うちの店は、おそばやおばんざいの店です。
何ともいえない、いいお味のおばんざいや、おだしがウリです。
でも 今彼が食べているのは、
名物の大きな海老の天丼につかう 海老や野菜を
オリーブオイルとスパイスでグリルしたものです。
それに、味噌汁と炊き込み御飯。

彼女は 野菜ばかりの天ぷらとざるそばを。
実は、本当はこんなものが食べたい とか 天ぷらやフライは苦手だとか、
ベジタリアンで、出汁もダメとか、
こちらからフタを開ければ、 いろんなお客様がいらっしゃいます。
とにかく、食事を通して、
どうやってハートを近づけられたり、オープンにできたりするか…
お店の存在理由を尋ねられたら そういうことなんでしょう。
自分が今ある歓びを生かしながら、 そのカタチを楽しみながら売る。
お客様と その交感ができる。
誰でも何でもOKというところまでは、出来ませんが、
その原点向かうところに インスピレーションの源泉があり、
めちゃおもしろいのかな。
