広報誌

年末年始号(12月2018年)

投稿日:2018年12月17日 更新日:

ボスの今よりも もっとよく

「今年も来年も走り続ける」

 一年が早いです。
今年はよくテレビに出させて頂きました。
 昨年の日テレ「有吉弘行のダレトク」から今年の12月放送される日テレ「ZIP!」まで、7本のテレビに出ましたので、およそ2カ月に1度はテレビ出演していることになります。
 
 お陰様で、その結果随分名前は知られたようです。
 特にこの地域、君津市では随分有名になりました。
 
 また、地元では、今まで旧「リーガル」と「ナチュラルクリーン」という全国的なクリーニング会社が一緒?ということがなかなかピンとこなかったのが、最近になって「ああ、そういうことだったの」って、やっとご理解いただけたようです。





 さて、このテレビ出演の多さで圧倒的に変化したのは、とにかく 「崖っぷち(他店で断られた。専門店でも修復できない)」の品物が手紙を添えて全国から毎日集まってくるということです。
 それは着物であり、バッグであり、財布であり、洋服であり、すべて思い出のある大切な品物ばかりです。

 こういった思い入れのある難しい品物ばかりを預かり修復再生していくためには、決して諦めないという情熱と責任感、そして経験と技術力の高さが必要となります。


 幸いにして、弊社には人間国宝の着物の修復再生を手掛ける事の出来る修復名人の日名川茂ほか、専門店でもできない染み抜きや 色修正ができる技術力の高い職人が揃っています。
ですから、この「修復技術部門」は来年もしっかり全国から送られてくる「崖っぷち」の品物を引き受けられると思います。

 この部門に加えて強化していきたいのは「整形復元部門」です。
 
 この「整形復元部門」には職人歴60年の中川名人をはじめ、4名の男性プレスマンと 新人を含む3名の女性のプレスマンの 計8名のプレス職人が修行していますが、専門的な学習会によって次のステップに向って大きく進化しようとしており、とても楽しみにしています。

 「修復技術部門」、そしてこの「整形復元部門」が大きく進化し、各部門を生かし切る「縁の下の力持ち」ともいえる「まごころサービス部門」の力が融合していくと、さらにその先の光の輝きが増してくるのではないかと思っています。
 
 こういった技術の進化とは別に、大きくお客様が学習できる「洗う門には福来る」家庭洗濯講座をテーマごとにどんどんユーチューブで流したり、また、君津工房で開催したりしようと企画しています。


 一年を振り返ってみると、気づけばいつも走り続けていた一年でしたが、来年はさらに加速を増して走り続ける一年としたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。                    記:代表













~職人が仕立てたものは、職人でしか蘇らせることはできない~

 「思い入れのある品物を蘇らせたい」という全国からの声に応えていける体制を多くの方に知っていただけるようホームページに新しく「ナチュラルクリーンが誇る修復技術部」のコーナーを設けました。


 

 「とても思い出深いお品物」「高額で繊細なお品物」「専門店や他店から断られた難しいお品物」等々、着物・帯・衣類・ファー・レザーアイテムを日名川茂が担当しております。

現在、2018年9月14日放送の日テレ「沸騰ワード10」に出演以来、日名川茂への着物やドレスなどの再生・修復品が殺到し、お見積は約3か月待ち、納品は半年以上待ちとなっております。

修復名人 日名川茂への再生・修復品ご依頼ご希望のお客様は、以上の事柄をご承諾された上で修復品をお申し込み下さいますようお願い申し上げます。

●再生・修復師としてTV東京「和風総本家」出演。
●デビ夫人の40年前のドレスを奇跡的に修復した再生 修復師として日本テレビ「沸騰ワード10」出演。


 

 松村誠は修復技術部のチーフであり主に難易度の高いオートクチュール・プレタポルテ・ヴィンテージ物の衣類、靴、バッグ、ファーの洗い・染み抜き・染色補正を担当しております。
全国から日々送られてきます数多くの高級衣類・着物・ファー・鞄・靴等の「修復復元作業」は15名の専門職人たちが責任をもって行っております。

●日テレ「ヒルナンデス」・「沸騰ワード10」・「有吉弘行のダレトク」・「ZIP!」 TBS「サタデープラス」他メディア出演多数。
●各種メディアよりケアの達人・クリーニングの達人・クリーニング業界のガリレオとして紹介されています。
●ユーチューブでは家庭で行う洗濯術「プロ(洗濯)の家技」動画で松村誠が実技指導を行っております。






 家庭での洗濯の疑問あれこれを、実際に試しながら「プロ(洗濯)の家技」として、YouTubeにアップしています。汚れに合わせた洗剤の選び方や、汚れ落としのコツなど、実際にいただいた質問に答える形で、これからさらに内容を充実させていきたいと思っています。
 家庭での洗濯が、今よりももっとキレイに、楽しくなるためのお役に立てるような内容になっていますので、ぜひご覧になってください

 YouTube「ナチュラルクリーン」で検索 または、こちらの QRコードでナチュラルクリーンのチャンネルをご覧ください。





 

 

「クリーニングのピンキリ比較調査コーナー」にて松本伊代さんのルイヴィトンのダウンジャケット、シルクのブラウス、シャネルのレディーススーツをウォータークリーニングした様子が放映されました。



 

「ハテナビ」のコーナーで、街のみんなの洗いたいもの大調査と題して、アナウンサーの白い革の財布や、街でリクエストのあった革バッグをウォータークリーニングして修復・復元する様子が放映されました。



 

「張り込み調査・崖っぷちの客」のコーナーにて、シミや汚れのひどい崖っぷちのお客様のカシミヤコート(赤ワインシミ)・ブランドスーツ(餃子タレ)・バッグ (ボールペン)3件のウォータークリーニングと修復・復元について放映されました。



