「5級で出荷」11/6(木)
僕らの仕事は、
「復元する(元の製品に戻す)」
「美しいドレープラインやルエットを作る(品位・立体・シャープ)」。
「シワを取る」です。
ところが水洗い(クラスタルウォーターは通常の水と比べると発生
するダメージや問題点が少ない)すると、素材や縫い目が収縮す
るし、上襟・肩・袖の型崩れが起こるし、パッカリングや縫い目のビリ
などか発生することはある程度やむを得ません。
それらの問題点を意識して、縫製工場用のマシーンプレスとハンド
プレスでシワ伸ばしだけでなく立体的な仕上げをしなくてはならない
わけです。
一般的に良いスーツって、立体的で、フィットして、ソフトで、軽く、
型崩れせず、ファッション性に富んだ服と言われてます。
だから、美しく身体を丸く包み込むようにフィットさせるように、縫製
工程では、ダーツ処理、クセ取り処理、イセコミ処理、オイコミ処理
が行われます。
で、アイロンプレス工程では、縫製工場用の機械プレス(前身頃・
背脇・ショルダー・ラペル・後衿と首回り・インシーム・アウトシーム)
後に、シルエットが美しく着心地がよくなるようにハンドアイロンで
もっとクセを取りたいところを襟や肩や脇のクセを取って、より立体
的なカッコいいジャケットを復元していくわけです。
地の目が見れないとできないですから、これって結構大変手間の
かかる作業です。
ちなみにうちも次に進化したいので、結構有名なサルトリア
(仕立て屋)のSさんに、機械プレスとハンドのよりバージョン
アップする融合を考案してもらっています。
まあ、繁忙期が終わった来年2月からのトレーニングになる
のかな。今はそんな時間がまったくないし。
さて、仕上げレベル段階って1級から5級まであるんですが、うちの
場合、フロント・ラペル・サイドボディ・スリーブ・ショルダー・カラー・
バック・全体的なバランスの最終検品で5級でないと出荷しません。
というか、できないです、気持ち悪くて。
僕はそこに至るまでの洗いと機械での成型乾燥を行います。
ただ成型乾燥時にもハンドフィ二ッシャーというハンドアイロンで、
山袖(外)や、谷袖(内)の微調整をしたり、やはり加工剤かな、
柳瀬くんには「霧の摩周湖や」と言いながら、いろんな加工剤を
噴霧調合しながら、素材に応じた潤い、光沢、ツヤ、コシ、ハリを
持たせていく技の一端をご披露しました。これが実に面白い。
そしてこの後、石川のブラシを使ってしっかり毛並みを揃えていく
わけです。まさに地の目を通すようにね。
洗い上リ後に成型乾燥で微調整が終わってトルソーにかけたゼニアの
ジャケットです。
しっかりとした土台が出来て、ここからですからねえ、やっと仕上げが始
まるのは・・・・。
生かしていただいて ありがとうございます。
「復元する(元の製品に戻す)」
「美しいドレープラインやルエットを作る(品位・立体・シャープ)」。
「シワを取る」です。
ところが水洗い(クラスタルウォーターは通常の水と比べると発生
するダメージや問題点が少ない)すると、素材や縫い目が収縮す
るし、上襟・肩・袖の型崩れが起こるし、パッカリングや縫い目のビリ
などか発生することはある程度やむを得ません。
それらの問題点を意識して、縫製工場用のマシーンプレスとハンド
プレスでシワ伸ばしだけでなく立体的な仕上げをしなくてはならない
わけです。
一般的に良いスーツって、立体的で、フィットして、ソフトで、軽く、
型崩れせず、ファッション性に富んだ服と言われてます。
だから、美しく身体を丸く包み込むようにフィットさせるように、縫製
工程では、ダーツ処理、クセ取り処理、イセコミ処理、オイコミ処理
が行われます。
で、アイロンプレス工程では、縫製工場用の機械プレス(前身頃・
背脇・ショルダー・ラペル・後衿と首回り・インシーム・アウトシーム)
後に、シルエットが美しく着心地がよくなるようにハンドアイロンで
もっとクセを取りたいところを襟や肩や脇のクセを取って、より立体
的なカッコいいジャケットを復元していくわけです。
地の目が見れないとできないですから、これって結構大変手間の
かかる作業です。
ちなみにうちも次に進化したいので、結構有名なサルトリア
(仕立て屋)のSさんに、機械プレスとハンドのよりバージョン
アップする融合を考案してもらっています。
まあ、繁忙期が終わった来年2月からのトレーニングになる
のかな。今はそんな時間がまったくないし。
さて、仕上げレベル段階って1級から5級まであるんですが、うちの
場合、フロント・ラペル・サイドボディ・スリーブ・ショルダー・カラー・
バック・全体的なバランスの最終検品で5級でないと出荷しません。
というか、できないです、気持ち悪くて。
僕はそこに至るまでの洗いと機械での成型乾燥を行います。
ただ成型乾燥時にもハンドフィ二ッシャーというハンドアイロンで、
山袖(外)や、谷袖(内)の微調整をしたり、やはり加工剤かな、
柳瀬くんには「霧の摩周湖や」と言いながら、いろんな加工剤を
噴霧調合しながら、素材に応じた潤い、光沢、ツヤ、コシ、ハリを
持たせていく技の一端をご披露しました。これが実に面白い。
そしてこの後、石川のブラシを使ってしっかり毛並みを揃えていく
わけです。まさに地の目を通すようにね。
洗い上リ後に成型乾燥で微調整が終わってトルソーにかけたゼニアの
ジャケットです。
しっかりとした土台が出来て、ここからですからねえ、やっと仕上げが始
まるのは・・・・。
生かしていただいて ありがとうございます。
19:31, Thursday, Nov 06, 2014 ¦ ¦ コメント(7)