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2019年 4月30日

「田中さんのオーダースーツ」4/30(火)
明日よより元号が「平成」から「令和」に変わります。


テレビをつけると「平成という時代の大特集」的な番組を
いっぱいやっていますが、時代が大きく変わるという実感は
あまりありません。


相変わらず朝早く起きて一生懸命仕事して、
目の前に来たことを打ち返すといった感じでしょうか。


ただ『令和』という元号の意味は、
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」と
いうことらしいですから、まさにそれぞれが持つ「いのち」の花、
長所、特性が発揮される時代となる、という意味があります。


「厳しい寒さのあとに、きれいに咲き誇る梅の花のように日本人
ひとりひとりがそれぞれの美しい花を咲かせられるような日本で
ありたい」という願いを込めての新元号だと安倍総理が語って
いましたが、本当にこの時代が向えばとっても素晴らしいし、
この忍土、堪忍土の娑婆がより「いのちの花」の咲く浄土という
世界に近づく時代と言っていいです。


そうなれば本当にいい時代になるでしょうねえ。
まさに「競争」から「共生」と「創造」の時代となっていくのでしょうねえ。
ただ、その前には当然大きな転換期というか破壊も来る予感も
します。


それはしょうがないです。
自然界の仕組みってそういうものですから。


人間は何かにつけてこれは良いこととかこれは悪いことだと決めつけ
ますが゜、良いとか悪いとかは人が決めつけたことであって、
自然界は淡々とバランスを取ろうとしているだけです。


理科の授業で振り子の動きを見た覚えがありますが、
あの振り子のリズミカルな動きこそ、自然界の縮図です。
右に一杯振れた振り子は、今度は左に一杯振れようとします。
右と左、陰と陽、自然界はひたすらこの振り子の繰り返しです。


人類の歴史やデパートや大手企業が静と動を繰り返すのも、
善悪の問題ではなく、ただ粛々と自然の摂理に従っている
だけなのです。


ただ、今日は智子とも大笑いしながら14年にわたっての
各アパレルやデパートとのお付き合いのことを話していたのですが、
壁にぶつかったとき自分たちがやってきたことは、反発や
反論をすることではなく、ただ目の前の事実を受け入れ、
それでも与えられていることに対しての感謝であった、
結局は、そうであったのです。


実は、その都度ジタバタすることなく
反省と感謝の繰り返しがあったからこそ、
自然と問題は解決され、前に向って進むことができたと思います。


とにかく、
過去を振り返ってみれば、実にいろんなことを思い出しますが、
ただ言えるのは、よくもここまで計らいなく馬鹿正直にやってきたもんだ、
そんなことばかりが思い出されます。
そして泣き笑いの反省と感謝の繰り返しであったとも。


まあ、だから、万が一自身に何があったとしても、
「人生はギャグやったぁ」と、後悔なく終えることができるだろうなあ・・・と
思えます。


さて、今日は帝国ホテルの田中特別料理顧問の
スーツが仕上がってきました。
部分染抜きの後、シリコーンドライと特殊水洗いを行い、
水落さんや鈴木先生から学んだハンドブレスで仕上げています。

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また、いろんなご意見を頂いて進化していきたいです。

13:32, Tuesday, Apr 30, 2019 ¦ ¦ コメント(0)