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2019年 3月16日

「いのちの勝利者」3/16(土)
「この度、宍戸皓先生ご逝去のこと 
 衷心哀悼のきわみに存じます。
 志和中学校で、
 私の父である前住職が同僚としての
 ご縁をいただいてから常にご芳情下さいました。
 生前の多大なるご恩情に心より感謝をし、
 在りし日のお姿を偲びつつ
 謹んでお念仏申し上げます。合掌」
           龍城山長松寺住職 中田輝道


本日、
92歳でお浄土に還られた元志和中学校校長であり、
長松寺の門信徒総代を勤めて下さった宍戸皓先生
の葬儀が行われました。


宍戸先生は
私の父の志和中学校時代の同僚であり、
父が72歳でお浄土に還った後、新米の住職である
私や、お寺のことをとても応援して下さった大恩人です。


宍戸先生は自己努力の塊のような方で、
一緒にお酒を飲みながら私に伝えて下さった言葉は、

「努力の結果は、時と場合により成功、
失敗いろいろあるものだ。

結果は重要ではない。

なぜなら人間は死んでいく、有限なる存在だからだ。

旅の途中の結果にとらわれても意味がない。

すべては移り変わっていくからだ。

重要なのは自分が燃焼したかどうかなのだ。

燃焼できたかどうかは、他人の評価はまったく関係ない。

だから住職、頑張りなさい。人がなんと言おうと、自分が
信じる燃焼できる道を歩みなさい。」
でした。


燃焼してない人は、
たとえ人から称賛を受けた人生であろうが、安泰な人生であろうが
成仏は難しいと思います。


お釈迦様は
「人は安泰な職に就いてはいけない」と言われています。
人間は怠惰な性があるので、安泰な状態では燃焼は
難しいからです。


あっという間の人生、
厳しい状況を、明るく感謝しながらたくさん気づきや感動を
味わえた人は、「いのちの勝利者」なのだ。


実に尊く力強いまことの道を示して下さった宍戸先生には
あらためて心よりお念仏申し上げます。

18:15, Saturday, Mar 16, 2019 ¦ ¦ コメント(0)


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