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2014年 4月22日

4/22「江戸時代になかった“シバザクラ”」
 今日から5日間続く都内での予定に備えて、
昨晩日光から東京に戻ってきました。

 一昨日の天気予報では、
雨の予報だった今日ですが、
東京は朝から快晴で、
気温も20度まで上がるとのこと。

 どうやら、
どこかに行っていた「春」が、
帰ってきてくれたようです。

 日光も暖かくなるようですから、
この分なら今日中に「お江戸」の「ヤエザクラ」が、
咲き出すかも知れませんね。

 ところで、
今日は、
28年前に「お江戸」を父がつくった当時のことを、
私よりもよく知っている弟の義次専務から、
先日聞いた話をご紹介させていただこうと思います。

 今では、
どこからか種でも飛んできたのか、
江戸時代の日本にはなかった
南西アジアと地中海沿岸が原産地の「ムスカリ」が、
お堀端で咲いたりしている「お江戸」ですが、

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開村当時に植栽した植木は、
時代考証に合わせて、
すべて江戸時代に咲いていた草木に限って、
父が選んで植えたものばかりだったんだそうです。

 たとえば、
お堀端で今咲いているお花を見ても、
「シャクナゲ」も、

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「スイセン」も、

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江戸時代に咲いていたお花です。

 その中で、
父が敢えて唯一例外として植えたのが、
お堀端に植えた、
北米原産の「シバザクラ」なんだそうです。

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 華やかに咲いていた「ソメイヨシノ」が散って、
次に「ヤエザクラ」が咲くまでの間、
お堀端が寂しくならないように、
との思いがあったのだと思います。
 
 明日父のところに近況報告に行きますので、
聞いてみることにしますね。

08:56, Tuesday, Apr 22, 2014 ¦ ¦ コメント(0)