自分の行いが他人の為であるようにしましょう。
何でも他人に分け与える気持ちを持つようにしましょう。
善行を実践しましょう。
このように出来る人は、
自然と喜びに満たされるように成ります。
そして、コノ世の悩みが消えて行くのです。
(原始仏典 ダンマパダ25章-376番)
このように心から思える人は、既に素晴らしいと思います。
今の人間には、
このように素直に思えること自体が難しいかも知れません。
どんなに悪党だった人も、
いざ本当に死期が迫りますと、
死ぬ直前には
「もっと良いことを、自分はするべきだった」
と漏らすことが多いそうです。
刑務所の監視官や、
末期医療の関係者が証言しています。
コノ世を去る直前には、コノ世に居ながらにしてアノ世で起こる
* 罪の意識が10倍に成る法則が発動すること。
が、悪行が多かった人には早めに始まるようです。
普通は亡くなってから発動する「罪の意識が倍加する法則」は、
コノ世での悪行が余りにも大きすぎますと、早めに発動するようです。
コノ世で少しでも反省してから亡くなることは、
仏様の恩寵(おんちょう:プレゼント)かも知れません。
なぜならば、人は罪を犯しましても、
コノ世で反省することが出来れば、
アノ世では減刑される法則も有るからです。
もし自分に罪がありましても、
コノ世に居る間に少しでも「行動でも」償うことが出来れば、
更に減刑されます。
だから、もし自分に避けることが不可能な嫌なことや、
苦しいことが有りましても、それは逆に大いなる何らかの
「自分のための」因果の昇華作用だと思うのも一理が有ります。
自分にとって嫌なことが、
ただの損でムダなことだと落胆をしないで欲しいのです。
それを通じて、もし自分が反省するべきことに気付ければ、
嫌な問題が終息して行くことを、
この項の最後で釈尊は示唆しています。
自分が元気な内から、
「他人に良いことをしたい」
と思える人は本当に素晴らしいです。
自分自身が弱ってから思えるのも価値が有るのですが、
それを元気な状態でも「そう思える」ことは素晴らしいです。
まずは、
今の自分が「他人に良いことをしたい」と素直に思えるか否かを、
自分の生活の中で静観をして行きましょう。
こう思えるだけでも、運気は変わり始めます。
誰にでも潜むガン細胞が、減り始めます。
人間は生きている限り、開運が可能なのです。
柔訳「釈尊の言葉」著:谷川太一より転載
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今日の体重62.2㎏ 血圧122-69-66