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2017年 3月22日

「学び直し」3/23(水)
廣瀬と嶋田は東京へ。


そして須藤さんが東京から千葉へ。


今日は伊勢丹新宿店メンズ館への
勤務が決まった須藤さんの総合受付研修と
ウォータークリーニングのお勉強。


彼女は
東日本大震災を体験し、
ご家族で東京に越してこられての
今があります。


もともと英語が得意で
やはりキャビンアテンダント勤務の後、
英会話教室の先生をやってきました。


東京に越してこられても、
英会話の個人レッスンを行っていましたが、
それでは食べていけないので、
某クリーニング会社でしっかり基本教育を受け
この2月までは店舗のカウンター業務を
行っていました。


ですから、
クリーニングの基本はよくご存知です。
ただ、正直言って「技術力・サービス力・人間力」は
聞けば聞くほど雲泥の差で、
改めて専門性を一から学び直すために
定期的に本社に来て研修を
受けることになりました。


今日はその二回目。


8時15分の「朝礼」では、
「会社の変化やスピードが速いし、
離れ小島の伊勢丹なので遅れないでついていくのが
やっとです」と、
かなり不安になっていました。


来月から月一度は
本社に来ての研修を
受けることになっているのですが、
研修というよりも、みんなとコミ二ュケーションを
取ってヤル気のある人たちの
仲間になっていけばいいです。


さて、
研修が終わって
須藤さんと話をしましたが、
「なるほどなあ・・
これほど疑問に思っていたことがあったんだぁ・・・」
というぐらい、
いっぱい出てきました。


なるほど、
ありがたい。
慣れ、ノンビリ、マンネリ・・。
伊勢丹と工房との意識とスピードの差が
はっきり分かりました。
現場の実態を聞けば聞くほど、
やっぱりやり直しです。


自己流になってるって実に怖いです。
そのことがわからないってとが。


その根本的な部分を改革しないと、
新しく入ってきた人たちをダメにしてしまう。
結局は意欲をなくさせてしまう。
そうだとしたら本当に罪深いです。


ただ、
今日はいろんなことが分かって
有難かったです。


すべてはこれからです


こうやってありのままの店舗の状態を
伝えてくれる部下がいることがありがたいです。
仲良しクラブはいけない。馴れ合いもいけない。
お互いが誠実に本気でぶつかっていかなければならない。
それが人に対する、お客様に対する思いやり
であり、心ある態度です。信頼、信用ある態度です。


一人ひとりか゛
より自他共に誠実であれ。
3:11を経験し、ここにきたということは
あの貴重な経験を生かさないといけない。
もっと誠実な自分を、疑問に思ってる自分を相手へ
ぶつけなくてはならない。


間違ってたら、
ごめんなさい。良かったら、
ありがとうございます。

力を合わせて
頑張りましょう。
私たちはすべて平等にみんなのいのちを
見守っていますから。


今日聞いた根本問題が
改善できれば1憶は夢ではない、
そう確信しました。

07:51, Wednesday, Mar 22, 2017 ¦


「初陣」3/22(水)早朝
今日は
新宿伊勢丹メンズ館
ウォータークリーニング店長の廣瀬と、
新人研修生の嶋田が日本橋三越本店の
研修を受けた後、二階フロアマネージャーとの
打ち合わせ後、本店内の各アパレルショップへ
ご挨拶回り。


その後二人は
銀座のエストネーション、シップス、
麻布テーラ等の銀座のショップにご挨拶回り。


銀座地区終了後、
伊勢丹新宿メンズ館に戻り、
メンズ館の各ショップへ挨拶回り。


そして、今後は
伊勢丹メンズ館・本館での
各フロアーミィーテングで廣瀬・嶋田が
プレゼンを行う。


嶋田くんは、
元ANAキャビンアテンダントの関西のおばちゃん、
廣瀬がビシビシ現場で鍛えますから。


その時に資料の一つとして配るのが、
私たちがいつも取り組んでいる
「衣類のトラブル資料」です。


「洗濯ドットコム」より転載

【色落ち】
色落ちには、生地の染色堅牢度が大きく関わりますが、
お客様自信の着用状況や保管方法などによって、汗や
汚れが生地に残って変色したり、太陽光や蛍光灯の光
が当たって、紫外線による色ヤケが起こる場合もありま
す。

汗などが付着すると時間変化で染料が壊れてしまいま
す。また、洗う前は色落ちがわからなかったのに、洗っ
てみるとはっきりと色落ちしているという場合もあります。
これを説明すると下の様になります。


クリーニングする前は、染料が辛うじて繊維にくっ付い
ている状態ですが、洗うことにより染料が流れてしまい
ます。

クリーニングする前は、なんともなかったのに・・・と考
えるのはもっともだと思いますが、そもそもは、着用に
よる汗などにより染料が壊れているのが原因です。

クリーニング店も預かる時には、発見できないことも
多いので、洗ってから初めて気付くことになります。

このような色落ちは、綿素材のジャケットやパンツなど
の衣類に多く発生しています。汗の他にもシミや着用
によるスレ、紫外線、排気ガスなどでも発生します。
これらのトラブルが発生した場合は、色はげ状態を見
ればある程度原因が特定できます。

