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2015年 3月12日

「そもそもダウンって何ですのん?」3/12(木)
明日の早朝は勉強会です。
女性たちは「ダウンについて」の学習とまとめを。そして
男性たちは「敏感肌に対する最適の洗いについて」の学
習とまとめをやっています。まるで大学のゼミみたいです。


「そもそもダウンって何ですのん?」

ダウンジャケットをはじめ、各種ダウンウェアの中綿に使用
されているダウンというのは、水鳥の胸部に生える、小さな
元羽軸と、その先から延びる羽枝からできている綿毛のこと
をいいます。

ダウンとフェザー
よくダウンと間違えられるのが”フェザー”で、ダウンが羽毛
を指すのに対し、フェザーは羽根のことを指します。違いは
ダウンがふわふわの毛だとすると、フェザーは柔らかな羽と
いったところでしょうか。価格の安いダウンウェアは、ダウン
よりフェザーの割合が多くなっています。
フェザーは、スモール、ラージと大別され、ダウンウェアには
着心地を考え、スモール・フェザーが使用されることが多い
ようです。

上質のダウン
ダウンは、この羽枝の数が多くて、産毛が残つており、タンポ
ポの綿毛のような形をしたものは、特にダウンボールと呼ば
れています。そしてこのダウンボールが大きいものほど良質
なダウンとされているのです。

しかし、上質なダウンボールは、一羽の水鳥からたった30gし
か採ることができず、このため、質の良いダウンボールを使用
したダウンジャケットはその価格も当然、高価になる傾向にあ
ります。


ダウンボールは柔軟性があり軽量で、多くの空気を含むことが
でき、保温性、透湿性に優れているので、ダウンジャケットだけ
でなく、寝袋など、保温性が必要とされる衣類や寝具の高級中
綿として使用されています。


冬のファッションの定番ダウンジャケット
ダウンジャケットとは、いったいどういうファッションアイテムなの
でしょう?
ダウンジャケットは、ガチョウやアヒルなど、水鳥の羽毛(ダウン)
を中綿に使用した防寒着のことで、一般的にジャンパースタイル
のものをいいます。
ジャケットの表面は、通常ナイロンを素材とした生地がキルティン
グ加工されており、その内部にはダウンが詰められていて、寒い
気候のなかでもこのダウンの優れた保温性により、体温の低下
を防いでくれるのです。


暖かさの秘密はダウンボール
高品質の羽毛を使用したものは、水鳥の胸の部分にある、一羽
から数十グラムしか取れない貴重な羽毛(ダウンボールと呼ばれ
る)が使用されており、このダウンボールが中につめこまれたもの
は、軽く、柔らかな感触でごわつき感がありません。


ダウンジャケットの歴史
ダウンには、その特徴である保温性に加え、体から出る汗を放出
させる特性があり、さらに軽量であるため、もともとダウンジャケッ
トは、寒冷地での野外活動に適した作業用防寒服だったのです。


日本では1980年代に、アメリカ空軍パイロットの防寒着をモチーフ
とした衣料がヒット商品となり、広く普及したそうです。
現在では、デザインやカラーもファッショナブルになり、タウンユー
スとして、冬場のファッションには欠かせない定番アイテムのひと
つになっています。


SMAPの木村拓哉氏をはじめ、人気俳優達が着用していたことで、
レディースのみならず、メンズのダウンジャケットも大変な人気です。
また、現在はダウンウェアの大御所であるモンクレールやファッシ
ョンブランドのバーバリー、アウトドアブランドのノース・フェイスや
パタゴニア、リーズナブルで機能的なユニクロなど、アウトドアメ
ーカーだけでなく、多くのブランドが高品質で様々な機能やデザイ
ンのダウンジャケットを数多く市場に送り出しています。


i入荷NO1のデ゛ュべディカ
知名度において、フランスを、いやヨーロッパを代表するダウンウ
ェアブランドともいえる、モンクレール。
しかし、このイタリアのブランドである”デュベティカ”(DUVETICA)
の登場で、その地位も不動のものとはいえなくなりました。
デュベティカは、もともとモンクレールの親会社の幹部だったジャン
ピエロ・バリアーノ氏と、プロのダウン職人たちが集まり、2002年に
創設したブランドです。
ジャンピエロ・バリアーノ氏は経営面だけでなく、モンクレールのデ
ザイナーとしても活躍していた人物です。
その彼が立ち上げたデュベティカのダウンジャケットは、中面のダ
ウンを厳選し、モンクレールのものより上質なものを使用している
というこだわりようですので、その暖かさは折り紙つきといえます。
このブランド名であるデュベティカとは、羽毛(ダウン)のフランス語
であるDUVET(デュベ)と、論理や道徳といった意味を表すイタリア
語のETICA(エティカ)を組み合わせたものです。
そんなところからも、ヨーロッパテイストが十分に漂うブランドといえ
るでしょう。
しかし、2003年には、世界に先駆けてデュベティカを市場に展開し
たのは、なんと日本が最初でした。
そして、2010年には東京は青山に、デュベティカとして初のフラッグ
シップとなる大型店舗を開店しました。
日本で展開する経緯について、その理由のひとつとしてジャンピエ
ロ・バリアーノ氏は、日本人のダウンの品質を見る厳しさをあげてい
ます。
日本でのデュベティカ展開は、そんな日本人が納得できる、高品質
のダウンジャケットであるという、自信の表れともいえます。
それだけでなく、このブランドの特徴として、同じモデルのダウンジャ
ケットでも最大25色のカラーバリエーションをそろえているというとこ
ろです。きっと気に入った色のダウンジャケットを見つけることができ
るでしょう。ちなみに上記の東京、青山のデュベティカ店舗は、オール
シーズンオープンしています


進化してゆくダウンジャケット
昔は、ダウンジャケットといえばごわごわしたイメージがありました
が、今ではすっきりとしたシルエットのデザインも多く採用され、と
てもファッショナブルになりました。デザインだけではなく、ダウン
ジャケットそのもの、中綿の羽毛やキルティングにも最新の技術
が取り入れられ、ハイブリッドダウンと呼ばれる物が登場したり、
表面の生地も羽毛が飛び出しにくく、丈夫で軽い新素材が使われ
るようになってきました。


このように、軽さはそのままで、さらに暖かく、丈夫でデザイン性に
とんだダウンジャケットが、ウインターシーズン定番ファッションとし
て、今後も展開されてゆくでしょう。

         「ダウンジャケット手入れ選び方」より転載

明日の学習会の参考までに。

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生かしていただいて ありがとうございます。 


19:39, Thursday, Mar 12, 2015 ¦ ¦ コメント(1)