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2016年 3月2日

「人間的成長なくして」3/.2(水)
『NO.1メンタルトレーニング』
    著:西田文郎より抜粋転載


人間的成長なくして能力のアップはない

トップアスリートの特徴は、負けず嫌いであり、
同時に素直であるということです。

●素直さがないと、指導者や指導方針に対する不満
が出て来る。

●素直さがないと、チームメイトに対する不満が出て
来る。

●家庭や学校、職場での不満が多くなり、トラブルが
増える。


一方、「ありがとう」「ありがたい」という気持ちが強い
というのが、素直な人の特徴です。
発揮能力と保有能力の高い優秀な選手とは、不満と
いうストレス脳より「おかげで」という感謝という肯定
脳の選手ばかりなのです。


そしてさらに保有能力を大きくし、発揮能力を高める
には4つの条件があるのです。

●ワクワクする目標を持っている(肯定的な脳になる)。

●その目標に近づく詰める能力を持ってる(常に自分
に問いかけている)。

●クリアリング能力を持っている(イヤなことはすぐ忘
れチャレンジする)。

●素直な負けず嫌いである(不満がなく感謝の心が強
い)。


これらは単なるテクニックではありません。人間的に成
長する道であると私は考えています。
従来のメンタルトレー二ングは、心理的なテクニックや
ノウハウばかりでした。
しかし、それだけでは人間的な成長はありません。


実際、選手として飛躍的に成長するのは、必ず人間的
に成長したときです。
なぜなら、競技スポーツには、メンタル面の充実が欠か
せないからです。
競技力の高さは私たちの心と無関係ではないからです。
無関係どころか、心こそ選手としての優秀さを決定してし
まうからです。


●脳は現実とイメージを区別できない

脳にとっては、現実体験によるデータ入力も、イメー
ジによるデータ入力もほとんど変わりません。
もちろん現実のほうが強いインパクトを持っています。
そのかわりイメージは何度も入力できます。

繰り返し勝のイメージや勝った時の感情・思いを入力す
ることによって、脳の判断が徐々に変わってくるのです。
プラスのデータを繰り返し入力する。そして感謝する。
メンタルトレーにングの基本は、これだけです。


●プラス思考のコツ1「ウソでもいい」

プラス思考でいこうと思いながら、それができない人は、
その自然に逆らって、ムリやりプラス思考になろうとして
います。
心の底からそう考えようと、一生懸命努力してしまうので
す。
しかし、本当にそう思い込む必要はありません。
もともと最悪状態にいるとき、「この次はうまくいく」「私に
は可能性がある」などと言えるわけがないのです。
ですから、「ウソでもいい」、これがプラス思考になるコツ
です。
ウソでもいいから、そう思ってみる、声に出してみる、口
から出た言葉は、耳を通して脳に再入力されます。

先に「脳はリアルとバーチャルを区別できない」といいま
したが、それはウソとホントを区別できないということです。
ウソの入力でもそれを繰り返しているうちに、やがてだま
されてしまうのが私たちの脳なのです。

信じられなくても、「私には自信がある。私にはて゛きる。
私は必ず目標達成できる。」信じられなくても、肯定的な
入力を繰り返して下さい。
自分に言い利かすたびに、その言葉は脳へ再入力され
ます。
脳の問いかけになり、出力が変わってきます。「そのため
の努力をしよう」「詰める作業をしっかりやろう」という気持
ちになっていきます。
そうなるとプラス思考になりはじめているのです。


●プラス思考のコツ2「ツイてる!」

このように言葉は、ただの伝達手段だけではありません。
脳に再入力され、心をコントロールする上で大きな力をあ
らわします。
昔の人は「言霊」と言い、言葉には不思議な実現力があ
ると考えました。

ここで、最高の「言霊」を紹介しておきましょう。それは「ツ
イてる!」という言葉です。
ウソだと思って、口に出していってみて下さい。
ピンチのときも「ツイてる!」。調子の悪い時も「ツイてる!」。
ツキ・運は、人間の力を超えた超自然のパワーです。

一般の社会でも、どんそこに落ちながら最後に成功する
人は、どんなひどい環境にいても「おれはツイてる!」と思
っています。
だから不満がなく、脳を肯定できる、最後はどん底からは
い上がって成功してしまうのです。


