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2017年 5月10日

「結びの力」5/10(水)
今日の早朝は、
まさに浄土真宗の生活信条の
「み仏の光をあおぎ 常にわが身をかえりみて 
感謝のうちに励みます」を、みんなで深く味わいました。


自分の本当の姿がなかなか見れない。
だから人が必要なのでしょう。
人の言葉や感じていることを通して、自分の本性というか、
嫌な姿、頑なな自分の姿がはっきりと知らされてきます。


昨日の嶋田のブログには
伊勢丹のスタッフたちの様子のありのままが
書かれておりました。


≪新人嶋田の修行記≫より転載

「各々が忙しい忙しいとばたばた動き、
それぞれの仕事をし、同じ空間にいるのに
みな違う方向を向いているような。

たった4人しかいないのに
難しいものなのでしょうか。

私自身もっと素直に感じことを吸収しなければ、
発信しなければ、と思うことが多いです。(以下省略)」
≪転載終了≫

なんとまあ・・・・と、胸が痛みます。


この言葉をどうとらえるのか?


わしだったら、
ほんまに冷や汗が出る。


自分のことばっかり考えていて、
なんと傲慢だったんだろうかとオゲがでそうになる。


いつの間にか人を傷つけてるなあ・・と深いため息も出る。


周りをもっと見渡そうと、反省する。
声をかけようと・・、客観的視点を持とうと・・・、とにかく喘ぐ。


考えてみんさいや、
身近な人間を気遣って
温かさを与えられんような人間が、
どうして心ある接客なんてできるのか?


表面的な接客やサービスはできても、
やっぱり深味がないというか、心配りが練られてないというか
わしは嫌じゃね、そういうサービスは。


まずは現在はそのための「基本のき」を
学んで身につけようとしているわけで、
確かに余裕がないかもしれませんが、
だからこそ、周りに気を配る配慮がいる。


こういうときこそ、
その人の本性が出てくるからね。


だからこそ笑顔で
踏ん張って今の課題を乗り越えていく覚悟がいる。


サービスは日ごろの小さな積み重ねなわけで、
その積み重ねを当たり前にできないと
決して次にはいけないのよ。


スポーツでも武道でも何でも
学ぶには学ぼうとする意欲と謙虚な姿勢が必要だし、
出された宿題や課題は絶対にやり遂げようとする
ガッツがいる。だから今頑張らないと
どうしょうもできない。


ただ、、
正直言って若い力がいなくなると、改革は止まるでしょうねえ・・。
見えないから、すぐ以前と同様に戻るでしょう。
無意識にそうなってしまうのよ、
人間って楽なほうへ・・ですから。


躍動する
生きた「いのち」が宿らないと、
常に真摯に、誠実に、そしてガチで
「おもてなし」の心で接客しようとする意志と意欲がないと、
その場は絶対に緊張感のあるワクワクは生まれないからね。


馴れ合いや、
今まで通りの延長じゃあ、
まずダメなんですよ。
常に変化しようと意欲的なチャレンジャーでないと、
その場の空気が滞り、濁るんですよ。


だから工房では
常にガチで品物と向かい合って妥協がないわけで、
だからその場には何が起こるかわからない緊張感と
ワクワクがある。


また、そうじゃないと面白くなくて、
マンネリや惰性じゃあやってられないからね。


ここはそういう場だから。


だからここまで来られたんだと思うよ、
このガチの姿勢を崩す気は、
これっぽっちもないから。


サービスは、
自分の生き様がまるっきり反映されていくわけですよ。


自分の家族や子どもにも
大手を振って見せれる優しく強い生き様を学び、
身につけるために真剣に努力する場がここなんで。


だから、
今回ばっかりは半端なく頑張ってほしい。

07:33, Wednesday, May 10, 2017 ¦