※色落ちの原因となっている汗や汚れを洗剤や漂白
剤で落とし、染色補正して元の状態に復元していきま
す。


一、着用が原因で色はげしている場合パターン
汗が原因の場合は、脇の下など汗をよくかく部分の
み色はげします。
スレが原因の場合は、着用シワがよる部分や着用で
摩擦が発生する部分に直線状に色はげするのが特
徴です。
また、バックなどを肩にかけている部分などもにもよく
発生します。

紫外線による色はげは、日光や蛍光灯などの紫外線
が長期に当たった部分が色はげします。
クローゼットの扉のすきまから発生する場合がよくあ
るので直線的な広範囲な色はげが発生します。

※スレの場合は繊維が毛羽立って白く見えているの
で染色と同時に樹脂で毛毛羽立ちを押さえ、白っぽさ
を目立たなくさせるスレ直しを行います。


二、クリーニング店、アパレルが原因で色はげしてい
る場合パターン

クリーニング工場やアパレルメーカーが原因の色落
ちは、下記の特徴があります。
シミ抜きによる色はげの場合は、シミがついていた部
分が円形状に脱色するのが特徴。洗うだけで部分的
に色落ちして色ムラになったり全体に色が薄くなるの
は 、染色堅牢度が低いためで、これは、衣類の品質
の問題です。

また、脱水による色はげの 場合は、衣類全体に直線
状の色はげが無数に発生するのが特徴です。

最近の衣類は、染色後の廃液による環境汚染や、着
用中の人体への影響などから染料に使われる金属な
どの物質が制限され、以前に比べて染色が弱い衣類
が多いのでこのようなトラブルが数多く発生しています。

【付いていなかったシミが付いている】
クリーニング店での色移りや使用した薬剤、洗剤など
が原因の場合もありますが、お客様が着用時につい
たシミが原因の場合が多いです。

色がついているシミの場合は、確認できますが無色透
明のモノが衣類についても見た目は、分かりません。

シミが付いていると分かっていればシミ抜きで落とせ
ますが、分からなければ、洗っただけでは取れないも
のもあり
ます。仕上がった時点でも、シミが見えないのでお返し
しますが、時間経過でシミが酸化し、黄ばんでしまう場
合があります。

お客様からすれば、「付いていなかったシミが付いて
いる」と思うのは、当然ですがその原因は、お客様が
付けたシミが原因の場合が多いです。

そして、シミ抜きをして、取れたように見えても時間が経
つと、また、シミとして現われてくる「忍者ジミ」と言われ
るシミもあります。

クリーニング店では、シミ抜きをして、シミが見えなくな
ると、「シミが取れた」と判断します。
ところが、シミ抜きをして、シミは細かく分解されて、目
に見えなくなったけれど、実際には、生地から全部無く
なった分けではなく、細かくなって生地に残っている場合
があります。

この、一旦は分解されたシミが、時間経過とともに酸化
され寄り集まって目に見えるようになるとシミとして現わ
れてきます。

シミが100%取れたかどうかを検査する方法はありま
せん。から、目で見えなければ取れたと判断するしかあ
りませんので、この忍者ジミを防ぐには、残ったシミが酸
化する前にまた洗うしかありません。

黄ばみの激しかったシャツなどは、、着なくても一年以
上そのまま放置しないで、時々洗うことが、きれいな状
態を保てます。
________________________________________

【虫食い】
ウール素材の衣類で虫食いのトラブルもクリーニング店
でよく発生します。

クローゼットに直していて明らかに虫食いがあると虫に
食べられたと分かりますが衣類を繊維を少しだけかじっ
た場合があります。

この時は、少しだけ虫にかじられていますが、糸が切れ
ていないのでパッと見ただけでは分かりません。その衣
類をクリーニングに出し、洗浄すると虫にかじられている
糸が切れ、衣類に穴が開いたようになります。

クリーニング店も見ただけでは、分かりませんのでその
まま洗ってしまいます。そもそもの原因は、衣類が虫に
食べられたのが原因で発生します。
汚れが残ったまま置いておくと、虫に食われやすいです
ので、きれいにしてから保管することが、虫食いを防ぐ
第一歩です。そして、食べこぼしなどをきれいに取るには、
水洗いが適しています。

以上、クリーニングで起こるトラブルをいくつかまとめて
みました。ただ、トラブルが起きても何もしないということ
ではなく、衣類やダウン等の色落ちは染色をして修正し
ますし、マッキントッシュやコートなどのスレによる白化は
インキングやスレ直しで修正していきます。特に浮き出し
てきたシミは、シミ抜きで落とします。
また、虫食いやキズも、かけはぎやかけつぎ等の修理を
してお返ししています。転載終了

以上の問い合わせは0439-55-2611のナチュラルクリー
ンまで

以上のような品物が
この時期いっぱい入ってきます。

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みんな、特に女性のスタッフたちは、
「ハンカチ持った?」「資料もってる}?」と、まるで入社式の前の
お母さん状態。

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彼がここに来て一週間鍛えていた総合受付のチーフのサリー
ちゃんが「しっかりやってきなさいよ!」と気合を入れて教え子
嶋田を送り出していました。


新人嶋田は今日が初陣です。
早朝6時半出発。

04:28, Wednesday, Mar 22, 2017 ¦