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2015年 7月23日

「いつかはゼニアの・・」7/23(木)
スーツ研究所「男の夢、いつかはゼニアのオーダースーツ」より転載

今は5万以下の量販店のスーツを着ていたとしても、いつかは高級ス
ーツに身をつつむ資格のある男になりたいと誰もが心に秘めているは
ずだ。

エルメネジルド・ゼニア。君はこの名を知っているだろうか。
レオンやメンズEXなどの雑誌で見たことがある諸氏も多いと思う。


ゼニアは、1910年、テキスタイルメーカーとしてイタリアに誕生した。
厳選に厳選を重ねた素材のみを使う、超高品質のメンズブランドで
ある。

ゼニアの生地は高級ブランドメゾンにも高く評価されており、エルメ
ス、ヒューゴボス、アルマーニ、ラルフローレンなどがゼニアの生地
を使っている。そして、世界中の国家元首や実業家たちがゼニアの
スーツを信頼し着用しているのだ。


どこがそんなにちがうのか。ぜひ、デパートで本物のゼニアに触れ
てみて欲しい。その感触に驚くはずだ。しっとりとした肌ざわり、上
品な光沢感。ひと目でわかるのがゼニアである。


直営店でゼニアのスーツを買えば約25万円はする。比較的身近な
ブランドではポールスミスもゼニアの生地を使いスーツを作ってい
るが、10万以下のものもあり、これはかなり手頃だと思う。大手ブラ
ンドが大量の生地を仕入れているため、この値段が実現するのだ
ろう。


ゼニアでオーダースーツを作るとどれくらいするのか。まず工場で
作るのか職人が手で作るのか、選ぶ生地でも価格はまったく違う
が、30万前後するテーラーもある。


ネットで調べると10万台でオーダーできるテーラーもあるが、どうし
てここまで価格が抑えられるのかは正直わからない。絶対して欲し
くないのは、ネットオークションなどで入手すること。偽者が多いの
はもちろん、フィット感が命のスーツを、試着なしで購入するなど論
外だからだ。


30万円超えのスーツを躊躇なく買える日がくるまで、日々頑張るし
かない。

                      ≪転載終了≫


今日も蒸し暑い中、汗ビッショでスーツをいっぱいウォータークリー
ニングしましたよ。


早朝から午前中前半が、まさにゼニアやブリオーニやアットリーニ
クラスのモノ三昧みたいなもので、およそ30万以上のスーツをどん
どん洗っていきす。このスーツのウォータークリーニングが6.600円
から。そして午後からは、ドッと地元のスーツ洗いを行います。


一般的には6.600円は「高い」と思われるかもしれませんが、やはり
モノがモノですから作業工程が一般的なクリーニングとは全然違い
ます。


基本的にスーツの質は目安として13万円ぐらいからグッと変わりま
す。高品質の生地で手縫い部分が多く、やはり着心地が違う。着心
地は値段相応。スーツもクリーニングも値段相応なのです。


まず入荷してから細かくチェック検品、写真撮りを終えると、専門員
がカルテ作成を行い、続いて修理担当者がジャケットとパンツの細
部に仕付をします。


そして、スポッター(前処理)で汗をかいてる部分の汗抜きを行って、
皮脂や油性の汚れ落としのためにシリコーンドライに入れます。その
後、スーツに合わせてセレクトした洗剤を使って水洗い。


水洗い後のジャケットは人体成型乾燥機で土台を整え乾燥、その後、
袖裏から始まり、身頃も裏から芯地などの副素材の位置を整えてから
各パーツの機械プレスで成形し、更にハンドプレスで細部のディテー
ルの手直しをしながら立体的に仕上げていきます。


それに比べて地元「リーガルクリーニング」で出て来るスーツはポール
スミスとか五大陸とかも結構出ますが、やはり圧倒的に多いのが、青
山、コナカ、アオキ、スーツセレクト、スーツカンパニークラスのモノ。


これらはカルテ作成や仕付は行わず、シリコーンドライと水洗いのW
洗いを行った後、乾燥後、そのまま各パーツの機械プレスを行い、最
後はハンドプレスで目立つシワを取り除いて仕上がりとなります。これ
で地元が2350円のご奉仕価格です。僕は10万円以下のスーツは、正
直この「リーガルプラン」で十分だと思っています。このプランはまだ行
ってはいませんが全国宅配で立体配送費1000円込みで3.350円ぐらい
だろうなあ・・・と思っています。


当然、このクラスは「いつかは、ゼニアのオーダースーツ」を目指して
いる若手お洒落クラスや、まさに清潔・潔癖・健康を求めるサラリーマ
ンの方々・・。こういう方々がターゲットになると思います。


当分は実験的に期間限定でやってみて、まずは様子を見てみたいって
思ってます。なんでこんなこと考え出したかというと、やはりうちのクラス
タルウォーターで洗った「サッパリ」かつ「柔らかい」かつ「軽い」、でも、
「シャキパリスーツ」を、やはり男性だったら一度は来てもらいたい
から。


まあ、水に入れないと残留する汗で「黄ばみ」「変色」「脱色」「異臭」
「カビ」ろくなことないから。


まあ、そこらあたりはスーツコンシェルジュ「松はじめ」さんの着こなしブ
ログにうちの生地が掲載されていますので、是非、ご一読を。

「松はじめ」さんの着こなしブログ

生かしていただいて ありがとうございます。

19:52, Thursday, Jul 23, 2015 ¦ ¦ コメント(0)