「読経」1/18(水)
≪GLITTYより転載≫
日本でも声明のコンサートなどが盛況だというニュースを耳
にすることがありますが、今回は瞑想よりもあまり注目されて
いない「お経」の効果についてお話ししようと思います。
このコラムでの「お経」は仏教でのお経だけを指さず、あらゆる
宗教で唱えられる物を指します。
お経の効果を調べていると「バイブレーションセラピー」という
言葉にであいました。医療分野では自分が、もしくは他の人が
唱える「お経」の音波は医学的にも効果があるということなの
です。
疲れたときに座りたくなる「マッサージチェア」も音ではありま
せんが振動の力によって体を癒やす力が備わっていますよね。
お経とマッサージチェアの違いは「有機」的な物か「無機」的な
物からその振動がだされているかの違い、だともいえるようです。
体への直接的な影響だけではなく、タマサート大学のジュター
ティップ教授によるとお経を読む人には大きく分けてふたつの
効果があるそうです。
1. 発声しながらお経を読むことでの集中力の増大。自分の読む
お経に心を合わせていくことで集中力が生まれる。
2. どの宗教であってもその宗教のお経の意味を理解することに
より信仰心が生まれる、信仰心をもつことで心が清らかになり、
精神力がアップする。
他にも読経の効果が体の器官に影響を及ぶ素ことが知られて
おり、特に心身のリラックス効果が上げられます。病気の人があ
っという間に健康になる、というわけではありませんが、段階的
に健康な体を手に入れられるという研究が得られています。
マヒドン大学のソムポン教授によると、以下の病気には特に効果
があるそう。
心臓疾患、高血圧、糖尿病、ガン、アルツハイマー、鬱病、偏頭
痛、肥満症、不眠症、パーキンソン病など≪転載終了≫
早朝の「読経」。
私は浄土真宗のお寺の住職ですから当然、早朝の晨朝勤行は
「正信偈」をお勤めします。
「正信偈」はキリスト教でいう讃美歌みたいなもので、阿弥陀さま
を讃える歌です。
ですから、みんなで音程や節がピッタリ合うと周りから聞いていて
も、とっても美しい。そうじゃないと、「えっ?・・・何、これっ???」
ってなります。
その昔、みんなで結構練習したのでまあまあ音程が合っています。
時々、葬場勤行もお勤めしますが、これもまあまあ。
ただ、読経は腹式呼吸でとっても大きな声を出しますから体調には
とってもよく、いろんな病気が改善されたり自律神経のバランスが
取れて、いいことだらけです。
なにより一日のスタートと終了には、やっぱり小さい時から慣れ親
しんだ「正信偈」が一番落ち着き心が安定します。
みんなも初めて習ったお経だから私とまったく同じようです。
やはり賛歌だから、慣れ親しんでいて落ち着くみたい。
この阿弥陀さんは、島根県の廃寺になったお寺から流れ流れて
私の手元に来たものです。はじめは寂しく厳しいお顔をされていましたが、
今ではとても落ち着いたふっくらしていいお顔に戻られました。
伝わっていくのでしようね、仏参している人たちの心が
日本でも声明のコンサートなどが盛況だというニュースを耳
にすることがありますが、今回は瞑想よりもあまり注目されて
いない「お経」の効果についてお話ししようと思います。
このコラムでの「お経」は仏教でのお経だけを指さず、あらゆる
宗教で唱えられる物を指します。
お経の効果を調べていると「バイブレーションセラピー」という
言葉にであいました。医療分野では自分が、もしくは他の人が
唱える「お経」の音波は医学的にも効果があるということなの
です。
疲れたときに座りたくなる「マッサージチェア」も音ではありま
せんが振動の力によって体を癒やす力が備わっていますよね。
お経とマッサージチェアの違いは「有機」的な物か「無機」的な
物からその振動がだされているかの違い、だともいえるようです。
体への直接的な影響だけではなく、タマサート大学のジュター
ティップ教授によるとお経を読む人には大きく分けてふたつの
効果があるそうです。
1. 発声しながらお経を読むことでの集中力の増大。自分の読む
お経に心を合わせていくことで集中力が生まれる。
2. どの宗教であってもその宗教のお経の意味を理解することに
より信仰心が生まれる、信仰心をもつことで心が清らかになり、
精神力がアップする。
他にも読経の効果が体の器官に影響を及ぶ素ことが知られて
おり、特に心身のリラックス効果が上げられます。病気の人があ
っという間に健康になる、というわけではありませんが、段階的
に健康な体を手に入れられるという研究が得られています。
マヒドン大学のソムポン教授によると、以下の病気には特に効果
があるそう。
心臓疾患、高血圧、糖尿病、ガン、アルツハイマー、鬱病、偏頭
痛、肥満症、不眠症、パーキンソン病など≪転載終了≫
早朝の「読経」。
私は浄土真宗のお寺の住職ですから当然、早朝の晨朝勤行は
「正信偈」をお勤めします。
「正信偈」はキリスト教でいう讃美歌みたいなもので、阿弥陀さま
を讃える歌です。
ですから、みんなで音程や節がピッタリ合うと周りから聞いていて
も、とっても美しい。そうじゃないと、「えっ?・・・何、これっ???」
ってなります。
その昔、みんなで結構練習したのでまあまあ音程が合っています。
時々、葬場勤行もお勤めしますが、これもまあまあ。
ただ、読経は腹式呼吸でとっても大きな声を出しますから体調には
とってもよく、いろんな病気が改善されたり自律神経のバランスが
取れて、いいことだらけです。
なにより一日のスタートと終了には、やっぱり小さい時から慣れ親
しんだ「正信偈」が一番落ち着き心が安定します。
みんなも初めて習ったお経だから私とまったく同じようです。
やはり賛歌だから、慣れ親しんでいて落ち着くみたい。
この阿弥陀さんは、島根県の廃寺になったお寺から流れ流れて
私の手元に来たものです。はじめは寂しく厳しいお顔をされていましたが、
今ではとても落ち着いたふっくらしていいお顔に戻られました。
伝わっていくのでしようね、仏参している人たちの心が
07:01, Wednesday, Jan 18, 2017 ¦