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2015年 8月26日

「ヤバイ!しだれ桜」8/26(水)
続くときは続くものです。郁珠堂(納骨堂)の土台や屋根を支える四本柱
がハネアリ被害で大修復を行うことになりました。


その工事がこの九月から開始されるという矢先、「郁珠堂の隣に立って
いるしだれ桜の根の部分が地割れしており、どうやらしだれ桜自体か゛急
激に傾いてきて、とても危険な気がする」とお寺の境内にお墓を持つTさん
から坊守(妻)のところに緊急連絡がありました。

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そしてこれが桜の根っこのところが地割れしているところ。

201508261127b
郁珠堂の隣に建てるこのしだれ桜は樹齢100年ぐらいで、地域の盆踊り唄
の中にも「長松寺の桜」と出てきて歌われます。


うちのお寺に出入りする造園屋さんに見てもらったら、桜自体が弱ってきて
いるので土壌改良して元気にする必要があるのと、倒れてきているところ
鉄骨で支えて倒れを防ごうということになりました。


そうかあ・・弱っていたのが元気に戻っていくわけですね。その話を聞いて
、ほっとしました。先祖から受け継いだものは子孫がきちんと守っていかな
いと。お寺の桜が枯れたら大変です。これで桜は必ず元気になります。

201508261020
それと、今日は智子さんは伊勢丹を休んで、一家でお墓参り。美大に行って
る長男ののぶくんは昨日は東京から広島に入りお寺の庫裏に泊まりました。
そして兵庫からお父さんとお母さんが車でお寺に来て合流。


この地球上には60億人の人間が住んでいるといいます。そして、私の生命
が誕生するのには、父と母の生命があればこそ。その両親にはそれぞれ
二人ずつの両親(祖父・祖母)がいますから、二代さかのぼると4人の生命
になります。十代さかのぼると1.024人の生命となります。そして20代さか
のぼると104万8.576人の生命となります。そして30代さかのぼると10億7
.374万1.824人の生命となります。


この事実を見ていくと人間の生命はすべてどこかで通底して、みんな大
きな生命の縁に結ばれているということなのです。今日は廣瀬家のご先
祖様たちのお墓を掃除してお経を読んで多くのご先祖様たちに感謝を捧
げます。30代さかのぼると10億7.374万1.824人の先祖がいることになる
と言いましたが、まさにそうなると、私の生命が誕生するには、人間だけ
でなく、無数の生物のお蔭があってということになるでしょう。


ですから、あらためてこの私が人間としての生命を与えられるというこ
とは、とても大きな不思議さと、深い感謝を覚えずにはおれません。仏
教が、人間に生まれることの因縁の尊さを語り、その生命の大切さを
教え続けているということは、こういことなのです。


「まず三悪道をはなれて人間に生まるること、おほきなるよろこび
なり。身はいやしくとも畜生におとらんお。家は貧しくとも餓鬼にまさ
るべし。心におもふことかなわずとも地獄の苦しみにくらぶべからず。
世の住み憂きはいとふたよりなり。このゆゑに人間に生まれたること
をよろこぶべし」

                    源信和尚「横川法語」より



11:34, Wednesday, Aug 26, 2015 ¦ ¦ コメント(1)


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