れがある場合、ラメ加工されたものは強いしみ抜き作業が できないため、取りきれないかもしれません。
次に、ぬいぐるみのクリーニングもお受けしています。 料金などは品物を 拝見してからのお見積もりとなりますので、よろしければお送りください。
iPhoneケースのクリーニングは可能です。 シミや汚れがある場合は、状態によって、どの程度まできれいになるかは違ってきます。 また、リペアは、内容によって、可否がありますので、拝見してからお見積もりを出させて頂きます。
ジョンストンズのカシミヤ100%大判ストールの風合いを戻したいというご要望ですが、どの程度回復できるかは、実際に拝見してからの判断になります。 これまでの、同様のケースでは、パサパサしていた手触りが、水洗いとブラッシングする事で、しっとりと仕上がることが多いです。 宅配便でもお受けしており、クリーニング基本料金は5500円~です。シミ抜きが必要な場合は、別途料金を頂きます。
まず、シャツについてですが、洗濯表示がドライクリーニングのみということですので、ご希望でしたらドライクリーニングだけで洗う事も出来ます。その場合弊社で行っているドライクリーニングは主にシリコンドライという方法で、環境や人体にやさしく、素材に艶感の出る洗いです。 また、石油系のドライクリーニングも出来ます。ただ、シャツは肌に近い部分で着用されるものですので、汗などの付着もあり、出来れば水で洗う方が望ましいと思います。洗濯表示がドライのみでも水洗いできるものが多いですので、弊社ではほとんどの場合、シャツは水洗いを行っています。
次にセーターですが、こちらも水洗いとドライクリーニングをどちらでも行う事が出来ます。また、全体に汚れが激しい場合は、先にドライクリーニングで油性の汚れを落とし、次に水洗いで水溶性の汚れを落とすという風に、両方の洗い方を行う事もあります。ドライクリーニングのみをご希望でしたら、その旨をお知らせ願います。
防虫剤の臭いは、水洗いで軽減されますが、洗うだけでは取りきれないため、もっと臭いを落とすためには消臭加工をおこないます。 これで、かなりのところまで取れますが、100%は取りきれない場合もありますので、ご了解いただいてからお受けするようにしています。
宅配便でも受け付けております。 弊社からお送りする専用伝票をお使い頂くことで送料が無料となります。 詳しくはホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)をご覧ください。
同封いただく送付状にクリーニングする際のご要望などをお書き添えいただくと助かります。
ウォータークリーニングをご利用いただく際は、ご要望等を送付状にお書きいただければ、予めご連絡は頂かずにお送りくださって結構です。
撥水加工は行っています。料金は5000円(税抜)~です。 素材によっては撥水効果の薄いものなどもあります。 また、加工は着用による摩擦やクリーニングなどで徐々に取れていきますので 撥水効果を保つには定期的に加工されることをお薦めします。
デュベティカのダウンの色直しはお受けしていますが、色によって、また、変色の状況によって、きれいに直せる場合とそうでない場合があります。 また、お時間もかかります。 仕上がりの程度や料金、納期などをお見積もりさせていただきますので、よろしければこちらまでお送り頂けますでしょうか。
モンクレールのダウンコートのクリーニングはお受けしています。 シーズンによっては1日10着以上のモンクレールが入荷してきます。モンクレールは様々なタイプがあり、それぞれにクリーニング方法は異なりますが、 最適な方法でクリーニングします。シミ抜き等のご要望がおありでしたら、お書き添えの上コートをお送りいただければ、 お見積もりをお出しします。
クリーニングと修理をご要望のダウンジャケットですが、弊社までお送り頂くか、 新宿伊勢丹や阪急メンズ東京などの店舗までお持ちいただけるとお受けできます。 尚、ダウンジャケットの止め糸の修理は、商品の種類や状況によって可能な場合とそうでない場合とがありますので、商品を拝見してからお答えさせて頂きます。
モンクレールのダウンジャケットがクリーニングでボリュームがなくなったという事ですが、おそらく乾燥工程に何か問題があったのではないかと思います。素材の種類や、そのジャケットの状態によっても復元の程度は異なってきますが、再度クリーニングすることで、現状よりもふっくら出来ることが多いです。 ただし、実際に拝見しなければ、はっきりしたことは申し上げられませんので、よろしければ一度弊社までお送りいただけますでしょうか。 お見積もりを出させていただきます。
まず、さっぱりとした仕上がりをご要望ですので、水によるケアが適しています。 ただし、広範囲にファーが使われていますので、通常のダウンとは違った工程でケアします。 ダウンのファーを水で洗う場合、毛の部分は水に濡れても問題はないですが、根元の革の部分が、濡れると革の柔軟性を保っている成分が流れ出て、硬くなったり縮んだりするものがあります。 ですから、それを防ぐために、革の柔軟性を保ち、色落ちを防止するオイルに漬け込んで浸透させ、革を保護します。
それから一旦乾燥させて洗いの工程に進みます。 二槽式洗濯機に水を溜め、洗剤を入れますが、この洗剤には生地を保護する成分や、収縮を防止する成分が含まれています。 汚れている袖口を予め中性洗剤を付けてブラッシングし、汚れを取れやすくしてから、両そでだけを水の中に入れ、汚れを揉み落とし、袖全体を両手で挟みこんで中の空気を抜きながらダウンにも水を浸透させて汚れを落としていきます。 こうして袖の部分の汚れが取れたら、一度脱水し、洗剤の入っていない水に袖だけを入れて濯ぎ脱水します。
これを2回繰り返してから次にファーの部分を洗いますが、この時はファーやレザー専用のケアー剤を使います。こちらには、羊の毛から抽出したラノリンという成分が含まれていて、革の柔軟性を保ちます。 このケアー剤を入れた水の中に、ファーの部分を漬け込み、手で軽く押し洗いして素早く水から取り出し脱水を行います。 ここで短時間水に入れただけでも汗などの成分は水に溶けだし、脱水することで汚れと一緒に離れていくため、かなりさっぱりとします。
こうして洗った後は、ファーの毛並みを整え、ダウンをほぐして、常温で風を当てながら乾燥します。 ダウンが固まったままで乾燥すると、ゴワゴワとして膨らみがなくなるため、時々手でほぐしたり、たたいたりしながら二日ほどかけて乾燥し、完全に乾いたら、少し乾燥機にかけてふっくらとさせます。
そして最後は、ブラッシングしてファーの毛並みを整え、ナイロン生地の部分はアイロンで細かいシワを伸ばして仕上りです。
ダウンがぺしゃんこになる理由はいくつかあり、1.ダウン自体が汚れていて膨らめない、 2.クリーニング時にダウンに熱を加え過ぎて、ダウンが劣化している、3.洗った後の乾燥の仕方が不適切で、ダウンが空気を含んで膨らむことができなかった。4.ダウンの仕切りのシールが不十分で、ダウンが飛び出したり偏ったりしている・・・などがあります。ダウン自体が劣化していなければ、ある程度は膨らませることが出来ると思いますが、詳しいことは、実際に拝見してから判断させて頂きますので、宜しければこちらまでお送り下されば、お見積りをお出しします。
ダウンを洗う際には、洗剤を使用します。使う洗剤は様々で、ニキワックスやギヤエイド、グランジャーズなどのダウン専用洗剤で洗う場合もありますし、素材や汚れ具合、によっても洗剤を変えます。例えば、ヘルノのようなデリケートな素材で、汚れていない場合は、ランドレスのウールカシミヤシャンプーの様に、素材に優しい洗剤を使います。また、汚れの激しいダウンの場合は、オリジナルの特殊洗剤を使い、最近多くなってきた機密性が高く、脱水してもなかなか水が抜けないダウン(水沢ダウンなど)は、洗剤が残らない様に、すすぎの早い洗剤を使います。そして、カナダグースやウールリッチの様に張り感があって擦れやすい素材は、色落ちしにくい洗剤を使うというように、使い分けています。
