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2018年 8月14日

「帰省」8/14(火)
帰省

遠い国の客には笑われるけれど

押し合わなけりゃあ街は 電車にも乗れない

まるで人のすべてが敵というように

肩を張り肘を張り 押しのけあってゆく


けれど年に二回 八月と一月

人ははにかんで道を譲る故郷(ふるさと)からの帰り

束の間 人を信じたら

もう半年頑張れる


中島みゆきの「帰省」という唄です。

八月と一月、つまりお盆と正月に故郷に帰る人は優しさを回復する。
それは故郷は自分を待ってくれている父や母の存在があり
父母がこの世に存在しなくとも、父と母のお墓が私たちを待って
いてくれる。


人と張り合って生きていく喧噪の都会の世界と比べ
優しさが回復できる故郷はまさに親の元に帰り無防備な安心
そのものを取り戻せる優しい世界がそこにはあるのです。


そして年に二回縁者や兄弟たちが本家に集まり、
お互いの状況を確認しあいます。


「またな」「頑張れよ」「はい」。


「ここには自分のことを理屈抜きでわかってくれる人たちがいてくれる」
その安心と力強さで人は半年は頑張れる。


それがお盆とお正月の「帰省」なのでしょう。


今日の午後六時から本堂で「お盆の法要」をお勤めいたします。
そのお盆の法要が終了すると皆さんは「ありがとうロード」を通って
盆踊りと向かいます。


それまで今日は長松寺代々のお墓や親類のお墓参り
に出かけてきます。


今日もまた暑くなりそうです。

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06:23, Tuesday, Aug 14, 2018 ¦ ¦ コメント(0)