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2014年11月8日

「ホフマンとハーレー」 11/8(土)
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ブリオーニやゼニアの入荷は多いですよ。

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水洗い後に人体成型乾燥機でまずは土台の形を作るとこうなり
ます。見学者はみんな見て「ほぉ〜このままでいいのでは」という
人も多いです。

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ところがやはり水入れるということはクセ取りをした部位が元に
戻るわけです。これは肩のシーム部分、どうしてもシームの片方
の余った生地が浮いてきてぷくぷくとしてきます。

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脇も一緒。シームの前後でもともとの生地の長さが違うので。水
で洗う事によって生地の長い部分が浮いてきます。

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肩もイセ込んでる量が多いので、生地が浮いてくる量も多いい
です。

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ポケットの玉淵のところはシームが縮んでぷくぷくしきます。
当然、このままでいいよってことはありません。だからこれから
がプレスの出番なのです。

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ジャ〜ン!!
縫製機械プレスのハーレー・ダビットソン「ホフマン」の登場で
す。この機械はドイツの機械で、縫製工場には必須のアイテ
ムでした。

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ドイツといえばファイトというメーカーがあって、アパレルの縫
製工場ではよくこの機械を使っています。うちでは人体成型
乾燥機等はこのメーカーです。ファィトはさしずめ機種や機能
が沢山あってBMWみたいなものです。そしてクリーニング屋
さんや中国や東南アジアの縫製工場に入っているのがウエー
シーという中国の機械です。ただ、中国製なのでコストは安い
ですが、結局のところBMWのパクリなので故障は多いです。

うちにあるドイツのホフマンはアメリカのハーレーです。20年
前のものをオーバーホールして使っています。分かりやすく言
えばハーレーのフラットヘッドエンジンをオーバーホールして
「ドッドッドッドッッ・・・」低音サウンドに痺れながらマニアックに
乗ってるって感じです。とにかくこの機械にしか出せないフォル
ムやシルエットがあるので、現在でもヨーロッパではこの機械
が主流だと聞きます。ですから、スーツのジャケットやパンツ
の機械プレスにはホフマンは手放せません。

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さて、肩のシームの浮を直すのと、肩を前肩に作っていくた
めにホフマンのショルダープレス機を使います。

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蒸気で蒸して生地を柔らかくしておいて、上コテと下コテで挟
み込んで成型していきます。ぷしゅ〜〜〜。

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ぷしゅ〜〜〜〜〜〜。

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キレイにシームが伸びて前肩に整形されています。肩はこれで
オッケー。他にも、いろいろあるのですが、どの機械も見事にぷ
くぶく浮いた各部位のシームを成型復元していきます。このホフ
マンで機械プレスした後、ハンドでさらに細部をタッチアッププレ
スして完成していきます。

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ピーターフォンダが「イージーライダー」で乗っていた(フラットヘ
ッドエンジン)ハーレー。中一の時、本通りのスカラ座か?どこか
で観たのかなぁぁ。
ステッペンウルフの「ボントゥビーワイルド」、音楽とチョッパーの
ハーレーのカッコよさにガキながら痺れたよ!!


まあ、年代物のハーレーもホフマンもマニアックなやつが自分でメ
ンテナンスして好きで楽しく乗りこなしてるって感じなのです。
いいですよ、このマシーン。



生かしていただいて ありがとうございます

08:54, Saturday, Nov 08, 2014 ¦ ¦ コメント(1)


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