まず、ダウンの膨らみが無くなる原因としては、ダウンに汚れが貯まってくっついてしまい、膨らまなくなる場合と、ダウン自体が劣化してふくらみが無くなる場合があります。汚れによるものでしたら、汚れに合わせた洗い方をして、ダウンを綺麗にすれば、かなり復元します。ダウンの劣化の場合や、ダウンが減っている場合は難しいです。また、取り外せないファーが付いたダウンもクリーニング出来ます。ただし、洗い方としては、ファーに合わせたデリケートな洗い方になりますので、ファーの付いていないものに比べると、汚れの落ち具合では劣る場合もあります。また、色落ちについては、素材によって差があり、綿素材などは、どうしても擦れて白くなりやすいです。ポリエステルやナイロンの場合は、一度のクリーニングで特に色落ちする事はないですが、色落ちを避けたい旨をご要望にお書き添えいただければ、更に留意してクリーニング致します。
ドライクリーニングで洗う場合、溶剤が汚れていると、溶剤の汚れが衣類に移ることがあります。 これを逆汚染といい、淡色の衣類がくすんだ感じになることが多いです。この逆汚染によるくすみは、取ることが難しいと思います。 お問い合わせのカシミヤセーターも、逆汚染の場合には元に戻すのは難しいと思います。 ただ、クリーニング店でカシミヤセーターと一緒に洗ったものの中に染色の弱いものがあって、それから出た色がセーターに写ってグレーがかったようになることもあります。 この場合ですとシミ抜きで、移った色を落とすことができれば、元の色に戻すことができます。見ただけでは逆汚染かどうかの判断は難しいので、実際に部分的にシミ抜きを何通りか試してみて、変化があれば、逆汚染とは違い、取れる可能性があることになります。 実際に試してみて、お見積りをお出しすることは無料でできますので、よろしければ、こちらまでお送りください。 尚、お見積り後、キャンセルされて、お品物を返送する際の送料はご負担いただくようになりますので、ご了解願います。
今回、レザージャケットのオイルのムラを直すのに使用したのは、スクワラン主体のものなのですが、これは市販していませんし均一に伸ばすことが難しいため、塗りムラができやすいです。 また、マスタングペーストも浸透性が良すぎてディアスキンのように染み込みやすい革ではムラができやすいです。 ですから、デリケートクリームのように水分を多く含んでいて、薄く塗り伸ばし易いクリームを使われるか、コロニルなどのムースタイプやスプレータイプの保革剤を使われた方がムラになりにくいと思います。
ディアスキンのジャケットのクリーニングでの色落ちについては、商品によって染色の強さが違いますので一概には言えませんが、染色の状態を確かめてケアの方法を決めますので、通常で気になるほどの色の変化はないと思います。ケアの方法は、汚れ具合や革の状態、染色の状態、配色などによって変わります。 全体を水で丸洗いする場合もありますし、濃淡の色の組み合わせがある場合や染色が弱い場合は首回りや脇や袖口など、汗などが付着する部分は水を通し、それ以外は専用の拭き取り用洗剤で拭き取る方法を取ります。 その他、一度に全体を洗うのではなく、小さな範囲の部分しみ抜きを繰り返して全体をきれいにすることもあります。いずれの場合も、革の状態に合わせて保湿を行います。
革のコートのクリーニングもお受けしております。 シミや汚れを落としたり、変色や色やけを染色して修正することも行っています。 革のコートの状態によって、直せるものと直せないものがありますので、弊社までお送りいただければ、拝見してお見積もりをお出しします。
ホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)に詳しい手順が掲載されています。送付状をダウンロードいただき、そちらにご要望や連絡事項をご記入し、お品物と一緒にお送りください。 到着しましたら、お品物を拝見してからお見積りをお知らせしますが、シミの取れ具合などを試してからお見積りを作成しますので、しばらく日数を頂く場合があります。
レザーブルゾンにオイルの白い浮き出しが起きていると いうことですが、レザーに入りきらないオイルが浮いてきたものと思います。 こちらは、クリーニングとしみ抜きで取ることは可能だと 思いますので、よろしければ商品をお送りいただけますでしょうか。 送付の方法については、ホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)に詳しい手順が掲載されています。
バッグの金具の緑錆を取るご要望について、金属部分の緑錆を取ることは可能ですが、入り組んだ部分や、ハトメと革の境の部分など、作業の難しいところは残る場合があります。 また、レザー部分に付いた緑錆も取りきれない場合があります。それ以外の部分の緑錆はかなり取れると思いますが、錆の程度によっても違ってきますので、よろしければバッグをお送りいただければお見積もりをお出しします。
ケリーバッグのかぶせの部分にカビが生えてしまったということですが、カビの種類や生え方によって取れ方が違います。 ただ、レザーに生えたカビの場合は、ほとんどの場合、カビを取っても、カビのあった部分の革の染色が変化していますから、色の修正が必要になります。 カビを取って、色を修正し、カビの臭いも取れれば使用できるようになりますが、どこまで修復可能かは、実際にバッグを拝見してからのお見積りになります。 よろしければ、こちらまでお送りいただければ、詳しいお見積りをお出しします。
レザーバッグにカビが生えてしまったということですが、この場合の基本的な方法としては、カビの部分のしみ抜きを行ってから全体をクリーニングし、抗菌、消臭も行います。 カビの種類や、程度によっては完全には取れない場合もあり、色を塗ってカビを見えなくします。 また、臭いが強い場合、消臭に時間がかかったり、取りきれない時もあります。 バッグの革質や色、カビの生えた位置などによっても対処法は変わってきますので、よろしければ一度こちらまでお送りいただけますでしょうか。 拝見してお見積もりをお出しします。
起毛の白いレザーバッグにカビのシミがあるということですが、カビの色素は強く取れにくいため、それを取ろうとすると相当強い作業が必要で、レザーがそれに耐えられないため元の状態に戻すことは難しいと思います。 起毛ではなく、スムースレザーのバッグですと、白い顔料を塗ってシミを目立たなくすることもできるのですが、起毛素材の場合はそれができません。 残念ながら、今回はお力になれず申し訳ありませんが、また何かおありでしたらお問い合わせください
サバイバルスーツのクリーニングは可能です。 汚れの取れる程度などは、商品の状態によって異なりますので、 こちらにお送りいただければ、お見積もりをお出しします。
お見積もりは、工房でのテストも含めて無料です。 また、お店での判断ですが、どちらの店舗にお越しのご予定かあらかじめご連絡いただけると大変助かります。 ご来店の際に、お店と工房をSkype動画でつないでお品物の状態を確認することもできますので、ご連絡いただければと思います。
レザー財布に雨ジミができているということですが、 革の種類や染色方法、また、シミの状態によって補修の仕方も様々です。 お見積もりは無料ですが、お店でお預かりしてから工房に 送り、テストをしてからお見積もりをお出しします。
シャネルの白い財布のクリーニングは可能です。 どこまできれいに出来るかは、シミや汚れの程度や、色ハゲの状態、また、革の状態によって変わってきますが、基本的には、シミや汚れを出来るだけ落とし、シミの残った部分には、周囲の色と同じ色を塗って目立たなくします。 また、色ハゲしたところも、顔料を塗って補修します。 通常のスムースレザーの白い財布はこの方法でケアしますが、エナメル加工のものだと、元と同じように色を塗って表面を加工することができないため、シミや汚れを落とせないケースが多いです。
