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2018年 4月1日

「しつらえ」4/1(日)
おもてなしの心としつらえ


「しつらえ」と言う言葉はなかなか使うことがありませんが、
千利休が示された茶道の「茶の七則」と言われるものがあ
るそうです。それは茶道における「もてなし」と「しつらえ」を
基本とする教えだそうです。


「しつらえ」を検索しますと、しつらえ しつらへ 【設え】


しつらえること。準備。
「食事の―がしてある」「会場の―をする」「照明の―がない」
とあります。(【三省堂大辞林】参照 )


お客様をおもてなしすること・・・「おもてなしの心」を持って、
「おもてなし」をより効果的に形にしてお届けするためには、
事前に充分な準備が必要だと思います。


お客様の趣味趣向に合った“場”や“空間”などの環境整備、
食事や品物と言ったおもてなしを具現化したものへの心配り、
サービスや心遣いなど、お客様の気持ちに沿って、お客様を
イメージして最大限のおもてなしができるように準備万端整
える必要があります。


つまり、おもてなしを具現化するにも、万全を期して準備し、
おもてなしが効果的に発揮できるように筋道を整えることが
大切です。


「しつらえ」は、「おもてなし」を施していく上での重要な役割を
果たしていくことと言えます。

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この4月4日(水)から6日(金)の3日間、
私が住職を勤める長松寺で志和組聞信部春の大会が開催されます。


来週の一週間は4月28日オープンする店舗の打ち合わせや細部の
調整等のため、某デパートやパートナー企業との打ち合わせがあり、
私は4日の夜の9時10分着で広島のお寺に帰り、5日の追悼法要に
参加した後、その日の5時20分の飛行機で千葉へ。


6日は本社で打ち合わせを終えた後、やはり夜の9時10分着で広島
のお寺に戻り7日の保育園入園式に参加し、園内研修を行って、
午後5時20分の飛行機で千葉に帰ります。


「しつらえとおもてなし」のことですが、これに関してはこの会社に
来てからというもの徹底的に法子さん(山田社長の奥さん)に学
びました。というか、常に法子さんが創造する「しつらえとおもて
なし」の会社環境にいますので、自然と身に付いていくものです。


そしてそういった企業文化のエネルギーがうちのカラーとして
いろんな場面で発信されていっています。
そのエネルギーに感応したり共鳴共感する人がうちのお客様と
して末永いお付き合いがはじまるわけです。


これは私たちが住んでいる社宅の北子安庵も私なりにみんなが
潤える豊かな空間を創ることや、整理整頓掃除を心掛けている
一つです。うちの仕事に携わる人間がパサバサして潤いがなか
ったり豊かでなかったりすれば、それは当然仕事や作品にすべて
顕著に出てきます。


だからそういった意味では環境整備、豊かな環境づくりがとても
大切た゛と私は思っているのです。


社長の介護でヘルパーさんが北子安庵を訪問されると、いつも
部屋や家全体のしつらえに「これはどなたがされるのですか?」と、
びっくりされるそうです。


社長は「うちの代表がみんなやってるんですよ」と言うと。さらに
びっくりされるそうです。


というように「しつらえとおもいなし」については、とにかく私たち
の仕事はサービス業ですから、当たり前というか、もう生活の一
部そのものになっていると言っていいです。


お寺もサービス業って知ってました?
4日から6日の3日間、沢山の人たちがうちのお寺にお集まりにな
るわけですから、当然それなにりの「しつらえとおもてなし」をしな
くてはなりません。
そういったものを細部に渡って今日の朝、副住職に伝え、より具
体的な指示を行っておきました。


つまり、おもてなしを具現化するにも、万全を期して準備し、おも
てなしが効果的に発揮できるように筋道を整えることが大切なの
です。そして、具体的な「しつらえ」のイメージは、「おもてなし」を
施していく上での重要な役割を果たしていきます。


自分が相手の立場だったら、この「しつらえとおもてなし」の必要性
はとてもよくわかるはずです。


やはり人間は快か不快か、どちらかですから。

07:48, Sunday, Apr 01, 2018 ¦ ¦ コメント(0)