●プラス思考のコツ3「イエス・バット法」


「イエス・バット法」は、私たちの脳に生まれたマイナスイ
メージやマイナス思考を肯定的に切り替えるもう一つの
方法です。
例えば、ピンチに立たされたときの「困った、うまくいくだ
ろうか」という不安。こうなると、どんどん意識はマイナス
の方に進んでいきます。

ですから、まず「イエス」と受け流します。「そうだ、本当
に困った」とマイナスの思いをいったん承認してから、ほ
こ先を変えます。
「困った。うまくいくだろうか。そう(イエス)、うまくいかない
かもしれない。けれど(バット)、このときのために練習を
重ねてきたんじゃないか」「けれど(バット)、ここが正念場
だ。成功を信じてやるだけやったら後は天に任せよう」。

マイナス思考はダメだと否定するより、いったん承認して
から、次にプラス思考にいいかえる方がずっと上手くい
くのです。


以上が肯定的な思いを持つための方法です。
けれど、私たち地の思いはとても変わりやすく、一度プラ
スになっても何かすぐに変わってしまいます。
それを強力な道具●言葉●体の動き●イメージ という
言葉・行為・心を使って、脳へプラスの思いをどんどん入
力していきます。


●脳を全力で働かせるような、実現力を持ったイメージは、
「必ずこうなる」「必ずああなる」です。
未来のことではなく、現在のこととしてイメージします。
だからこそ、達成のイメージングなのです。すでに目標が
実現してしまった状態、今まさに実現しつつある状態とし
てよりリアルに思い浮かべて下さい。

そしてそこに、自分のワクワクする感情を加えて下さい。
チームメイト、監督、家族、友人や知人、先祖やお世話に
なった皆さんへの感謝、生かされて頑張って生きることが
て゛き喜びと感謝を味わって下さい。
感謝やワクワクする感情は、右脳のイメージを感情脳ま
で落とし込んでくれます。転載終了


毎日空手の稽古を午後七時十五分から行っていますが、
今日は入荷が多かったので総合受付がまだ終わってい
ません。
「写真撮りや手伝えることをみんなで手伝ってやればい
い」。
現在、みんなで手伝って頑張って早く終わらせようとして
います。


道場訓に「団結互助の精神を涵養し」とあります。空手
道の稽古は肉体的な鍛錬ばかりではありません。
団結し助け合うことによって、チーム力が強化されてい
くのも空手道の稽古です。


お陰様で、そういう時間を与えてもらったので、「メンタル
トレーニング」の本の中身を一部抜粋転載することが出
来ました。
この内容は、一人ひとりのスタッフたちに今必要なことば
かりなので、あえて本より転載という形をとってご紹介さ
せていただきました。
自分自身を振り返ってみれば、まさにこういうプラス思考
をずっとやってきています、無意識にですが。


ただ、この本の最後に、「自分を信じるには、どうした
らいいでしょう?」
という問いがあって、この答えは一
つしかありません。
私たちはまわりの人を信じる時、はじめて自分を信じられ
るのです。
自分のことは信じられないけど、他人を信じた自分のこと
は信じられる、これは一人では生きられない、人間と言う
動物の感情脳に埋め込まれた法則なのです。
と、書かれてありました。いやあ・・・、スゴイ法則が脳にイン
プットされてるんだあ、目から鱗でした。


人間が一番信じられないのは自分自身です。
しかし私たちの脳は、他人を信じると、また他人に感謝する
と、その一番信じられない自分を信じられるようにできている、
人を信じ、感謝すれば、どんな苦しみも楽しくなる。
不思議なことに、自分の未来が信じられるようになって、どん
なに障害があっても一つの事をやり抜こうとする力が身に付
いていく。う・・・ん、あらためて、スゴイ。


今日はブログを書く時間をもらいながら、実に大きな収穫のあ
った心の稽古となりました。ありがとうございます。サリーちゃん
に感謝です。ただ、今日のメンタルトレー二ング、生かしましょう
ね。全員で。

18:51, Wednesday, Mar 02, 2016 ¦ ¦ コメント(0)