羽毛布団のクリーニングもお受けしています。ふわっと仕上がり喜ばれていますので、ご検討ください。 宅配便をご利用の場合、弊社から事前にお送りする専用伝票をお使いの場合に限り無料となります。 ホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)に詳しい手順が掲載されていますのでご覧ください。
できるものが多いです。雨などで濡れて、乾いてからもそのまま使えているようなものは大丈夫。ただし、水に入れると極端に色のでるものや、乾いてから干物みたいにカチカチになるものもあるので、無理は禁物です。プロは、ウェット用洗剤と、加脂剤、色止め剤を使って洗います。
丸洗いできる場合は外側のリボンや内側のバンドを取り外して手洗いします。丸洗いできない場合でも、部分的なシミ抜きや汗などの汚れ落としはできる場合が多いです。
ロエベのベロア生地のバッグが雨に濡れて色落ちしているということですが、起毛した毛並みも乱れていると思います。 元通りにするには、色落ちと毛並みの乱れを両方とも直さなければいけませんが、かなり難しい作業です。 どこまで直せるかは、実際に拝見してみないと何とも申しあげられませんので、よろしければ、こちらまでお送りください。 お見積もりを出させていただきます。
エナメル加工の場合、エナメルの内側が変色していますが、エナメルを剥がして変色を直し、もう一度エナメルを塗り直すということは無理だと思います。ご要望に沿えず申し訳ありません。
イールスキン自体は洗うことは可能ですが、染色の強さや、バッグの芯地などの副素材の材質によって、丸洗いできないものもあります。詳しいお見積りは、実際に拝見してからになりますので、弊社までお送りいただけますでしょうか。
品物をお預かりしてお見積りをお知らせし、キャンセルの場合は、料金は頂きません。また、お預かりした品物を宅配便でお客様にお返しする場合は送料着払いとなります。
ブルーのキャビアスキンのマトラッセに醤油のたれが付いているということですが、しみ抜きでどこまで落とせるかは、シミの範囲の大きさや、シミの革への浸透度合いなどで変わってきます。 完全に取れる場合はいいですが、いくらか残る場合は、シミの上に周囲と同じ色を塗って目立たなくすることもできます。 キャビアスキンはよく見ると、山の部分と谷の部分とで少し色の差が出来ているものですが、色を塗ると、この色の差がなくなって均一になるため、周囲に比べて若干違和感がでることが多いです。 ただ、使用されていく内に、また色の差ができて馴染んできます。 いずれにしましても、実際に拝見しないと詳しいことはわかりませんので、バッグをこちらへお送りくだされば、お見積もりを出させていただきます。
シャネルの白いコットン素材のチェーンバッグということですので、シミや汚れが目立ちやすいものだと思います。 汚れの状態によって、しみ抜きや部分漂白を行いながらきれいにしていきますが、どの程度の仕上りになるかは、実際にバッグを拝見してからのお見積りでお知らせ致します。こちらまでお送りいただく際は、バッグを段ボール箱などに入れ、弊社までお送りください。
バッグのクリーニングのご要望をお書き添えいただき、バッグの送付先やお見積もりなどのご連絡先もお知らせねがいます。
お見積り希望でこちらまでお送り頂く送料につきましては、お客様にご負担頂きます。 品物をお預かりしてお見積りをお知らせし、キャンセルの場合は、料金は頂きません。また、お預かりした品物を宅配便でお客様にお返しする場合は送料着払いとなります。
バッグに何か汚れが付いた訳でもなく、保管しておいたら臭いが出てきたという場合、二つのケースが考えられます。 一つは、カビが生えてしまって、その臭いがするケース。この場合は、カビの程度により、軽いカビなら完全に取れますが、きついカビだと臭いは軽減されますが残ることが多いです。 もう一つは、バッグに使用されている接着剤の劣化による臭いです。バッグは素材を貼り合せるために、様々なところに接着剤が使用されていますが、高温や多湿などで接着剤が劣化し、加水分解されると、きつい臭いを発します。この場合は、劣化した接着剤を取り除くことはできないため、臭いを取ることはできないと思います。
まず、スラックスの尿ジミについてですが、尿の成分は水溶性のものが多いので、ドライクリーニングよりも水で洗ったほうが、スラックスに染み込んでいる尿の成分は取れます。 ただし、生地が黄ばんでいたり、輪どりジミになっているような場合は、洗っただけでは取れませんので、特殊なしみ抜きが 必要です。 そして、生地が変色しているような時は、しみ抜きだけでなく、 染色による修正も必要になります。
シルクのジャケットやワンピースの縮みの補正はこれまでにも行っていますが、生地の状態や縮みの程度、また、衣類のデザインや構成によっても、どの程度修正できるかは違ってきます。 よろしければ、こちらまでお送りいただければ、お見積もりをお出しします。
弊社に入荷してきますスーツやコートの裏地は高級なキュプラのものがほとんどです。 確かにキュプラは縮みやすくシワになりやすい素材ですが、乾燥方法やプレスを工夫してキュプラも問題なく仕上がりますので、安心してお出しいただければと思います。
綿のカットソーのボーダー柄の修正ということですが、こういった場合は部分染色を行います。 ある程度の修復は可能だと思いますが、色の落ち方や生地の状態によって仕上がりが変わってきますので、詳しいお見積りはお品物を拝見してからになります。 詳しいお見積りは、実際に拝見してからになりますので、よろしければ宅配便で弊社までお送りください。
マッキントッシュの色落ちの修正はお受けできますが、色落ちの程度と範囲、そして、素材によって仕上がりが変わってきます。 これは、実際に拝見してからお見積もりでお知らせさせていただきます。 また、しみ抜きもできますし、ポケットの糸縫いの修理もお受けできますが、こちらも色落ちの修正と同様に、シミやホツレの状態によって料金や仕上がりが変わってきますので、拝見してからのお見積もりになります。 よろしければ、こちらにお送りいただければ、お見積もりをお出ししますのでご検討ください。
マッキントッシュの色付けは可能ですが、色の定着しにくい素材ですので、色やけの程度や生地の状態によって、仕上がりは変わります。完全に元に戻すというよりも、色やけをある程度目立たなくするという修正になります。詳しいお見積りは、実際に拝見してからになりますので、よろしければ弊社までお送りください。
ゴム引きコートのクリーニングについてですが、カビ臭さは、洗いと消臭加工である程度は取ることができます。完全に取れる場合と少し残る場合がありますが、現状よりはよくなります。次に、ゴムの臭いは素材の臭いですので、これを取ることは難しいと思います。 クリーニングをご希望で宅配便をご利用の場合、弊社から事前にお送りする専用伝票をお使いの場合に限り無料となります。 送付の方法については、ホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)に詳しい手順が掲載されています。
ムートンコートの袖と、袖口の内側のファーの変色ということですが、これを直すには変色した部分に染色を行います。 革やファーの状態と変色の程度によって仕上がりが変わってきますが、詳しくは、実際に拝見してからのお見積りとなります。 よろしければ、弊社までお送りください。
