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2016年 4月7日

「三戦は深い」4/7(木)
剛柔流空手道泉武会総本部HPより転載

三戦

三戦は、東恩納寛量が中国から伝えた基本の鍛錬型であります。
初めは、素早く貫手で 突いて掌を返しながら引いて構え、呼吸
音を表に出さなかったが、後に貫手を握拳に、 そして動作をゆっ
くりと行うように変えた。その後、宮城長順が現在の様な力強い
呼吸 法に変えたのである。

鍛錬の目的は、立ち方・姿勢・歩法・呼吸法・力の強弱と伝達 法・
身体の剛体化と気の集中・体幹の鍛錬・基本の手技の構え等を
修得する事でありま す。

自得する事は、困難なので良師から正しい技法を学ぶ必要があ
ります。

三戦は、剛 の呼吸法であり、息を吸う時は膝を螺旋状に外に張
り、続いて会陰を上げて(骨盤を上げる)腹式・胸式・肩式呼吸と連
続して最大限に空気(気・エネルギー)を取り込みます。

その時、肩を上げずに気を丹田に溜める様に意識する。息を吐く
時は、骨盤を下げ腰背部 から胸背部へと気(力)を廻し、更に肩甲
骨を落として上腕・肘・前腕・拳へと気(力)を伝 え、最後に腕の内
側を伸ばし骨盤を引き上げ、強い吐気に伴い丹田を強く締め身体
全体 を瞬間的に強く締める。

呼吸は、動作に合せてゆっくりと途切れずに最後に強く吐きま す。
                    転載終了


私が三戦を初めて教えていただいたのが大学の空手部二回生
の時です。
そして当時、卒業演武は主将が転掌と決まっていましたので、
四回生の最後の演武会には体いっぱいにオリーブオイルを塗っ
てスポットライトを浴びて転掌を演武したことを覚えています。
ああ、懐かしいのぉぉ・・・。


今、ナチュラルクリーン武道倶楽部のメンバーに三戦を指導して
ますが、実のところ自分の中で細部にわたって「???」というと
ころがあります。


剛柔流拳法の久場良男師範、日本武道院征武館の甲斐国征師
範、国際沖縄剛柔流空手道連盟の東恩納盛男首席師範、そして
私の師匠の空手道剛柔流泉武会覚心塾の鈴木覚総師範のDVD
を何度も何度も見ながらも、「う〜〜〜〜ん」いま一つこのくさび受
けの部分が・・、今一つ中段段突きの極めの「はっ」の呼吸の部分
が・・・。


人が見たら分からないかもしれませんが、どうしても自分の中で
納得いかないもの・・・、まだまだ迷いがありました。



それで、思い切って空手道剛柔流泉武会総本部に電話して、直
接電話に出て頂いた宗家の泉川勝也先生に、初めてお電話させ
ていただいたにもかかわらず、とても分かりやすく三戦の要の部
分や、他の剛柔流の型の疑問であった部分を分かりやすくご教授
いただきました。


また、全空連でとても活躍されている鈴木総師範のことを高く評価
絶賛されており、末端の弟子の一人の私としては、とても嬉しく感じ
ました。


また、来週の火曜日、直接総本部にうかがって「三戦」のご指導を
受けることになりました。泉武会宗家直伝の三戦教授、とってもワ
クワクしています。


これでNCのメンバーや広島の指導員たちに自信を持って三戦を伝
えていくことができます。もちろん、転掌や他の型も。


空手道剛柔流泉武会総本部の系譜

初代宗家泉川寛喜は、幼少の頃より祖父より空手の指導を受け、
その後高校時代に東恩納寛量の高弟許田重発より剛柔流の基
礎を学ぶ。
卒業後、東恩納寛量の高弟比嘉世幸の門に入り剛柔流を本格
的に修行する。
昭和12年(1937年)に武備誌を写本し、剛柔流を認許され昭和14
年(1939年)に神奈川県川崎市に空手道剛柔流泉武会総本部を
設立し、本格的に空手の普及にあたる。
現在、次男勝也が三代目として古伝剛柔流の教えと伝統を守り
伝えています。
三代目は、初代宗家の高弟吉丸慶雪氏に佐川派の大東流を学び、
奥伝である小手・体の合気を伝授される。
また、叔父の泉川寛得より琉球古武道の型と技法を学んでいる。

19:26, Thursday, Apr 07, 2016 ¦ ¦ コメント(0)


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