トップページ
2016年 6月1日

「理想の組織を造るために」6/1(水)
「理想の国家を造るためにしなければならないこと」

 国は小さくして、住民は少ないほうが理想の国家です。
様々な文明の道具があっても使わないようにさせ、住民
には生命を大切にさせて、遠くへ移住しないようにさせま
す。

舟や荷車があっても乗ることがなく、鎧兜や武器があり
ましても、これを並べるだけで使うことがないようにさせ
ます。

住民には、文字のない太古のように縄を結んで記号とし
て使わせます。

自分の国の食事を美味しいと思い、自分の国の衣服を美
しいと思い、自分の国の様式の家に安住し、自分の国の
習俗を楽しむようにさせます。

隣国がすぐ近くに見えましても、隣国の鶏や犬の鳴き声が
聞こえるほどでありましても、住民が老いて死ぬまで隣国
との往来をさせません。


ここで言う老子の理想の国家の姿を、何と過激で時代遅れ
の考えだと思う現代人は多いことでしょう。
 
しかし、現代のイギリス・ドイツ・フランス……、移民政策を
実行した国々では街を破壊するほどの住民同士の騒乱が
頻発しています。

過去の歴史を見ましても、千年経過しても同じ国内のおい
て違う民族同士が争うことが起こります。

民族問題とは、どんなに美辞麗句を使って怨念を解消しまし
ても、解決は難しいのかもしれません。

民族問題は人類のサガと割り切って、お互いを「尊重して」
棲み分けするほうが、穏便に世紀が進むのかもしれません。

この老子の理想の国家になれる可能性を持つのは地理的に
も内容的にも日本が一番近いようです。

日本は資源がない貿易立国ですから、経済交流だけに限定
して交易して鎖国をすれば、老子の理想国家が出現するでし
ょう。

すでに日本を愛して帰化した外国人が、日本人として平等
に暮らせることを保証するのは大切です。

そして、逆に日本が嫌いな日本人には、お好きな外国への
移住を進める政策がよいかも知れません。

日本で安全に暮らして大金を稼ぎながら、日本が困り不利
になることに嬉々とする輩が存在するのは自然(道)なこと
ではありません。これほど卑怯で不公平なことはありません。
これからの日本の大問題となるでしょう。

「老子の言葉 写真集」下巻 著:谷川太一より掲載


今日この老子の言葉を読みながら、うちのスタッフたちが異
口同音「この理想の国家を造るためにとは、言葉のニアンス
は違ったとしても、まさにNCという小国である、この会社を造
るために行われてきた内容と同じようなものですねぇ。
つくつぐそう思います」と関心していました。


私もこの内容を読みまして、「その通り」と、とても共感しなが
らも、ここがやってきた方向で間違いなかったと安心しました。


決して老子の本を読んでそのようにしてきたわけではありま
せんが、やはり理想を目指すと自然とそうなってしまうのだと
いうことが、あらためてはっきり分かりました。他の民族のと
ころは、素直な人たちと、自己中の人たちと読んだらいいです。


で、そのお蔭で、本当に理想的な強くて優しい組織人財が育
成されてていってます。そしてなによりそういうものが育つ土
台がしっかりできているので、何があったとしても足腰が強い
ので揺らがない自信があります。時間はかかりましたが、ここ
まできました。ありがたいことです。

10:03, Wednesday, Jun 01, 2016 ¦ ¦ コメント(0)