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2019年 5月22日

「機械とハンドの合わせ技」5/22(水)
1950年。日本初の工場生産によるオーダースーツを開発した
花菱縫製。米国フォード・モーター社のT型フォードのアッセン
ブリーラインにヒントを得たその縫製システムは、後に「イージ
―オーダー」と呼ばれて爆発的な普及を遂げます。、。

Jリーグ浦和レッズの本拠地として知られる埼玉スタジアムの
ほど近くに、全国7箇所に工場を持つ同社の旗艦工場、岩槻
工場があります。

1962年に開設された岩槻工場では、裁断、縫製、プレス、仕
上げ等の工程を行って日々450着のオーダースーツを受注生
産しています。

来月の6月6日(木)にこの花菱縫製株式会社岩槻工場へスタ
ッフたちを連れて主に生産ラインの見学に行ってきます。

私はこれで二回目ですが、機械もフルモデルチェンジしている
のでとても楽しみにしています。

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≪「こだわりのオーダースーツ」より抜粋転載≫

実は私のイメージはこの花菱の縫製工場のように専用機械と
プレスマンたちが織り成す合わせ技で立体的なフォルムの
スーツの仕上げが行われていくことです。


上記の機械は50年前に作られたドイツのフォフマンという機械
ですが、今はすべて新しい機械を導入されてバージョンアップ
されています。


私がもう一度行きたいと思ったのは新しい機械の数々のライン
を見てみたいと以前から思っていたからです。
実はうちの工房のスーツ仕上げの近未来のラインの姿はそこに
あります。と言いますのも、うちの機械はほぼ花菱と同じものを
入れているからです。


前身頃、肩、インシーム、アウトシームの袖、アームホール、ラペル、
見返しまではある。しかし、背脇はない。一台500万はする機械
ですから、これらがすべて入れば、本当にうちは縫製工場です。


私がイメージしているスーツのラインを、今回の見学でスタッフ
たち全員が共有していってくれるはずです。

18:02, Wednesday, May 22, 2019 ¦ ¦ コメント(0)