トップページ
2018年 7月31日

「浄土」7/31(火)
浄土とは争い水に流す世界と書きます。
さて、浄土とはどんな世界なのでしょうか?


あなたは今、浄土のような場所にいるとします。
空には、きれいな青空が広がっています。
平野には、美しい花々が咲き乱れています。


とても静かで、空気も澄み切っています。
ちなみに足元には、一生困らないほどの大金もあります。
イメージだけで考えると、浄土というより天国のような場所ですね。

 
さて、ここに1つ条件を加えると、明るい雰囲気は、一変します。
「自分しかいない」という状況にしてください。
自分以外、誰もいないのです。


すると、さっきまで浄土のようだった場所が、急に怖い場所に思えるはずです。
強い孤独、寂しさ、焦り、恐怖に襲われるでしょう。
何をすればいいか、途方に暮れるでしょう。
最終的には、孤独で心が凍っていくはずです。


仮に浄土と言われる場所に行っても、
自分1人しかいなければ、地獄のように感じます。
どんなに環境がよくても、1人だけでは、むなしいのです。
この事実に気づいてください。


浄土の本質とは、環境ではありません。
本当の浄土とは何か。
それは争いを水に流し、
お互いのいのちといのちが出遭えるということなのです。


つまり人なのです。
人間関係です。
人のいる場所こそ、浄土です。
浄土とは、行くものではなく、作るものです。


徹底的に本音で語れる親しい人を作り、
もっと人を大切にすることです。


まず家族を大切にしましょう。
そして本音で語れて、お互いを刺激しあえる
親しい人間関係を育んでいきましょう。


会社の仲間と、志を同じくして
目標目指して頑張っていきましょう。


すると、その人と接している場所が、
浄土になります。


お互いのいのちが気持ちよく出遭える、
その空間が、素晴らしい浄土になります。


浄土はどこかにあるのではなく、
自分の周りにいる人たちが、浄土を作るための手がかりです。


私は常にこのことを考え、この素晴らしい浄土に向かって
周りの人たちとガチでぶつかり泣き笑いしながら、
この会社を浄土にしようと無意識にやってきたように思います。


そのほうが気持ちいいから。


争い水に流される世界が浄土。
すったもんだは日常のようにありますが、
誰一人根にもってごねることもなく、
素直に頑張って生きています。


逆に色気や我欲が匂ってきると駄目ですね。
いくらいいことを言っていても何気なく言い放つ言葉の一言に、
その人の本音が見えてしまいます。


義理と人情が薄く、我良しが強く感謝のない人は、
どうしてもこことは繋がらなくなってきます。


不思議とそうなるよなあ・・・・。

04:12, Tuesday, Jul 31, 2018 ¦ ¦ コメント(0)