「代償昇華」10/15(火)
災厄を小難にする「代償昇華」。
陰陽の仮説では災厄はマイナスの因子の蓄積によって現象
として現れる。です。
たとえば日本という特別な場所は、そこに住む引き換えとして、
自然災害が大きい。という陰と陽です。
そして災厄は「代償昇華」で小出しで対応することができる。
あるいは大勢の人が少しずつ不便さを受け取る「割り勘」が
出来る。というのが私の仮説です。うむ。
代償昇華の3つのステップが
・想定すること。
・備えること。
・これで駄目なら仕方ないと腹を括ること。
です。
とにかく想定して備えるということに「実際にお金と時間を使う」
ことが「代償昇華」の基本です。
そして「これで駄目なら仕方ない」と腹を括る時に、なぜか知ら
ないけど助かった。という幸運が訪れる可能性が高い。
そして重要なのは、この3つのステップは、どなたでも練習に
よってどんどん上達する。ということです。
今回の19号台風は多くの日本人にとってその練習の場とも
なっていればいいな。と思います。前回より今回。今回より次回。
日本人は「代償昇華」の訓練によって、日本全体が「災厄に対
する耐性」が強くなる。
そう。日本人の特徴は他地域の人たちより「自我が薄い」ことで
あります。共同体としての意識が強い。今回4連勝した日本ラグ
ビーチーム然り。
大難を小難にする代償昇華。みんなで少しずつ割り勘で受け取
ることで、特定の地域だけ甚大な災害が起きることを少しでも抑
える。
今回の19号で、多くの日本人の方が
・想定する。
・備える。
・これで駄目なら仕方ないと腹を括る。
と意識が共鳴した(であろう)ことは、非常に興味深いことであり
ました。
多くの日本人が今回の19号を通して災厄に更に強くなった。
あの紙一重の時日本に強運が働いたと思います。
少しでも被害が少なくなるように台風が誘導されたかの如く。
腹を括った時に吹く「強運」は本人の意志の制御の範囲外です。
気がつくと紙一重で助かった。と後からわかるように働きます。
それでも被害の地域は出てしまいました。やはりそれは誰もが
「まさか」という想定外の場所でした。代償昇華の範囲外。
それほど広大な台風であったということです。
まさか日本海側の川が氾濫するとは。
まさか首都通過の真夜中の時間帯に東北の川が氾濫するとは。
しかし今回の件で、また日本人は「代償昇華」のコツを掴み始め
たように思います。
自我が強い人は「代償昇華」は難しいのです。自我は「最悪想定」
を拒否しますし、執着が強すぎて「仕方ない」と腹を括ることが
とてもとても難しいのです。
あのようなカテゴリー6に相当する巨大台風が首都を通過したのに、
紙一重の差で生き延びている。
もし私が「日本を貶めたい他国の幹部」であれば驚愕していると思
います。
今回、最悪を想定し、そして備え、これで駄目なら仕方ないと腹を
括ってくださった方々。本当にありがとうございました。
「まるぞう備忘録」より転載
災難を小難にする「代償昇華」・・・・・。
本当に台風15号より今回の台風19号、そしてこれからも来る台風や
地震に対してどんどん準備力が増すごとに「代償昇華」が起こってい
るのだと思います。
今回の台風の進路が急速に変わっていった・・・・そのあり得ない事実
を通してそのことを「なるほと゛なあ・・・」と強く感じ取りました。
これは仕事にしても、人間関係にしても、組織運営にしても、そして
自身の人生にしてもまったく一緒であるということを。
問題や課題に対して、
・想定する。
・備える。
・これで駄目なら仕方ないと腹を括る。
この繰り返しを周りの人たち、そして自分自身でやっていく。
地震や台風を通してしっかり「代償昇華」を教えられています。
05:22, Tuesday, Oct 15, 2019 ¦ ¦ コメント(0)