ゴアテックスのコートの色の修正ということですが、ゴアテックスは防水透湿性素材で、水蒸気は通し、水は通さない細かな穴が開いたシートを生地に貼りあわせた素材です。 色の修正を行う場合は、ゴアテックスのような合成繊維の場合は顔料を使いますが、顔料の樹脂が小さな穴をふさいでしまいます。 するとその部分は透湿性がなくなり、その部分は水蒸気が逃げないため、汗をかくと蒸れてしまいます。 また、ゴアテックスの生地も、撥水性があるため染色が付きにくく剥がれやすい素材です。ですから、ごく小さい範囲のピンポイントの色抜けの修正ならばできますが、広い範囲の色修正は透湿性を損なったり剥がれる可能性も高くなるため行わないほうがいいと思います。 このままでは着用できないため、少しでも色を付けるということであればお受けできますが、新品時に近づけるようにきれいにするということは、今回の場合は難しいです。
黒いトレンチコートの色落ちの修正ということですが、色落ちの状態や範囲、素材によって仕上がりの程度は変わってきます。 また、生地の状態で全体を染色するのとは違い、製品ですのでピースガンを使って、色落ちしたところを部分的に修正します。 ですから、新品時のような、深みのある黒にするのは難しく、色落ちした部分を周囲の色に近づけて目立たなくするという修正になります。
色やけして着れなくなったものが修正して着れるようになったと、多くのお客様に喜ばれておりますが、新品時と同じになるということではありませんので、ご検討のうえお申し付けくださいますようお願いします。
トムブラウンのバルカラーコートの衿と袖の色落ちの修正ですが、色落ちの程度によって工程も変わりますので、正確なお見積りは、コートを拝見してからになりますが、 概算では、クリーニング基本料金が9900円~、色修正料金が15,000円程度~になると思います。 シミや汚れがありましたら、それを落とす場合には、シミ抜き料金を頂きます。 衿が色落ちしている場合、周辺の肩なども色が褪せている場合が多く、衿だけを補色すると違和感が出ますので、周辺も含めて修正するケースが多いです。 コートは、伊勢丹メンズ館、阪急メンズ東京にお持ち頂いてもいいですし、宅配で直接お送り頂く事も出来ます。 いずれの場合も、工房で技術者が拝見してから、お見積りをお出しするようになります。
クリーニングに出される間隔ですが、着用状況や、着用頻度によって変わります。 着用中に汗をかかれるような状況があれば、シーズンごとにクリーニングされた方がいいですし、ほとんど着用されず、汚れも無いようでしたら、もっと間隔を開けられてもいいと思います。 ただし、着用されない場合でも時々カバーから出してブラッシングを行ってください。 ほこりやカビの胞子が付いたままだと、変色やカビの発生の原因になります。 カバーをはずしてブラッシングしたり、動かすだけでも表面に付着したものが取れますので、やらないのに比べると、かなりの効果があります。
保管時に洋服に掛けておくカバーは、ビニールだと通気性がなく、湿気がこもるため、カビや変色の原因にもなります。 ですから、布地や不織布、和紙などの通気性のあるカバーをお使いください。通気性があるものであれば、ホームセンターで売っているものでかまいません。
レザートグル付きのオールドイングランド・ダッフルコートということですが、クリーニングは可能です。 全体を水洗いできるかどうかは、レザー部分の染色の強さによって変わってきますが、汗ジミは、部分的なしみ抜きやスチームと抗菌・消臭剤の噴霧による洗浄でも取ることができます。 洗浄方法は、コートを拝見してから、シミの具合やコートの素材などから判断させていただきます。 ご検討ください。 伊勢丹新宿メンズ館か阪急メンズ東京にお持ちいただいても結構です。宅配便をご利用の場合、弊社から事前にお送りする専用伝票をお使いの場合に限り無料となります。 送付の方法については、ホームページの全国宅配クリーニング(送料無料)に詳しい手順が掲載されています。
拝見しますと、確かに、衿や袖口などに、汚れや黄ばみがかなり見られます。これを取るために、まず汚れの中でも油性の成分をドライクリーニングで落とし、続いて漂白に漬け込んで、黄ばみや水溶性の汚れを落とします。 現在、ここまでの工程を行ってみたところですが、衿の黄ばみ汚れや袖口の汚れは、ほとんど目立たなくなってきました。裾まわりには生地に染み込んだ汚れもあり、完全にきれいにするのは難しいと思いますが、全体的には最初と見違えるくらいきれいになります。尚、これから細かなしみ抜きを行ない、それから仕上げの工程に入りますので、納品まであと2週間程度いただきたく思います。
中綿がシンサレートのコートは、クリーニングするのに特に支障はなく大丈夫です。 襟裏がレザーのウール縮絨のコートは、まず、レザーからの色の染み出しが考えられますので、レザーの染色の強さや、レザーとコート本体の色などによって洗い方が変わってきます。 次にウール縮絨に関しては製品によって品質がまちまちであり、中には風合いが変わる物やサイズが変わるものなどがあります。 一点一点品物の状態を確認してからクリーニングのやり方を決定していきますので、お品物を拝見しないとどのような方法が取れるかわかりませんが、何らかの方法でケアをおこなうことは出来ます。
詳しいお見積りは、実際に拝見してからになりますので、よろしければ弊社までお送りください。
マックスマーラのキャメルのコートの艶を出すご要望ですが、加工剤や、毛並みを整えるブラッシングなどでコートの艶感を出すことができます。 現状がどういう状態かを拝見しないと、詳しいことは解りませんが、今よりも艶を出すことは可能だと思います。 よろしければ、こちらまでお送りください。お見積りをお出しします。
このコートの特性として、防水性を増すために、縫い目から水が浸透しないように、縫製の代わりに天然ゴムのりによる接着を行っています。 着用状況や保管状況によって接着部分の寿命は変わってきますが、早いものですと3~4年で接着ボンドの劣化により、接合部分のテープがはがれてきます。 お客さまからの接着はがれ修理のご依頼は、はがれている箇所だけの修理となりますが、1箇所はがれているということは他の箇所も接着力が劣化してきているということをまずご理解下さい。 修理は、接着剤を着け貼り直しますが、劣化した接着剤が残っていると接着が弱くなる為、前の接着剤の除去をしてからの作業となります。 ただ、劣化した接着剤を完全に除去することは難しく、取りきれずに残る為、その上に新たに接着剤を付け直しても接着は弱いものとなります。 一時的に直ったとしても、再び着用時の摩擦等によりはがれてきます。また、全体にはがれやすくなっている為に、今回修理を行っていない部分もいずれはがれてきて、修理が必要になります。 従って、マッキントッシュのコートは、一回の修理で貼り直しが完了ではなく、これから先も、はがれて修理をすることの繰り返しになる特性を持っています。このことをよく御理解いただいたうえで修理に入らせて頂きます。
ジャケットの脇に汗染みができているということですが、洋服に付いている汗の成分は染み抜きや水洗いで取ることができます。 ですから、生地の色が変色していなければ、汗染みは取れる場合が多いです。 但し、汗染みがある時は、染みの部分は、生地の色が薄くなったり、変色していることも多いですし、生地の染料が動いて輪染みになっていることもあります。 このように生地の色自体が変化している場合には、汗の成分を取っても染みの跡が残りますが、これを部分的に染色して直す方法もあります。 いずれにしましても、実際にジャケットを拝見しないと、どこまできれいにできるかは、申し上げられませんが、こちちらまでお送りいただければ、お見積もりをお出しできます。
ウールのジャケットの脇の下が擦れて少し毛羽立っているということですが、毛羽立ちの程度にもよりますが、ある程度目立たなくすることはできると思います。 但しウールは強く擦れ合うとフェルト化して硬くなりますから、脇の下の生地が硬くなっているようだと、毛羽立ちは取れても硬さは元には戻りません。 よろしければ、ジャケットをお送りいただければ、お見積もりをお出しします。
