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2019年11月18日

「仮縫い」11/18(月)
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日曜日、南青山の「ディトーズ」の水落さんのお店で仮縫いと、
新たなピスポーククリーニングの内容について
意見交換を行いました。

意見交換を行った後、
身丈を細かく採寸しながらベストな状態での身丈の確認を
しましたが、バッチリこれで合ってるということでした。

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前は左右の位置のバランスの確認を行い、
身体の左右のバランスの違いに合わせた補正を、もう少し大きく
取ることになりました。細かいですよ。

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横から見たとき、裾のラインが若干前が下がるぐらいがベスト
なのですが、ちょうどよかったです。オッケー。

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袖は脇の高さは丁度良く、
袖付けの前後の幅をもう少し狭くした方が体にフィットする
ので微妙な補正を行うために袖を取ります。

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袖を取るとこんな感じになります。


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前の幅をもう少し詰めた方かシェイプされていい
ということで若干前身頃の身幅を狭くします。


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狭くするとこんな感じです。
この紺のパイル地のジャケットのイージーオーダー料金が115.000円。
オプションの手縫いのアームホール20.000円。後衿のクセ取りが
20.000円。仮縫いが30.000円。計185.000円(199.800円)です。


これは高いと思うか、妥当と思うかはそれぞれでしょうが、
今回の仮縫いで私自身の中に「安い」とさえ思える手間と細部にわたった
繊細でクオリティの高い作業内容を感じ取りました。
こりゃあ、他じゃあ絶対無理だって。


ここでのイージーオーダーは
あきらかに他のテーラーのビスポークに値します。
これははっきりと断言できます。


また、出来上がったジャケットを通して
うちのプレス連中がクセ取のトレーニングに
磨きをかけてくれたらいいと思います。


こういったクオリティの高いジャケットやスーツがうちには
いっぱい入荷されてきますので・・・。


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これは出来上がったブルーの細かいギンガムチェックのドレスシャツの
背中のギャザーの多さです。
このギャザーの多さは肩甲骨のふくらみを出すためにあえて
ここまで多くギャザーを取っています。


普通はギャザーよりタックを取ってますが、
ギャザーの方が自然な膨らみがでるのでこちらの方が本来の
ドレスシャツの形なのです。


なかなかこういった本格的なドレスシャツにはお目にかかれません。
タッグを取るということは簡略されているわけで、4~5万するフライ
なんかはギャザーはこれぐらい取っていますねえ・・。
金額は32400円です。このクラスだと破格の安さだと思います。


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今回の仮縫いが終わって仕上がるのが一か月後ですが、
正直言って「仮縫いってここまでやるんだ・・」と今まで洋服を
いっぱい作ってきて実感したのは初めてです。


やはりここから製図を引き直して本格的にその人にベストな
ジャケットを作っていくわけで、本当に仮に縫っているだけなんです。
その手の掛け方の多さにはびっくりしたのと同時に
感動しました。


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これは私が作ったドレスシャツの襟のキーパーですが、
フニャフニャでなくしっかりとしたプラスチックで作ってます。
今はキーパーの意味をなさない柔らかい物ばかりで、
ダメなんでよ・・・と水落さんはしきりにぼやいてました。

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水落ちさんのところではハンテングキャップをつくっていて
法子さんメチャクチャ気に入ってました。


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ダブルのベストもいいですねえ・・・。
とにかくスーツの話をしながらあっという間に時間がたっていきます。
こういう内容も「早春の風」に掲載していきたいと思ってます。


楽しく学べることって山ほどありますから。、

「あなたのスーツ本当にオーダーと呼べますか?
埋めようのない圧倒的な差を魅せるDittosでのオーダースーツ攻略」


※「あと6キロお腹の部分減らしましょう。全然スーツの着映えが
変わりますよ」。ものすごくリアルな提案であり、一番気になっていた
部分でした。
 無理して落とすのではなく、少しずつ自分の一番いい体重に戻していく。
やっぱり見抜かれてました。当たり前ですが・・・。頑張ろうっと。

05:24, Monday, Nov 18, 2019 ¦ ¦ コメント(0)


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