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2015年 7月10日

「色止めしてない、アットリーニ」 7/10(金)
濃紺のアットリーニのジャケットを水に入れた途端、

「なんじゃぁ・・ こりゃあぁぁぁぁ!!!」一瞬でプワッ~~~と色が
流れ出しました。「やられたぁぁ、まさかやなぁぁ」。

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流れ出した濃いワインカラーのような染料は、10秒もすると、
あっという間にこの通り。

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染めた後、まったく色止めをしていないのではないかというく
らい、どんどん流れ出して止まりません。


このままだとキュプラの袖裏もワインレッドに染まるし、着ている
時に汗をかいても色移りしてしまうので色止めをします。

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まずはもう染まってしまっている袖裏のワインレッドをシミ抜きで落
としおいて、染料を繊維に金属結合させて取れにくくする色止め剤
に漬け込むと、色は出てこなくなりました。あのままだとヤバイことに
なっておりました。

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しっかり色止めをしてから、乾燥し、色ムラなどをチェックして仕上げ
にかかります。

fhhf
これまでアットリーニも相当な数を洗っていますが、ここまで激しく色が
流れ出すものはありませんでした。


まるで、後染めして色止めをしてないかのような色の出かたですが、本当
にインポート、特にイタリアものは染色堅牢度がメチャ弱い。

hhk

色止めをしてから熱をかけて乾燥させ、色落ちを防ぎます。
それにしても、白のドレスシャツを着た上にこのジャケットを着て雨が
降ったら・…ワインづけのシマウマ模様になってしまってるやろうねぇぇぇ・・・・。

hjk

それぐらいのリスクをおかしてもアットリーニを着るって気に
は・・・なりませんなぁぁ。まっ、色止めしたことだし。とりあえず。


生かしていただいて ありがとうございます。


12:08, Friday, Jul 10, 2015 ¦ ¦ コメント(6)