 

「張り込み調査・崖っぷちの客」第2弾で、お客様のピンクのスーツ、横澤夏子さんのエルメス財布の修復の様子や、弊社修復部門が宮参り用着物や難易度の高いデビ夫人の40年前のドレスを特殊クリーニング、修復・復元する様子が放映されました。



 

「今週の気になる顔」のコーナーに、技術部長の松村が生出演しました。弊社の君津工房でのウォータークリーニングや修復技術の紹介と、スタジオでクーラーボックスを使った家庭でのしみ抜き術を、実演しながら紹介しました。



 

秋に役立つ家ワザ大連発スペシャル「プロん家に秘密あり!」にて、伊勢丹新宿メンズ館ウォータークリーニング店長の廣瀬智子が社員寮「北子安庵」にて洗濯の家ワザを紹介しました。



 

(※放映日がまだ確定していません)
技術部長松村が、社員寮「北子安庵」にて、洗濯物の干し方の裏技を紹介する予定です。







水を通して見える世界観を、日本の自然、伝統、技術を感じさせるビジュアルとメッセージで表現。
 職人が一つのものを仕上げるには、時間がかかるのは当然であり、だからこそ良いものが出来あがります。そんな努力をしている現場の職人やスタッフたちをモチーフにそこに「数字」をプラスすることで、惜しみなく注がれる技術やサービスの手間暇のプロセスを表現していきます。
 私たちが目指しているウォータークリーニングの姿を、より分かりやすく、かつ私達の目指す理想を本質的に伝えるべく、現在リニューアル作業が進行中です。
来年 5月7日より 新たなホームページでスタートを切る予定です。





● 協賛 千葉信用金庫 / 木更津市産業・創業支援センター らづ-Biz



 
 常日頃、自分たちがやってることが人のお役に立てたら嬉しいということと、これを機会にもっと深く洗濯のことを知って頂いて、日常生活の中でさらに皆様のお役に立てたら嬉しいという気持ちから「洗う門には福来る」と題して開催された今回の洗濯の「家ワザ」講座です。

 今回の会場は、千葉信用金庫君津東支店の2階会議室でした。この会議室に水を張った洗い桶が並ぶのは、おそらく初めてのことだったのではないかと思いますが、大変好評をいただき第一回目が終了しました。

 参加者の皆さんが持参した、自宅では落とせなかった汚れのある衣類をどうやって洗えば良いのか、実際に洗剤を選んでもらい洗ってみる実技や、洗剤の特性や汚れの仕組みについての説明、ドライクリーニングの模擬実験や10分間だけ着た新品のシャツの汗じみ染色実験など、盛り沢山で充実した内容の講座でした。

■参加者からの感想■


■松本和子 様
 この度はスタッフでありながら一般の方の中に入って洗濯講座に参加させていただきありがとうございました。
 毎日している洗濯も、汚れを見たり前処理などを考えるようになりました。松村さんの優しい口調で分かりやすい役立つアドバイスを沢山いただけました。
 今回は使用頻度が高いわりにシーズンに一度しかクリーニングへ出していないダウンベストを自宅で洗うアドバイスを頂きたく思い持って行きました。
汚れの落とし方や洗剤選びや乾燥のポイントまで教わりました。
次回汚れが気になったら自宅で洗ってみます。
でも、失敗したくない洋服はクリーニングへ出して下さい!と話してました。(笑)

 そして驚かされたのは2時間の講座内に持ち寄った洋服がきれいに洗われ仕上げて下さったことです。
思いもよらないサプライズにNCのサービス精神とプロ意識の高さを改めて感じました。本当に驚き感激しました。

 また、ドライクリーニングの溶剤と水の両方にトイレットペーパーを入れる実験では型崩れしない利点も分かった反面、洗えるものなら水洗いした服を着たい!!と思い、NCへクリーニングに出すお客様の気持ちがよくわかりました。
 誰でもきれいで気持ちよく洗った服を着たいはずです。
水洗いウォータークリーニングのすごさ・素晴らしさに、会社の理念と姿勢はお客様が喜ばないはずがないと思います。
 ここで働かせていただき、色々なことを学び、私自身も成長していきたいです。ありがとうございました。






■伊藤京子 様
 日頃 あまり考えずに使用していた洗剤もその特性を知ることで、十分な効果を実感できると知りました。
 松村さんの講義はとてもわかりやすく、柔軟剤入り洗剤はリンスインシャンプーのようなもの、とか、ダウンの表面だけ洗う時は、シャワーで洗車のイメージ・・等という説明では、「あ~~そういうことね!」とすっきり納得できました。
 
 また、今回はキレイにしていただけるとのことで、娘のシミだらけのジャージを持参しました。皆さんの前に出すのも恥ずかしい程のシミの状態で、娘自身、着たくても着れずに仕舞いこんでいたようです。
 
 家でできるシミ抜きの方法を習い、その後工房で洗っていただいて手元に戻ったジャージは、息を飲むようなきれいさでした。
帰って娘に見せると、「わ~~!新品みたい!」と大喜び。「お母さん、クリーニング屋さんて、いいお仕事だわ、うれしい・・・・」と、しばらくピカピカになったジャージを抱きしめていました。
 
 今回の講座で学んだことは、洗剤の特性や洗濯の仕方もそうですが、何よりも、シミが付いたりシワだらけの服はなんか悲しいけど、キレイになったら本当に嬉しいということ。
だから洗濯機任せにするのではなく、一手間、二手間を惜しまずにキレイにして着ることが大事ということ。まさに「洗う門には福来る」です。
 
 娘はその晩、早速ピカピカジャージを着て、ニコニコしながら習い事に行きました。
とても大切なことを学ばせていただきました。ありがとうございました。







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