部分的な色やけを直す場合は、基本的にはその部分だけを染色します。 紺色でしたら、色やけして赤っぽくなっている場合は青系の色を足し、緑っぽくなっている場合には赤系の色を足して紺色に近づけていきます。 ただし、紺色が黒っぽく変化している場合もあり、この場合は紺よりも黒の方が濃いために、黒い部分を紺色に変えることはできません。 色をそろえるとしたら、黒いほうの色に全体を合わせます。
料金や納期などは、実際に品物を拝見して、一部に染色を試し、染料の発色や定着の様子を見てからのお見積りになりますが、概算としては、ほぼ完ぺきに近いくらいまで変色を修正する場合と変色をある程度目立たなくして着られる程度にするという場合で違います。よろしければ弊社までお送りください。
インナーが取り外し出きる場合、薄い1枚もののインナーでしたら、料金はいただいていませんが、ダウンの入ったインナーや、厚手のものは、洗いや仕上げに工数が必要なため、料金をいただいています。
ゴアテックスの性能ですが、透湿防水性は、汚れてくると素材の細かな穴が塞がるため透湿性が落ちてきますが、洗って汚れが取れることで復活します。 また、ゴアテックスの防水性は、生地が破れたり、シールテープが剥がれたりしない限り、水が染み込むことはありません。 ですから、クリーニングで、ゴアテックスの性能が落ちることはありませんが、生地の表面が水を弾く撥水性は、着用やクリーニングで徐々に落ちてきますので、時々再加工が必要です。
革ジャケットの色ハゲ部分の修正は可能ですが、革の状態や色ハゲの程度や範囲などによって仕上りも違ってきますし、料金も変わりますので、革ジャケットを拝見してからのお見積りになります。 また、ウォータークリーニングをするだけで、変色した生地が元の色に戻ることはなく、色を直すには染色が必要です。 ただ、汚れが取れてきれいになることで、汚れに隠れていた生地の色がはっきり現れて、色が元に戻ったように見えることはあります。 ダウンのクリーニングでも、全く新品に戻る訳ではありませんが、ダウンなどは、長期間着用されて汚れが溜まっているものが多く、それが取れることで見た目もきれいになりますし、生地の手触り感も変わります。 そして、ウォータークリーニングで羽毛の汚れもしっかり落とすことで、ダウンがふっくら仕上がりますから、新品のようになったと喜んでいただくことが、よくあります。最後に、君津点では、領収書の発行はできますが、クレジットカードはお取り扱いしておりませんのでご了解ねがいます。
当て布を厚くしてください。折って厚みを増していく方法もあります。 それでも、テカる時は裏からアイロンを掛けていきます。
ドライ:スチームで仕上げるよりも霧吹きを使うことでパリッと仕上げられる。 スチーム:シワは早く消えるが戻ることもある。霧吹きと併用した方がきれいに仕上げられます。
使用上の注意を守っていれば、問題はありません。合成糊には、主にPVA(ポリビニルアルコール)とPVAc(ポリ酢酸ビニル)の2通りの成分のものがあり、PVAは、透明な液状タイプと、粉末タイプがありますが、洗うと汚れと一緒に落ちます。PVAcは、白い乳液状で、洗い落ちが悪いため、使い続けると、シャツがどんどん硬くなる性質があります。
濡らした生地を引っ張って伸ばします。(乾いた生地を伸ばしたり、熱や蒸気を使うこともあります。) ただ、程度にもよりますが一度縮んだ芯地を元に戻すのは困難です。
凸凹感の大きな生地は、つぶさないように圧を抑えて掛けます。
熱に弱い素材なので、低温で。
スチームだけで仕上げると一旦しわが消えて見えるが、戻る可能性が高いので霧吹きと高温(200度)のドライアイロンで仕上げた方がパリッと仕上がります。
シャツのプレス順序(面積の小さい部分からかけるとシワになりにくい): 上衿→カフス→袖→ヨーク→前身頃→後身頃 ジャケットのプレス順序(最後にVゾーンを決める): 袖→肩→前身頃→後身頃→カラー→ラペル
お問い合わせありがとうございます。ノンアイロン加工を取るご要望ですが、この加工は樹脂コーティングなどとは違い、分子と分子を3次元的に結合して形造る加工の為、取ることは出来ないです。ご要望に沿えなくてすみません。
綿、キュプラ、ポリエステルの白いブラウスがピンクになったということは、おそらく塩素系の漂白剤を使われたのだと思います。 塩素系漂白剤は、白い生地専用で、強い漂白作用があり、綿の生地を白くしたい時には効果的な漂白剤ですが、作用が強いため、濃度が濃すぎたり、漂白時間が長すぎると、生地を傷めたり変色させることがあります。 また、日焼け止めを肌に塗られて、それが生地に付いていると、塩素系漂白剤と反応して、鮮やかなピンク色になります。
こうなった場合、この日焼け止めを落とすとピンク色も消えます。 方法は、洗濯用の固形石鹸や、トップのプレケアなどの前処理用の洗剤をピンクの部分に付け置きして、揉み洗いしてやれば徐々に取れてきます。 また、クリーニングでお預かりして落とすこともできますので、よろしければ、ご用命ください。
脱水はとにかく短め。高速回転になって30秒以内、また、シワが入らないようにすぐに吊るした方がいいです。ハンガーは肩幅のあった厚みがあったほうがいいです。小ジワはアイロンスチームで伸ばせばいいですね。乾燥は縮まないためにも自然乾燥がベストです。
水に入れてすぐ色出するようなものは洗えませんし、すぐに縮むようなものも洗えません。だからドライ表示ものが水洗いできるわけではないので、冒険は禁物です。
洗濯機のドライモードは、衣類に力の加わらない弱い回転で洗う方法です。 ドライクリーニングは、水ではなく、ドライ溶剤(石油系・パーク・シリコーン等)で洗うことなので、全然違います。
防縮加工をしていないものが多いので、洗いで回転を加えると縮んでしまうので、力の加わらない手洗いを洗面器やタライあたりで押し洗いを行うのがいいです。
柔らかくなります。
弱水流のコースなら大丈夫なものも多いですが、縮みや色落ちなど、手洗い表示にした理由はあるはずなので、強い洗いは避けてください。
汚れを残さないことが一番です。そのために、襟、カフスは前処理をし、汚れかたにもよりますが、2~3回に1回は漂白をした方がよいです。
汗や皮脂などに含まれる不飽和脂肪酸、不飽和油脂、タンパク質の酸化のため。黄ばみを取るには酸素系漂白剤を使って分解します。
汚れが付きにくくなるスプレーが市販されています。また、シャツに糊付けすると、洗った時に糊と一緒に汚れが取れるので、糊の硬さが嫌なら、薄糊でも付けておく方がきれいさを保てます。ただ、いずれにしても、それだけで汚れが全部防げるわけではないので、洗う時には前処理をしてから洗った方がよいです。
襟汚れ用のスポット洗剤を付け置き(10~30分)し、黄ばみが強いときは、粉末酸素系漂白剤に漬け込む。この時温度が高い方が(45~50度)きれいになります。
縮みそうなもの、毛羽立ちそうなもの、ひっかかるもの、傷つきやすいもの、飾りのついたものなどの場合、ネットに入れるのが良いと思います。
洗う時間を短く、温度を低く、回転を弱くするほど縮みは小さくなるので、小さめのネットに入れて中での動きを小さくし、手で押し洗いするのが一番縮みません。また、乾燥機を使うより、常温で自然に乾かす方が縮みません。
シャツの枚数によっても違いますが、1~2枚なら高速回転になってから20~30秒程度です。 また、染色の弱いものは、強脱水で脱色することがあるので、一度に強く脱水をせず、途中で出して何度かに分けて脱水します。
全自動洗濯機の通常コースは長すぎるので、中性洗剤で前処理(ブラシでゴシゴシ)して短時間コースで洗った方が衣類は傷みません。また、色移りしそうな衣類は別洗いします。
クリーニング店での一般のワイシャツの洗い方は、高温(50~60度)で、回転を強くかけて洗うため、汚れはよく落ちるが、シャツへのダメージもあります。仕事着的なワイシャツならばそれでもかまわないかもしれませんが、高級シャツは、それに適した洗い方をしてくれるクリーニング店に出すか、自宅で手洗いした方が長持ちします。
