「修正職人養成講座」5/3(日)
巷はゴールデンウィークですが、デパートに出店している関係上まず日祭日の
お休みはありません。ですから今日もみんなで元気よくお仕事に励んでいます。
ちなみに、アクアラインは渋滞でまったく動かなくなってるみたい。こういう連休
は・・・まず動かないほうがいいと思うよ。
よく「日祭日もお休みないし、朝は早くから夜は遅くまでよくやられますねえ・・」
と同情的な眼差しをされる方もいらっしゃいますが、実は、僕も含めてうちの
スタッフたちは衣類やレザーをキレイに復元するこの仕事が好きなのでしょう、
苦にはならない。というよりも、楽しい。
今日の早朝は「クリーニング勉強会」でバッグや靴についてのお勉強です。
こういった勉強会の講師はメディアでは「ケアの達人」として靴・バッグ・衣類の
復元技術をよく紹介されている、松村こと、まっちゃん。この男、だてに京大薬
学部出じゃありません。ケアに関する専門知識が超プロ級でありながら、実践
独学で身に付けてきた技術力もスゴイ。
実はうちにもいろんな専門家の方が来られていろんなお話をして下さるのです
が、彼はそういう専門家の方の前では一切自分の知識や技術を出しません。
まったく初心者のように謙虚に学んでます。
ところがその人が帰った途端、「まっちゃん、あの人が言うてた○○はどういう
意味やあ?」と聞くと「あれは、●●●ということですよ」とあっけなく答えてくれま
す。「なんやまっちゃん知らんふりして、全部知っとったんやなあ」と言うと、いつ
もニャっと笑います。技術もそう。基本的に優しいんです。だから、相手の立場を
考えて立てようとするわけです。
どうしてもわからいことは松井化学の松井さんに聞けますから、「なんやぁぁぁ。
これなら他から来て教えてもらう必要ないやん」ということで、現在はクリーニン
グやケア知識、衣類やレザーのシミ抜きや色修正技術は全部彼が理論や実技
の勉強会の講師をやってくれています。
ところで今日の勉強会を通して発見したことなんですが、うちのお寺の副住職の
潤聖なんてすごく色修正なんかが向いてる。やはりプロのイラストレーターをや
ってたのはだてじゃない。やはり色合わせが上手いんだねえ。また、根っからそ
ういうのが好きだし。お寺でもちょっとしたスペースと道具さえあれば衣類やレザ
ーの色修正はできるし。
イラストレーター 笠岡淳一
うちには日々平均全国からレザージャケットやコートが10着。バッグが15点ぐらい。
靴がやはり10足ぐらいコンスタントに入ってきます。その他高級衣類が200着ぐらい。
多分これだけの高級品が入って来るクリーニング屋さんって、全国でもちょっと
ないのではないかと思います。その分、期待も大きいし、期待した分たいしたこ
とがないと物凄いフィードバックも返ってきます。だからといっちゃあなんですが、
一点一点絶対手が抜けない。緊張感を緩められない。そして現実的ですが、で
きるだけ早く品物を仕上げるためには、まだまだ職人が足らない。ただこの職人
は一長一短育つわけではありません。だからと言って、ほっておいたら育つはず
がない。
ということで、今日から毎日、ボイラーストップが終わった夜の9時から本格的な
「修正職人養成講座」が男性スタッフ5名でスタートすることになりました。ほんと
うにうちのスタッフたちはみんな勉強好きなので上達していくのも早いです。
しっかりまっちゃんのとんでもない知識の量といろんな技術を継承していか
ないと。
お休みはありません。ですから今日もみんなで元気よくお仕事に励んでいます。
ちなみに、アクアラインは渋滞でまったく動かなくなってるみたい。こういう連休
は・・・まず動かないほうがいいと思うよ。
よく「日祭日もお休みないし、朝は早くから夜は遅くまでよくやられますねえ・・」
と同情的な眼差しをされる方もいらっしゃいますが、実は、僕も含めてうちの
スタッフたちは衣類やレザーをキレイに復元するこの仕事が好きなのでしょう、
苦にはならない。というよりも、楽しい。
今日の早朝は「クリーニング勉強会」でバッグや靴についてのお勉強です。
こういった勉強会の講師はメディアでは「ケアの達人」として靴・バッグ・衣類の
復元技術をよく紹介されている、松村こと、まっちゃん。この男、だてに京大薬
学部出じゃありません。ケアに関する専門知識が超プロ級でありながら、実践
独学で身に付けてきた技術力もスゴイ。
実はうちにもいろんな専門家の方が来られていろんなお話をして下さるのです
が、彼はそういう専門家の方の前では一切自分の知識や技術を出しません。
まったく初心者のように謙虚に学んでます。
ところがその人が帰った途端、「まっちゃん、あの人が言うてた○○はどういう
意味やあ?」と聞くと「あれは、●●●ということですよ」とあっけなく答えてくれま
す。「なんやまっちゃん知らんふりして、全部知っとったんやなあ」と言うと、いつ
もニャっと笑います。技術もそう。基本的に優しいんです。だから、相手の立場を
考えて立てようとするわけです。
どうしてもわからいことは松井化学の松井さんに聞けますから、「なんやぁぁぁ。
これなら他から来て教えてもらう必要ないやん」ということで、現在はクリーニン
グやケア知識、衣類やレザーのシミ抜きや色修正技術は全部彼が理論や実技
の勉強会の講師をやってくれています。
ところで今日の勉強会を通して発見したことなんですが、うちのお寺の副住職の
潤聖なんてすごく色修正なんかが向いてる。やはりプロのイラストレーターをや
ってたのはだてじゃない。やはり色合わせが上手いんだねえ。また、根っからそ
ういうのが好きだし。お寺でもちょっとしたスペースと道具さえあれば衣類やレザ
ーの色修正はできるし。
イラストレーター 笠岡淳一
うちには日々平均全国からレザージャケットやコートが10着。バッグが15点ぐらい。
靴がやはり10足ぐらいコンスタントに入ってきます。その他高級衣類が200着ぐらい。
多分これだけの高級品が入って来るクリーニング屋さんって、全国でもちょっと
ないのではないかと思います。その分、期待も大きいし、期待した分たいしたこ
とがないと物凄いフィードバックも返ってきます。だからといっちゃあなんですが、
一点一点絶対手が抜けない。緊張感を緩められない。そして現実的ですが、で
きるだけ早く品物を仕上げるためには、まだまだ職人が足らない。ただこの職人
は一長一短育つわけではありません。だからと言って、ほっておいたら育つはず
がない。
ということで、今日から毎日、ボイラーストップが終わった夜の9時から本格的な
「修正職人養成講座」が男性スタッフ5名でスタートすることになりました。ほんと
うにうちのスタッフたちはみんな勉強好きなので上達していくのも早いです。
しっかりまっちゃんのとんでもない知識の量といろんな技術を継承していか
ないと。
09:51, Sunday, May 03, 2015 ¦ ¦ コメント(1)