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2017年 7月10日

「少しずつまともになっていく」7/10(月)
浄土真宗の親鸞(しんらん)聖人は、
「自分が悪い癖を繰り返す悪人だと自覚し、
深く己を省みれた人間ほど救われる」とおっしゃり、
このことを悪人正機と言われました。


それは、
「本当の悪人は、自分が悪い癖を繰り返す
悪人だと思えない。それが悪いことだと気付けない。
気付けない間は、悪い癖の罪を犯し続け地獄に堕ちる
業をつくり続けるからだ」と。


今日の朝のお勤めでは、
2017年の前半を終了し、
今日より後半に突入するために。、
個々人が日常の仕事や生活習慣の中で
無意識に繰り返している悪い癖を事例を通して個々人に
気づきのフィードバックをしていきました。


本当の自分を知るという事は、まさしく癖だらけの自分、
こだわり、かたより、とらわれだらけのお粗末な自分の
ありのまま姿を知っていくということです。


知って、頷いて、そこを意識して生活努力することによって
少しずつ少しずつ人間がまともになってゆく。


自分のことじゃない。そんなことは人のことだと思っていた
ことが、すべて自分のことであったと頷いていける。
自分の心の中にも巣食う同質の自我であったと気づいて
いくことを繰り返すことによって、少しずつ自らの行動や
志向に変化が起こってきます。


まともだと思っていた自分が一番まともじゃなかったんだ。


表面的な善人を装っていた自分の姿が丸裸にされていき、
もはや自分を自我でつくろうこともなく、飾ることもなく、そんな
ことより、とん臭くてもいいからより純粋で素直で謙虚な
素の自分でいいから生かされて生きようとしていく。


傲慢さに「はっ」と気づいてと、
何度も何度も素の自分に戻されていく。
そういう自分の生活習慣が身につけば
自然と救われていくってことですね。


そしてこれが悪人正気。悪人自覚正気ということです。


自分をがんじがらめにしていた気の遠くなるようほど
着こんでいた自我の鎧をその都度脱ぎ捨てていくことを
目的としてみんなここに集まってきたような感じがします。
本人はまっちたく無自覚ですが・・・。


ただ、はっきり言えるのは、
自分を守ろうとする自我の鎧を脱ぎ捨てれば脱ぎ捨てるほど
愛情心が育っていきます。
そうすると運気が少しずつ良い方向へと
変わっていくのです。


ほんとうに少しずつですが・・・。


頑張りましょう!!





09:12, Monday, Jul 10, 2017 ¦


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