縮みを防ぐには、繊維を動かさないこと。そのためには、小さめのネットに入れる。番手の大きいシャツは特に縮みやすいため手洗いがベストです。 また、先に襟やカフスの汚れをスポット洗剤などで落としてから全体を洗うようにすると、洗う時間を短くでき縮みは少なくなります。
綿シャツと同じで、縮を防ぐには小さめのネットで1〜2分手洗いします。 乾燥機で完全に乾かすと縮や斜行(ねじれ)が起こる為に、使っても5分以内でシワが伸びたところで出して、ハンガーにら吊るして自然乾燥します。
縮みを防ぐには、低温洗浄(常温)することと、回転を強くかけないことです。 淡色のものの黄ばみは漂白剤への漬け込みで取ります。麻は濡れると硬くなり、水の中で摩擦されると毛羽立ちが起こりやすくなるため弱い回転や手洗いを行うようにします。また、繊維の芯まで染まりにくい素材で色落ちしやすいという特徴があります。それを防ぐためにも、低温、弱回転、短時間洗いがよいと思います。
電気カミソリでカットできます。それ以上細かい毛羽立ちは火であぶって取ることもあります。 また、シルクが擦れると糸の表面が細かく毛羽立って白っぽくなりますが、このスレは樹脂などで毛羽立ちを寝かせることである程度目立たなくすることができます。
食べ物のシミが付いていることが多く、染色が弱いため注意が必要です。
プロがシミ抜きする場合は効果が弱めの酵素を使うことが多いです。水に濡れただけで光沢が変わったり、シミになったりすることもありますので、シミが付いたときは柔らかい布を押し当てて吸い取らせる程度で、それ以上はプロに任せた方が無難です。
シルクのネクタイを洗濯機で洗うことはできません。 制服用のポリエステルのネクタイはネットに入れて洗濯機で洗えます。(ただしプロは、ネクタイを動かないようにネットの中に入れて、特殊な洗剤で洗濯機で洗うこともあります)
汚れが付いたままで時間がたつと取れにくくなりますし、変色などの原因にもなります。頻繁に洗う必要はありませんが、汚れが付いた時などはクリーニングに出して汚れを取り、プレスで整形したほうが長く使えます。
一般的にジャケットのラペルには芯地と表地を馴染ませるためにハ刺しがされていますし、また薄い生地の場合には接着芯が使われますが、余程年数の経過したお品物であれば接着が弱まって剥離するケースもありますが発生することは、ごく稀です。
弊社のウォータークリーニングはクラスタルウォーターとマイクロバブルで、強い機械力を使わずネットに包んで短時間で洗う弊社の洗浄方法ではまったく問題ないです。 また、弊社の洗い方にはディテールを重要視するもう一つあります。
あまり汚れていないジャケットの場合、ディーテールをできるだけ崩さないことを目的としていますので、中性洗剤とシルクガンの前処理で襟・袖口・脇を部分洗い乾燥し(水洗いの場合もこのように前処理を行う)、その後シリコーンドライに入れて残った皮脂汚れ等を除去した後、人体成形乾燥機の160度の強力な蒸気でさらに全体的な汗の成分を飛ばしていきます。これで匂いを取ります。
さらに、全体的に消臭・抗菌剤をビチョビチョになり流れ落ちるまで噴霧して残留している汗等の水溶性の汚れや臭いをさらに除去して乾燥させる、また、ジャケットの生地には各種の加工剤を噴霧してハリ感やツヤ感を出すという方法もあります。(パンツは仕付けを行い、シック回り・ポケット回り・裾回り等を中性洗剤とシルクガンで前処理を行い、シリコーンドライで皮脂汚れや油汚れを除去した後、ネットに巻いて水洗いをします。)この洗浄方法では、全くジャケットのディテールやシルエットは変わることはありません。
※以上のディテール重視の洗浄方法は、実は水洗いを行うよりも逆に手間がかかります。 この方法はこだわりの強いイタリアのサルトリア(仕立て屋)さんからの要望と松井化学さんの助言によって生まれました。お送り頂ければ、お品物に合った最適の洗い方を選択させていただきます。分らないこと等ございましたら、お気軽にご連絡下さい。 *尚、弊社で使用している消臭・抗菌剤は亜鉛・銀・チタンのイオンを使った「ZAT」という身体に安全で効果の高い商品と、松井化学さんから提供していただいている、某アパレルメーカーが繊維を加工する時に使用している、消臭抗菌剤をケースバイケースで利用しています。
ジャケットの内ポケットに万年筆のインクの染み出しということですが、生地の素材やインクの量、インクの種類などによってどこまで取れるかが変わってきます。 いずれにしましても、拝見してからお見積もりをお出ししますので、よろしければ弊社までお送りください。
スーツの裏地の色落ち防止加工ですが、その裏地の染色の強さによって、色落ちが完全に止まる場合もありますし、染色が弱すぎて色落ちが止まらない場合もあります。 乾いた状態なら色移りは無いけれど、汗などで濡れると色落ちするという程度でしたらかなり効果はあると思います。 加工料金については担当までお問合わせ下さい(TEL 0439-57-2611)。 また、加工後のクリーニングは、出来れば弊社でお願いします。 通常の洗いですぐに取れるということはないですが、溶剤の種類によって、また、しみ抜きなどによっても取れる場合がありますので、それらを理解してクリーニングを行う弊社の方が安心ですし、取れた場合の修正もすぐに行えます。
スーツ4点のクリーニングをご希望ということで、現在は、通常ですと納期を1ヶ月いただいておりますが、特にご要望の場合は、最短で2週間でお納めできます。 ただし、シミや汚れがある場合には、それを取る時間が必要なため、2週間では無理な場合もあります。 出来ましたら、こちらに到着する日にちと、ご希望のお届け日、また、スーツのブランドや汚れの内容などをお知らせ願えますでしょうか。 最短で工程を進められるように準備してお待ちしたいと思います。
タキシードのクリーニング料金は、料金表PRICE LISTの中のメンズスーツ(指定ブランド)の料金となります。 後は、シミの状態によってしみ抜き料金を頂くようになります。 弊社をご利用頂く場合は、君津本店まで宅配便でお送りいただくか、 伊勢丹新宿店メンズ館や、阪急メンズ東京にありますウォータークリーニングの店舗までお持ちいただきます。
宅配でお送りいただいた場合は、仕上がり後代引きでお送りしますし、伊勢丹や三越にお出しいただいた場合は、それぞれのお店でお支払いただきます。
納期は通常3週間程度いただいていますが、お急ぎのご要望であれば出来る限りお応えさせていただきます。
フルオーダースーツのクリーニング料金は、料金表PRICE LISTの中のメンズスーツ(指定ブランド)からご確認下さい。
まず、パンツの針穴ですが、穴を目立たなくする作業はできますが、素材によって残り方が違います。 細い糸のウールや、綿パン、化繊など目の詰んだ素材だと、多少薄くなってもかなり残ります。 太い糸や起毛しているものの方が目立たなくなります。 料金は、こちらのリンクからご確認下さい。 また、ガーメントダイで色が付いていない白い部分の色付けは可能です。 素材によって色の付き方は変わりますが、料金は、色付けの範囲によっても変わります。詳しいお見積りは、実際に拝見してからになりますので、よろしければ弊社までお送りください。
以下「日々是笑日」より転載
「染み抜き・色修正・修理等のない一般的なスーツの洗いの手順」
●チェック検品カルテ作成→●ジャケット・パンツのしつけ→●シルクガンの前処理(ジャケット部分は襟・脇・袖口・ポケット回り。パンツ部分はシック・裾回り。→●シリコーンドライで油性・皮脂汚れの除去。→●ネットに巻いてクラスタルウォーター&マイクロバブルで水洗い。→●ジャケットは人体成形乾燥機で裏地のシワ伸ばし。●ジャケットは人体成型乾燥機でハンドフィッシャー(ハンドアイロンを軽く当て)表地の地の目修正・襟のゴージ、キザミ修正。袖、肩の微調整。●人体成型乾燥機からジャケットを外しプレス台で背裏と袖裏をブロープレス(本格的なプレスはバキュームプレスで)●ジャケットをトルソー(人形)に着用させ地の目・縫い目・袖の下がり具合等を確認。微調整。●パンツはパンツ専用乾燥機パンツトッパーで乾燥並びに小ジワ伸ばし。●ジャケット・パンツとも静止乾燥機で最終乾燥。●最終乾燥後初めて本格的にプレスの仕込みに入る。
