「帝国ホテル田中特別料理顧問総評」5/15(水)
三つの灯
一、 一隅の灯(いちぐうのひ)
「最初は一隅を照らすような小さな灯火でも、その灯火が十、百、万となれば、
国中をも明るく照らすことになる。
一人ひとりがこつこつと頑張ることが大切である」
天台宗開祖 最澄の言葉。
二、 石中の灯(せきちゅうのひ)
「石の中には火はありませんが、打てば火が出る。
自身で勝手に決めつけたり、目に見えるものだけをたよることなく、
大切なものを見ていくことが大切である」
日蓮宗開祖 日蓮の言葉。
三、 燎原の灯(りょうげんのひ)
「激しい勢いで広がっていき、防ぎようがないもののたとえ。
全員が協力して一つの目標に向かっていくことが大切である」
帝国ホテル田中特別料理顧問より
おはようございます。
本日は貴重なお時間を頂戴いたしまして心より深く深く感謝申し
あげます。
帝国ホテル田中特別料理顧問・総料理長様は過日ウォーター
クリーニングしてお仕上げ下ったスーツの着心地の素晴らしさに
とても感激され、「お礼のご挨拶に参ります」と、嬉しいお申し出
を頂戴し、昨日を迎えました。
ご自身が出演されたNHK「仕事の流儀」を改めてご覧になられ
忘れていた過去の時間が一瞬に蘇り、思わず「若いなあ~」や
「厳しかったなあ~」や、涙したりと帝国ホテルと共に歩んできた
勤続五十年をしみじみと感じた時間でもあったようです。
玄関より靴を履き替えて帰るころには靴が磨かれていたこと。
着用していたジャケットのプレス後の着心地の良さ、何よりも
ナチュラルクリーンのスタッフの皆様の「眼力」、中田代表
率いるチーム力の熱い思いを肌で感じられ、昔の自分の
姿と重ねつつ、感慨深い思いで工場内を見学させて頂いた
そうです。
強いチームの共通点である「学び」「好奇心」何よりも皆様
から田中特別料理顧問様のお話し後の質問の多さに驚き、
これが「強みだなあ」と感じられたとのこと。強く印象に残った
そうです。
スーツの着心地の良さを感じるまでの裏方の作業は帝国
ホテルのスープと同じで、何一つ手を抜いてしまったは
全て作り直しであり、サービスも含めて「100引く1は0」に
通じること。
スタッフの皆様の熱い思いをスーツに感じ、その思いに
応えられる仕事をして参りたいと、そのようにもおっしゃ
っていらっしゃいました。
「夢と誇り」、一人ひとりの皆様の心に「三つの灯」がとも
って下されば何よりですと、良い時間を過ごさせて頂きま
したこと。
「来て欲しい」このタイミングで君津を訪れたことは、偶然
ではなく必然であること。この意味を大切にいたします
といたしますと大喜びでございました。ありがとうござい
ます。
細やかなご配慮に強く感謝申し上げます。
令和元年 五月十五日
中嶋拝
※今日はレディスメーカー「MUVEIL」のスタッフたちが
飾りやスパンコール等の装飾品が多いジャケットやセーター
を持ち込んで弊社の技術を検証しました。
そのきっかけを作ったのが15年間エストネーションに勤務
していて、弊社のケア講座も受講した西村さんです。
久々の君津工房やスタッフたちに「懐かしい・・」と、
とても喜んでくれていました。
こういった品物は175社に卸して販売してもらうそうで、
当然、伊勢丹をはじめ各デパートにも入ります。
こういった難しい品物は各クリーニング店では事故を恐れて
受け取りません。
こういった品物は弊社がすべて受け取って作業に入る
のがいつものパータンで、今回もまったく同じパーターンです。
また新しいお付き合いが始まります。よろしくね。
07:21, Wednesday, May 15, 2019 ¦ ¦ コメント(0)