今日のスーツの洗いはゼニアのオートクチュールとブリオーニばかりです。時々イセタンメンズやアルマーニが入るぐらいで、早朝から38着洗いっぱなしでした。ゼニアやブリオーニの場合はどちらも40~65万ぐらいのスーツです。
普通のスーツと何が違うかというと、まず一つはクチュール物はハンドメイドだということです。そして二つ目は、生地自体が全然違うということ。着た時に一番着心地がいいように縫う時の糸のテンションを調整しながら手縫いしてますから、意図的にすごくゆるく 縫ってあるところもありますし、力が加わると切れるように、弱い糸を使ったりもしています。
こうした着心地を良くし、生地を傷めないための心使いは、洗う時には、逆に、型崩れのしやすさとなって表われます。ですから、しつけをしっかりしたり、洗う時に芯地が動かないように固定して洗うなどの工夫が大切になりますし、洗ってから乾燥しながらどれだけ元の通りに整形できるかがもっとも重要です。
洗い上がりの人体整形乾燥では、まず、裏からかけて、裏地に入った細かいシワを全体的に油分を噴霧しながらハンドアイロンで伸ばしておきます。このクラスのジャケットの裏地は、糸が細く、撚りも強いため、水に濡れると細かなシワが入って、そのまま乾いてしまうと取れなくなります。
次に、表に反して、スチームを出しながら、消臭抗菌剤と艶出し加工剤を噴霧し、温風の風圧を調整しながら、整形乾燥していきます。風圧が弱いとシワが伸びませんし、強すぎると、このクラスの番手の細い生地は伸びてしまいます。ですから、適度な風圧にして、しっかり乾燥するまでじっと置いておきます。
この時間も大切で、早く人体から外してしまうと、乾燥が不十分なため、せっかく伸びたシワがまた戻ってしまいます。ですから、ここはじっくりと形を作っていきます。このクラスの水洗いほど、洗い担当者の技術や経験を問われるものはありません。ですからこのクラスの洗いが終わると、物凄く神経を使っているのでしょうドッと気が抜けます。
なるべくクリーニングはしない方がいいと提唱される方に、「ゼニアのオートクチュールやブリオーニを水洗いしました。」とお伝えすると、「ゼニアのオートクチュールを?ブリオーニを?言語道断!」と御立腹されること間違いありません。ただ、今日水洗いを行っているお客様たちは皆さん水洗いファン。水洗いご希望の方々ばかりなので、期待に応えて丁寧に水洗いさせていただきました。
※ブランド物の場合ジャケットは、モノを見て水洗いするかしないかを決めています。水洗いしない場合もする場合も襟回り・脇・袖口・ポケット回りは必ずシルクガン(前処理技術)で汗抜きを行い、背裏や袖浦等の裏地はすべて消臭抗菌処理をいたします。
ただ、この最高級クラスは正直言ってイタリアのサルトリアが要望した、前処理後は蒸気や消臭抗菌処理(しっかりと消臭抗菌剤噴霧)の方がいいと僕は思っています。 また、水に入れても汗抜きの30秒ぐらい(30秒と脱水があれば汗はほぼ抜けます。事前に前処理で汗抜きもしていますし)濯ぎ2回の1分30秒ぐらいかな。やはり微妙なディテールを崩していけないので・・・。 パンツはアンモニアや汗等の水溶性の汚れが気になりますから、シリコーンドライで油・皮脂汚れを除去した後はネットに巻いての色落ちや型崩れしないような方法で短時間の水洗い(クラスタルウォーターとマイクロバブル)がいいと思います。ただ、無理は禁物なので、最終的に洗いに関しては技術者にお任せいただければ、そのスーツに関しての最適の洗いを選択していきます。どうぞ安心してお任せいただけばと思います。
スーツのテカリは、摩擦によって生地の表面の起毛が消失したり、丸い繊維が平滑になったりして、光の反射が一定になるために起こります。 水で洗って繊維の膨らみを復元し、また、起毛を復活させることでテカリを軽減することができますが、素材やテカリの程度によって、直る場合と直らない場合がありますし、実際にやってみないとわからない部分も多いです。よろしければ、こちらまでお送りいただけばお見積りをお出しします。
コットンスーツが、部分的に日焼けして変色している場合は、変色したところを部分的に染色して周囲の色に合せます。 スーツの色や、変色の程度によって、どこまでわからなくできるかは変わってきます。 詳しくは、実際にスーツを拝見してからのお見積もりになりますので、よろしければ弊社までお送りください。 料金の大まかな目安は、こちらのリンクからご確認下さい。素材によっては色が定着しにくい場合もあり、繰り返しの染色が必要になるため、料金も加算されます。 納期は、最低、1箇月~2箇月いただいています。
スーツは全体的に黄ばんでいるようですので、漂白に漬け込んで黄ばみを落としますが、黄ばみの程度や素材によって、また、生地の色によっても、どこまで黄ばみが取れるかは変わってきます。 黄ばみが激しい場合は、生地の色自体が変わっていて、元の色には戻らない場合もあります。衿などの部分的な黄ばみであれば、100%とはいかなくても、かなり目立たなくなるケースが多いです。従いまして、現状よりは黄ばみを取ることは可能ですが、どの程度まで取れるかは、実際に拝見してお見積りをお出ししますので、よろしければこちらまでお送りください。
お問い合わせありがとうございます。 スカートパンツのクリーニング料金は、料金・価格ページの中のスカート(プレーン)の料金をご確認下さい。 写真で見えない部分に特殊なデザイン等があれば、料金が変わりますが、そういうものが無く、シミや汚れも無ければ、この料金でクリーニング出来ます。 ご検討ください。
トリアセテート生地のワンピースの汗ジミの除去という事ですが、汗ジミのところを部分的にしみ抜き処理し、全体を洗います。 汗ジミの部分の生地が汗によって変色している場合もありますので、その時は染色による修正が必要になります。 洗い方は、実際にワンピースを拝見してから決定しますが、生地の状態やデザイン性、染色の強さなどによって、最適な方法を選びます。 汗ジミがありますので、水による処置が必要ですが、全体を水で洗う場合もありますし、部分的な水による処理を繰り返して全体の水溶性の汚れを取り、全体の洗いはシリコーン溶剤で洗う場合もあります。 また、生地が切れているところもおありのようですので、その部分の取り扱いも含めてお見積もりをお出しします。 よろしければこちらまでお送り頂けますでしょうか。
シルク生地のスカートのスレの修復ということですが、方法としては、擦れて白くなっている部分に部分的に染色を行い、更に、毛羽立ちを樹脂で押さえて目立たなくするのですが、スレの程度や、生地の状態、また、生地の色などによって仕上がりは変わってきますし、完全に分からなくすることは難しいと思います。 よろしければ、こちらにお送りいただければ、拝見してお見積りをお出しします。
ワイシャツの襟と袖口の縮みの修正ということですが、縮みの程度によって、どこまで直るかは変わってきます。全く伸ばせないということは無いと思いますので、よろしければ、こちらまで宅配便でお送りいただければ、お見積もりをお出しします。
確かに、一般のクリーニングに比べると高いですが、これまで多くのショップの方や、お客様が、工房を見学され、一点一点商品を丁寧に扱い、手間をかけて仕上げる様子をご覧になって、むしろ料金は内容に比べて安いという感想を持たれます。クリーニングに限らず、ジャケットでも靴でも、工程を重ねて丹念に作りこまれたものは相応の価格になっています。また、気に入った衣類を、きれいに長く着られることを考えれば、見合った価格ではないかと考えております。
汗や汚れがスーツに付いたままになることは、生地を、臭いや変色の原因にもなりますから洗うことは必要です。ただ、スーツには作った人の意図するシルエットがありますから、それを再現できなければクリーニングしないほうがよいことになります。また、一度に大量に扱うクリーニングもスーツを傷めます。ですから、一点一点丁寧に扱い、デザインを理解して仕上げをおこなえば、ケアをしたほうがスーツは長く着られます。
ドライクリーニングは、水以外の溶剤で洗うことで、簡単に言うと石油などの油で洗うことです。油で洗いますから、油性の汚れを落すのには適していますが、汗などの水溶性の汚れは取れません。衣類にとって、生地を傷めたり、変色、臭いの原因となるのは水溶性の汚れで、これを取るには水洗いが適しています。水は、ドライクリーニングの溶剤よりも繊維の中心まで浸透して、中から汚れを溶かし出してくれます。
使い終わったら汚れや湿気をとること。ブラッシングや柔らかい布で拭いてほこりなどを取り、風通しの良いところに保管します。密閉したところに保管したままにすると、革にとって一番の大敵であるカビが生えてきますから、時々は風に当てます。そして、靴やバッグに新聞紙などを詰めて形を整えて保管することは、湿気を取り成型するのに良い方法です。 また、太陽光や蛍光灯などの紫外線によって色やけしますから、光が当たらないように通気性のある袋に入れておくのも良いです。そして、素材に合ったクリームなどを少量塗って、保湿してあげることも必要です。
レザージャケット、レザーコート、レザージャンパー、レザーパンツなどレザー衣類と、靴、バッグ、財布などレザー製品全般をケアいたしております。ブランドもエルメス、シャネルをはじめほとんどのものが入ってきます。
ウールのスーツなどは水で洗って色落ちすることはなく、全体に汚れが落ちて色が明るく感じることが多いです。また、素材によっては色落ちするものもありますが、これは水洗いに限らず、ドライクリーニングでも同様で、染色堅牢度の低い素材のシルクや麻の濃い色のものなどは色落ちしやすいです。色落ちを最小限に防ぐために、色落ち防止剤を使ったり、洗いを短時間にするなどの工夫をしています。
繊維の種類については、ウールやカシミヤ、シルクなどの動物性繊維や、綿、麻などの植物繊維、テンセルなどの再生繊維、ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維からレザーまですべての繊維をウォータークリーニングできます。 水で洗うことの特徴は、水のほうが、ドライクリーニングの溶剤に比べて、繊維の芯まで浸透し、汗をはじめとする水溶性の汚れを溶かし出すため、洗い上がりがさっぱりし、汚れの残りによる変色や臭いが起こりにくいということがあります。
ウォータークリーニングでは、クラスタルウォーターと呼ぶ特別な水と、マイクロバブルを用いて水洗いの汚れ落ちと素材の質感を高めています。 ほとんどの衣類が着用中に汗をかきますから、水での洗いを必要としていると言えますが、ご利用が一番多いのはスーツやジャケット、パンツです。そして、食べ物のシミなどが付いて、後から変色したり、虫の害に会いやすいカシミヤなどのコート類も多く、春の衣替えの時期は、ドライクリーニング不可で水でしか洗えないマッキントッシュのコートや、ウォータークリーニングするとロフトが増してふんわりと仕上がるダウンジャンパーの入荷も目立ちます。
また春から夏にかけては、白いジャケットやブラウス、パンツなどが多くなります。 白い衣類は、水で洗わなければだんだんと黄ばんでいき、特に衿や脇などに黄ばみが目立ってきます。 そういった黄ばみが取れることでも喜ばれています。 水は、繊維に深く浸透して汚れを落とすのですが、その反面浸透することで繊維が膨らみ、形が崩れやすいくなります。
そのため、仕上がりまでの工程では、ドライクリーニングをする場合の5倍以上の手間を要し、パーツに合わせた機械プレスや細部のハンドプレスを組み合わせてシルエットを形成します。 この仕上がりの美しさでご利用いただいているお客様も多く、様々なブランドショップからもご支持をいただいています。ただ、水に対する染色堅牢度が極端に弱いものや、製品化する前の縮絨加工が十分に施されておらず、水での収縮が激しいもの、表面の加工が水によって変化しやすい商品も実際にあります。
ウォータークリーニングでは、色止めや収縮防止の処置、また、様々な加工剤により艶感などの復元もおこないますが、変化の程度があまりに大きいと思われる衣類は、水での丸洗いはおこなわず、汗の付着している部分を水できれいにして、ドライクリーニングを行う場合もあります。また、着用頻度の極端に少ない衣類で、特に汗などもついておらず、デザイン性が高いものは、丸洗いは行わず、必要な所を部分的に汚れを取ったり、消臭、防虫などのケアをして、デザインをそのままに仕上げます。
以上のように、基本は水洗いですが、商品によっては、シリコーンドライを使用する場合もありますし、衿袖口の部分洗いなどその商品にとって最良の方法をとります。
かび、虫、変色を防ぐこと。それらについては、クリーニングのときに、防かび、防虫加工もできます。市販の防虫剤もありますが、気化するタイプのものが多いため、クローゼットや箪笥の開け閉めの際に空気が入れ替わって濃度が薄まり、効果が低くなる弱点があります。
クリーニングと同時に行う加工は、繊維に直接効果をもたせるので、効果が一定です。 また、カビを防ぐには、密閉して蒸れる空間での保管は避けます。 ビニール袋をかぶせたままでの保管は、蒸れるため、カバーは外します。 ほこりを防ぐためにカバーをかける場合は、不織布や布製のカバーにします。 変色の原因の一つは光によるものです。 保管中に同じ部位に太陽光や蛍光灯の光が当たったりすると変色することがあります。 特に青系の色は変化しやすいので要注意です。 また、車の排気ガスやストーブ等を使った時に発生するガスによる変色もあります。
それから、汚れが付いたままで保管すると、その汚れが酸化して変色します。 特に、汗や食べ物など水溶性の汚れが変色を招きますので、保管する前には、きれいにしておきます。
年間を通して多いのはスーツ、ジャケット、パンツ。春の衣替えシーズンはコートも多く、ウール、カシミヤ、アンゴラなどの、獣毛素材や、綿コート、シルクのスプリングコートや、レザーコート、ファーコートなど多彩です。 また、MONCLERやDUVETICAのダウンジャンパーも集中して入荷します。
秋の衣替えになると、夏物の綿、麻のジャケットやパンツ、モヘアのスーツ、シルクや綿のブラウスやシャツ、ワンピースなどが多くなります。 料金は、ブランドによって二段階に分かれており、番手が細くデザインも立体的で、シルエットを復元しにくいもの、エグゼクティブコースとしては、すべてのポケットや背中心、脇縫い線を始め、袖口や袖のシームのしつけをして型崩れを最大限防いで洗うコースや素材や付属品などで料金は変わります。
ダウンジャンパーも、ファーなどの付属品が付くと料金が変わります。料金はこちらのリンクからご確認下さい。 シミや汚れを落とす場合には、別途料金が必要になります。 また、シミなどは、実際に試してみないと、どの程度まできれいにできるかがわからない場合もあるので、その時は、衣類を一旦お預かりして、見積になります。 仕上がりまでの納期は、一般衣類が通常2週間、衣替えなどで、入荷の多い時期は1ヶ月間いただくこともあります(但し至急でご入用の場合は対応いたします)。 レザー、ファー製品は1ヶ月が標準です。
ホームページ内のプロセスページに工程ごとの写真や説明文がありますので、ご覧いただければと思います。 スーツやダウンの工程については、動画の紹介ページにもまとめておりますので、こちらも合わせてご覧ください。
洋服以外で主なものは、靴、バッグなどのレザー製品と、着物です。どちらも、汚れを落とすだけでなく、染色も行います。 布団のクリーニングも行っております。価格については、料金表のページをご覧ください。